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男が圧倒的に少ない世界に、僕は巻き込まれた?  作者: ペンネーム宇津井健
異邦者での生活環境整え編

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第6話 昨日の身体測定

話途中でどうやら病院に到着したようだ。この病院も地下駐車場があって、僕らは地下駐車場に潜った車から降りて病院へ向かう。そこにもまあ看護師さんがいっぱい集まっている。怖がらない男性という情報は得ているらしく、まあほぼ野次馬みたいなものかな?その中から白衣を着た女性が出てきて僕の前に立つ。


「ようこそ恵比寿病院へ。私が院長の中村美恵(なかむらみえ)よ、今日はよろしくね」


笑顔で握手を求められたので握手で返す。


「石川香です、よろしくお願いします、中村さん」


そして僕の後ろで立っている3人にも声をかける。


「じゃあさっさと測定検査するから付いてきて、局長と警察官さんは護衛よろしく」


黒髪のボーイッシュな髪型した、こちらも低身長な可愛い系のお姉さんに手を引かれて付いて行くことに。エレベーターには全員乗れないんだけど5人看護師さんが乗って、あとは中村さんと石島さん、鹿島さんに名前をやっと聞けた高田さんが乗ってエレベーターが閉じる。7階に到着して護衛と共に検査室へ向かう。


「では、ここで検査着に着替えてほしいの。ぱっつんぱっつんになっちゃって着づらいと思うから、誰か手伝ってあげて」


と中村さんが言うと我も我もと集まってくる、僕の服もサイズチェックするので預かりたいという事で服も預かってもらう事に。まあこの世界で僕が着られる服はオーダーメイドになりそうなのでやむを得ない。


どうにか着替え終えて検査を開始する。見えたのはどうにも僕の身長より低い身長測定器。案内されたのはその奥だった。こちらは、高いね、僕も余裕で測れそうだ。

「じゃあまずは身長測ろうか。石川君、ここに乗ってね」


言われるがままに測定機に乗り自動で測られる。


「191cmか、大きいね」


「待ち合わせの目印によく使われてますね」


「あっはっは、確かにその大きさなら目立つもんね。次は体重だよ」


隣にあった体重計に乗ってみた、筋肉量や体脂肪率なんかも測れるらしい。


「123kg、ふむふむ。体脂肪率が9.2%か、随分絞ってるんだね」


「まあ鍛えてますから」


「お、この骨量はすごいね、9.8kgは驚異的だ」


「恐れ入ります」


付き添いの2人と局長は「石川君は相当強そうだ」なんて考えている。実は身体測定だけではなく遺伝子情報も確認する必要があるので、暴れられたら止められないなあ、まあ石川君が暴れるなんてことはしないだろう、と踏んでいたそうだ。視力検査は両目裸眼で『今のところは』2.0。動体視力も『今のところは』良好。保管省職員に、警察庁幹部にするのはどうか?とコソコソ話をしているが僕には聞こえていない。聴力検査とレントゲン、CTとMRIで色々検査中な為だ。最終的に僕の望む職を与えるという事で決着がついている。バッグの中に入っていた学生証はこの世界に存在するものではないため、学力は大学生レベルであるとみなされ必要であれば社会に出ることについてもバックアップは惜しまない、バイトをしていると聞いているので社会に対する理解も一定の水準であるだろうと。着々と石川香(ぼく)の身体の検査が進んでいき、ついに遺伝子情報の検査になる。


「さて、この機械は何かわかるかな?」


「不勉強ですいません、僕にはわからないです」


「正直でよろしい。これは遺伝子を空気に触れさせず検査するための装置なんだ。さて、勃起できるかな?」


「いきなりですね。うーん、何か情報が欲しいです」


「それなら検査の前にカウンセリングをしようか。そこの3人は護衛待機室で待っててほしいんだけど」


室長として就任以来ここまで協力的な男性がいなかったこともあり同行したい旨を伝えたところ断られてしまった。


「メンタルバランスがもしかしたらギリギリのところかもしれないのにぞろぞろ来られたらカウンセリングの意味なんてなくなっちゃうんだから、今までの男見たらわかるでしょ?餅は餅屋に任せなさいって」


そう言われカウンセリングルームへ2人が行ってしまった。カウンセリングは通常30分で終わるのでその間に石島局長は男性保管省長へ、鹿島警察正は警察総監へ報告の電話を行う。それぞれ石川香の保護施設や警備体制を固めるために。カウンセリングは速報という形で流れてくるためその情報も含めて今日は忙しくなるという覚悟も決めて。


1時間以上かかったカウンセリングが終わりいよいよ遺伝子提供だ。中村院長の巧みな話術のおかげで僕の頭の中を色々引き出されて、ついでに猥談なんかもしてしまい、もう抜きたい気持ちでいっぱいなんだ。早く鎮まらせないと…


「石川君、準備万端みたいなのでこちらへどうぞ、装置の使い方説明するから3人はまだそのまま待っててね」


そして初めての遺伝子提供が無事終わり僕はとりあえずスッキリした。院長も「必要以上の量でありがたい!」なんて言ってくれたので定期的にお世話になろうかな、いつでも来ていいよと言ってくれたのでその言葉に甘えさせていただきます。まあ週一度通う事になるんだけどそれは後の話。院長が3人にコソコソ言ってるけどなんだろう?僕が聞くべきではないからコソコソ話をしてるんだろうから僕は黙っておくべき。

ちなみにそのコソコソ話の内容はこんな事だったらしい。


「あの子、精力凄いよ。普通1回がやっとなのに7回連続だもの。どうやら溜まってたみたいでね、これは私にもチャンスあるかな?」


「遺伝子情報はどうだったの?速報は出せるでしょ?」


「速報としてなら…『パッと見た感じ』では遺伝子情報が大きく異なっていてね、精査する必要あるから明日の午後に結果を流すよ。局長宛てにするか省長宛てにするか」


「私に回してちょうだい。今石川君の居住地検討中だから」


「居住地の警備固めたいから今日は保管省に詰めていい?総監には話通してあるし」


「残業手当つきますー?」


「当然でしょ、男性案件なんだもの」


「でね。彼、装置ギリギリの大きさだったよ。装置に入りきらなかったらどうしようかなって思ったけどギリギリ入ってよかった。長さも大きさも相当なものだよ」


この会話は僕に届いていない。お腹減ったなあって考えていたので昼食は警備ガッチガチに固められた状態で外食。希望を伝えて牛丼屋に行って特盛を7杯食べて牛皿を18枚食べた。


そして保管局へ行って拘束されたんだ。拘束室ってなんだろう?とちょっと思ったけど気にしてもしょうがないよねと思って考えるのをやめたんだ。なおSNSでは「目撃情報」でトレンド入りし僕はその日から時の人になったらしい。まだ僕は知らないんだけどね。

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