【詩】昇日
日が昇って朝が来る
眠い目擦って早朝に
汽笛 耳鳴り
動き出す 走り出す車
すれ違う人影 家 家
もうどうしようもないくらい
街は空っぽだ 空虚だ
飲食店 カラオケ パチンコ 居酒屋
団地 高層ビル 工事現場
広告募集中看板 カフェ 雑貨屋
洋服屋 家電量販店 ホームセンター 郵便局
ほしいこと したいこと
休日なんて暇潰し
ならばもう 用はない
荷物もない 未練もない
結局は日常 生活
いいご飯も洋服も
人と食べてこそ
会って話してこそ
社会性に舌打ちしても
僕ら人類 繋がりの中でだけ生きられる
生きている ただ生きている
樹状生命の鎖
腐る体 繋ぎとめる楔
受け止めて 受け入れて
先へ行け ただ創れ
創作こそ 芸術こそ
最大の娯楽 暇つぶし
振り向いてほしいとか 目立ちたいとか
そうじゃなく 受けた人が
観た人が 読んだ人が 聴いた人が
人生の中の数分 どうせ忘れる数秒
日常に戻る瞬間 液晶から離れるその時
何かを得ますように 感じますように
消費 昇日 飽和 コンテンツ浪費
暗い未来 だから眠れない それでも日はただ昇る
消費 昇日 飽和 コンテンツ浪費
暗い未来 だから眠れない それでも日はただ昇る