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サブキャラでReスタートの俺  作者: 加納 美香
13/108

第13話 パーティはいいモノだった!

キラー・ビッグアント まぁデッカい蟻だ。

とりあえずこの世界の魔獣は頭に「キラー」と付いている。

どんだけ適当なんだよ。まぁいいけども。


俺達は目撃場所の森に入る。雪丸を先頭に進んでいく。

そう言えばリホさんの眷属とはどんなものなんだろう。

あれ?3匹持てたはずなんだが・・・。俺は聞いてみると

どうやらダンジョンボス戦はほぼしていなかったらしい。

確かに眷属はダンジョンのボスからのドロップだ。

その2匹はと聞いたら

『ホワイトライオン』と『プリティキャット』だった。

ホワイトライオン!いいじゃないか!

プリティキャットは・・・まぁ、とってもかわいい。うん。

俺はホワイトライオンを出してほしいと言うと


「え?戦闘に使えるんですか?じゃあ、レオ!出ておいで」


おお。俺も持っていたがリアルで見てみると超かっこいい。

と、いうか小さくないか?それでも1メートルはあるが。

パーティに入っているからステータスは見れるだろうと開くと


ホワイトライオン レベル1

能力 攻撃力向上 乗用

戦闘スキル 威圧


いいじゃないか。乗れるのか!いいな!

俺はふと、リホさんのステータスに目が行ってしまった。うぉ。

防御力と素早さに特化していた。

妖精であるミネルヴァを見てみると・・・。


ミネルヴァ 水の妖精 レベル1

加護 防御3倍 賢さ3倍

能力 炎耐性付与

魔法 水系


なんでかリホさんものぞき込んでいた。

「すごいですね!それどうやって開くんですか!?」


俺はコントローラで開いて・・・と教えたら

持ってきてないらしい。めっちゃ落ち込んでいた。

でも、パーティに入っておけばいつでも見られるので

言ってくださいと言ったら立ち直ってくれた。


その時だった。雪丸が喉を鳴らす。

キラー・ビッグアントが茂みから出てきた。

でけえな!まじで!2メートルはあるぞ、この蟻!

さてさて、俺の攻撃が通るだろうか。俺は通常攻撃をする。

うーん。矢が刺さり切れない。硬いな・・・。って事で

スネークワンドに持ち替えファイアボールを放つ。

蟻は大きくのけ反り胸の辺りが焦げている。お、いい感じ。

俺は確認したいことがあったのでリホさんに敵を20秒だけ

ひきつけて欲しいとお願いしステータスを開く。


「がんばりまっしゅ!」との言葉と共にレオと突っ込んでいった。


ファイアボールはMP3消費か。ジヴァニアの加護があるので

40が80として・・・。うん!十分だ!

俺はリホさんの背後からファイアボールで援護する。

が、ファイアボールが当たった先には腕と足が切り倒され

既に瀕死の蟻だった。強ええじゃん!リホさん!

俺はファイアボールを放つと蟻は煙となった。何かがドロップ。


俺は今度はロックダーツを放つ。3発連射だった。

1発が蟻の顔面を捕らえ陥没した。そこに雪丸が腕を食いちぎる。

俺達の攻撃は致命傷にはなったので、まだ生きていた。

動きが止まったその蟻にリホさんが短剣を突き刺し、煙となった。

ステータスを見るとロックダーツは消費4だった。消費4でこの威力は

うれしい。そして何かがドロップ。


最後の一匹にもロックダーツを放ちリホさんがとどめを刺す。

そして何かがドロップ。


ふう。ドロップ品は『蟻の触覚』×3個、銅貨9枚だった。

俺一人では厳しかったかもしれない。これぞパーティのメリット!

ほぼパーティは組んだことはないが・・・多分そうだろう。

ステータスを確認すると衝撃的な数字が目に入った。

ファイアボール2発で6消費だろ?そしてロックダーツ2発で8消費だろ?

