17.閑話休題:夢
スーパーで買い出しをしていたはずが、
なぜか敵に追われ、
森の中に逃げ出し、
狼伯爵のような人に導かれるまま、
狭い洞窟を抜けて、
最後、行き止まりのところは、
土を手で掘って、
やっと地上に出て、
やったー、うちに帰ってきたぞ。
我が家の居間に内風呂があり、
その浴槽に父が浸かっており、
「お帰り」
「ただいま。でもパパには
あの洞窟は無理だと思うよ」
外は花見見物客が
川沿いの土手を歩いている。
その土手の下に温泉があり、
我が家の居間から
木の通路で繋がっている。
「次はあの温泉に入ってくるよ。
うちから繋がってるのに、
まだ入ったことないの?」
「そういえば、忙しくてまだ入ったことなかった。
でも、裸であそこまで歩いていくの、
恥ずかしいね」
うちはオープンなので、
近所の人たちが勝手に入って来る。
赤ちゃん可愛いのね。
と言って、可愛がってもらっているうちに、
雑貨屋と勘違いした若いカップルも入ってくる。
灰青色のペンキで塗られた木の板でできたBOXは南フランス風で、
低い物入れはアンティーク調で、
ニスで光った木でできていて、ベンチにもなり、
黒い金具の取っ手もついている。
洗濯物の上に置いてあった、
ナチュラル系のTシャツを取って、
これ、いいね、なんて言っているけれど、
「それ、売り物じゃないですよ。
ここ、お店じゃなくて、私のうちです」
と言うと、
ごめんなさい、と去っていく。
「おいくつですか」
「30です」
「若いですね! 20歳かと思いました。
お友達になりましょう」
全部夢でした!!!
うちにそんな家具ないし。
そんなオープンに近所の人、入って来ないし。
居間にお風呂なんてないし!
でも、起きたとき一瞬、あれ? と思いました。
居間で昼寝してたので。
赤ちゃん、ここ数日、
生えてきた下の歯でおっぱいを噛むようになり、
難儀しています。
「痛い痛いだよ!」とたしなめるように言うと、
笑われてしまいました。
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おっぱいを異性に対してアピールしている
グラビア画像を見ると、
あれは赤ちゃんの食べ物なのになあ、と、
何か滑稽な気持ちになるようになりました。
あれは、牛の乳と同じで、
機能的な器官なのになあ。
不思議なものです。
女性にしか無い器官は、
男女の差を意識させるため、
それが性的なアピールになるのでしょうね。
女性の方がまつ毛が長いので、
よりまつ毛が長い方が
魅力的だということになるし、
女性の方がウエストがくびれているので、
よりくびれているのが、
女性的で魅力的ということになるし。
逆に、男性の方が筋肉があるので、
女性は筋肉に男性らしさを感じて
魅力的だと思う。
異性なんですよ! 異なる性なんですよ!
ということをアピールするということなんですよね。
でも、まつ毛は目にごみが入るのを
防ぐための器官だし、
筋肉は動くための器官だし、
おっぱいは、赤ちゃんの食べ物なんだけどなあ。