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第一章〜何から始めるか?

おはようございます。書かせていただきました。よろしくお願い申し上げます。

さて、何からはじめるか━━?僕は本格的にそれを考えなければならなかった。

このまま何もしなければ、ただの宝の持ち腐れ、無用の長物、骨折り損のくたびれ儲け、猫に小判、に過ぎなくなってしまうではないか。

しかし、その活用方法 考えるのは意外にも難しいものだった。なにしろ、モノのスケールがでか過ぎる。地球を 破壊できてしまうのだ。って言ってから 試し撃ち、実験の(たぐい)が全くできなさそうなのだ。

だって、一度でも使ってしまえば、僕もろとも地球自体が吹き飛んでしまうのだから。ならば、この僕でさえこの爆弾が本当に起爆してくれるかどうか、分かり得ないことになってしまう。あのアメリカ軍でさえ一発の核爆弾の実験を何十回もやってデータを集めなければならなかったのだから。

それは問題だ━━。そもそも、僕が世界最強の爆弾を作り上げたと主張したところで、実際にそれが爆発している画像なりなんなりをみせないことには、発明したのが本当なのかどうかを判定出来ないのではないのか?

確かに。

このままでは僕はただ時間とお金を無駄に使っただけの阿呆あほうにすぎないのではないのか?

しかし、せっかくの発明を僕は活かすしかなかった。それはおそらく 人間の本能というべきものだろう。労働には必ず対価を求めずにはいられないのである。苦労して作り上げたのである。

ところで。まず言っておきたいのは、僕が史上まれに見る天才であるからこそ、この発明品に初歩的な技術的欠陥(けっかん)はないということである。つまり、僕自身か発破スイッチを押さない限り、どんな理由であってもこの爆弾は爆発しないということである。何らかの要因による誘爆の可能性もないわけである。たとえ火事が起きても地震が起きても。

さて。まずは、発明の社会における意義をかんがえなければならない。国際秩序を乱してはならないのはもちろんだが。

そもそも何の目的で僕はこの発明をしようと決意したのか?それは、アイツらに対する復讐の為なのである。アイツら・・・。

ご覧になっていただきまして誠にありがとうございました。

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