合計14の消費。基本から引くと残り26。

ジヴァニアの加護の方を見てみると(54)となっていた。

消費も2倍なのか!基礎数値の2倍だからなのか!

俺はてっきり80から14引いてMP66残ってると思っていた!

威力からすると初級魔法なのにめっちゃ効いていた。もしかしたら

威力も2倍となっている可能性がある。それだったら、まぁいいか。


ふと見るとリホさんは興奮していた。こんなパーティ戦は初めてだった!

楽しかった!うんうん!俺もそうだ!リホさんはレオをワシャワシャしている。

俺も雪丸をワシャワシャしてやった。


今日はこの依頼だけで帰ろうという事になり街へ戻り

ギルドに報告し報酬を得た。銀貨5枚ごちそうさまです。

俺達は6:4で分けた。リホさんの方がレベル高いからだ。

本当は7:3と言ったが頑なにリホさんが半分と言ってきたので

間を取ってそうしたのだ。


宿屋は一緒がいいと言ってきたのでリホさんは北の宿を解約して

俺と同じ南の宿にやって来た。


俺達は各部屋に一旦帰り30分後に食事に行こうと約束をした。

その間俺はレベルアップしていたのでポイントを振る。が!なんと

レベルが2上がっていた。そうか、パーティ効果だ。

2名だと経験値が2倍、3名だと2,5倍、4名だと3倍だ。

ありがたや。俺はポイントを振る。10はでかい。


現在のステータスはジヴァニアの加護抜きで

レベル24 HP260 SP64 MP50

攻撃力27

防御6

素早さ13

賢さ15

耐性4

運15

とした。魔法攻撃が非常に使いやすいからだ。

放つ時に少し溜めの様なモノが入るが想像しただけで撃てた。

全部賢さに振ってよかったがやはり今後、片手剣を持つ時に

必要なので攻撃力にも多く振った。


俺達は待ち合わせの1階の受付の所へ行くとすでに

リホさんが待っていた。

またしていた事を謝ると向こうも今来たばかりと言ってきた。

宿屋を出て食事できるところを探す。

建物配置は同じだが中身が変わっている所が多いからだ。

俺はおしゃれな所は苦手と言ったらリホさんもそうだと言ってきたので

俺達はなんか大衆食堂っぽい所に入った。


メニューに書いてあるものを見ると何となくどんなモノかは

想像できたので俺は『フランゴ(鶏)の卵ソース』のセット、

リホさんは『野菜たっぷりシチュー』のセットを頼んだ。


「キョークさんって戦闘に慣れてるんですね。私はあんまり

 戦闘とかしてなかったし。」


俺はいやいや、リホさんも十分強かったですよ。短剣を使いこなしていたし。

と褒め?てあげた。でも、レベルが低いモノが褒めるってどうなのよ。

どうやら経験値2倍イベントの時くらいしかレベル上げしてなかったらしい。

しかし、俺は見た。リホさんが持っていた短剣はいいモノだ。

シャープエッジはレベル100前後で手に入ったはずだ。

そして多分、レア度区分はエピック。


俺は思い切って聞いてみた。その武器の事を説明しながら。

どうやら結構、高レベルなパーティに誘われ、ついて行ったら

コレが出て、貰ったそうだ。


ほうほう!何といういい人たちだ。

それか、このレベルの武器はいらない人たちだったのか。

そっちのほうが可能性があるか。

さらに聞いたら、連絡先とかそう言うのを聞いてきたりしたので

怖くなって抜けたそうだ。その時武器も返すと言ったが

そのパーティのリーダーが謝罪を行い、短剣はそのままでいいと

言ってきたらしい。いいじゃないか!そのリーダー。


「はいおまち!今、サービスの飲み物持って来るからね!」


店員が二人の料理を持ってきた。飲み物も届いて乾杯した。

俺達は喉が渇いていたのですぐに飲んだ!ゴクゴクと!

確認っもせずに!



飲んだものはビールっぽいナニカだった!

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