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水の国 女王と出会うまで

前回のあらすじ

水の国の砂浜で遊んで、寝た。

今回は水の中へマホが入る。

ブクブク

波の音、魚の泳ぐ音が聞こえる。これは夢なのかな。

マホ「起‥‥‥き‥‥。」

 マホが何か言っている。でも、はっきりと聞こえない。

マホ「起きてください!!キータ」

 その言葉に驚いて急いで目を覚ますと、マホ(家)が海の中に入っていた。

キータ「朝から海水浴?」

 頭を掻きむしる。昨日、海水を浴びたまま、お風呂に入ってないから、頭がパサパサだ。

マホ「そんな訳ないです!!人魚の女王の手下が迎えにきたんですよ。」

キータ「招待されてたりしたっけ?」

マホ「されていません。柄が悪く、気持ち悪い笑みを浮かべた見るからに好戦的な手下でしたので、招待というのではなく、カチコミのようなものでしょう。」

キータ「朝からご苦労なこった。」

マホ「呑気ですね。今は様子を見て連いてきましたが、そのまま、連いていていいのでしょうか?」

キータ「いいよ、いいよ。どうせ、くだらない話だよ。すぐ終わる。」

 僕の言葉通りにマホは手下に連いていく道中、女性の人魚が手下に話しかけている。少し錆びた鋼の鎧とは違い、ピカピカの金色の鎧だ。右手には、渦のような模様の3つの刃に分かれた槍を持っている。

マホ「あれはポセイドンの槍ですね。」

キータ「へえー‥‥。え~!?ポセイドンの槍!?たしか、ギリシャ神話の12神の一人、ポセイドンの武器と言われている槍、なんでここに!?」

マホ「全部、説明持ってかれました。あと水を操る力があると言うのも‥‥。」

キータ「知ってる。」

マホ「何でそんなに詳しいですか?」

キータ「前世は科学が発展しててね。鉄の薄い板で映像が見てたんだ。色んな種類のものが見れるんだけど、神様についての説明映像を見るのにハマっていたからかな。」

マホ「そんなものが、しかし、神の国に行ってもワクワクしていませんでしたけど。」

キータ「神はミステリアスなままが良かったからかな‥。理想の姿を想像して、本当の姿を見て、期待した分、落胆してしまう。それは心を持つ物なら少なからず感じてしまう。僕はそれを恐れて、気乗りしなかった。

でも、神たちと話せば話すほど、僕とはかけ離れた能力神様が持っていることを知って、やっぱり神ってすごい、かっこいいな~と神に圧倒されて、目を輝せる毎日だったよ~。」

マホ「そうは見えませんでしたが。」

キータ「ほら、宮殿の中を歩き回って神たちに話しかけてたじゃん。」

マホ「あれってそういうことだったんですね。」

 そんなことを話していると、人魚の女性と手下が話し終えて、人魚の女性は、どこかに去ってしまった。

 再び、手下が女王に向かう為に案内し始めた。

何か、紛争とかあるのかな。じゃないと槍なんて、それもポセイドンの槍なんて、よほどじゃないと使わないだろうし、まぁ、女王に会えば、諸々の説明はしてくれるだろう。

 暗い闇の割れ目に入って行く。結構、潜っているのに中々、着かない。自然の要塞って、このことを言うのかな?めちゃくちゃ深い。水圧もものすごいことだろう。

小さな光が見えた。そろそろ、着くのかな。手下は何も言わないから、分からない。どんどん光が大きくなり、さぁ、出るぞ!と言う時に、さっきの人魚の女性がマホに向かって、槍を向けている。

 あっこれ、攻撃される奴だ。

というのは、マホも感じたのか。

水魔法“水のご加護(ウォーターベール)

で包み込み、水魔法全般の攻撃を吸収して防御の強度を上げるようにしたのだと、マホが自信満々に言っていた。そんな魔法を瞬時に出した。たった1秒後、水魔法の連撃が始まった。前も見えないほどの連撃は人魚の女性が止めるまで続き、水魔法の攻撃を止めさせた人魚の女性は槍で物理攻撃を仕掛けたが、時すでに遅し。水魔法を散々、受けた“水のご加護(ウォーターベール)”はもう、物理攻撃が効くぼど弱くない。ていうか、無敵の要塞と化していた。

こんなことしなくても、何も効かないのに。相手を納得させるためにこうしたのなら、効果はあったようで。

周りの人たちは、人魚の女性の攻撃が効いてないことにざわめき始め、更に人魚の女性が焦ったのか、ペースを上げる。

マホ「そろそろ、終わりにしますね。」

キータ「穏便に済ませてね。」

マホ「分かりました。」

そうすると、

空間魔法“自由なる(フリーヒューマン)

そして、人間の姿に変わり、人魚の女性の周りを俊敏に転移する。

そして、目が回るようになった所で槍を奪う。

キータ「これで終わりか?意外と呆気ないな。」

人魚の女性「まだよ!!まだ!!」

??「そこまでよ!!」周りの人たちがどよめいた。

 すると、見ていた人たちが道を開けているのが見えた。すると、冠を被った少し老いた女性が現れた。

 

キータはこう見えて、怖がりなので外に出ることはないです。他の三人はと言うとぐっすり寝ています。

キータはマホの魔法、空間魔法“音水聞可(ウォーターリンク)”によって、マホの中にいますが外にいる人とも話せるようになっています。キータは水の中でも生活出来ます。しかし、暗いと見えないので迷子になると思います。

次回

ついに女王登場、何やら不穏な空気の水の世界、キータどうする!?

また、読んでくださることを祈る。

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