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地獄の国 宮殿

前回のあらすじ~。

洞窟に入って、トキちゃんに襲われて、魔王が倒れてやっと光が見えて、やっほーい、ついにきたぞ!地獄の国!!

その地獄の国の本編どうぞ

 マグマの川、何処からか聞こえる悲鳴、サキュバスや悪魔、死神が飛ぶ洞窟の上空、よく見ると血だらけの床、これが地獄か~。もっと奥に行くと人が苦しむ所を見てしまうのかな~?まぁっ、行くけどね~。本当に死なないのか、不安なのとワクワクする気持ちで心と頭がパニックだぜ。

マホ「何処に行きますか?キータ」

 隣からいつもの声が聞こえてくる。いつも通りすぎて拍子抜けだよ~。まったく。

キータ「じゃあ、そこの宮殿に行こう。僕、知っての通り、宮殿が好きだから。」

 マホは乗る気ではなく寝ているトキちゃんをじっと見て、不安げな顔を浮かべる。

マホ「この子を返せと言われないでしょうか?」

 僕の事も自分の事も心配してないことに僕は不満な顔を浮かべる。

キータ「絶ーーーーーーーーーーー対ない!!」

 マホはキータに話した私がばかだったと言いたげなため息をつく。

マホ「そんな言いきって良いのでしょうか?もうちょっと、慎重に動かないと‥‥。」

 マホにしては珍しく心配性だ。

キータ「もし、返せと言われても僕が何日でもお願いするわ!!心配するなら、何日で出られるかの心配をしてくれな~。もしかしたら、何年もなるかもしれないから。ずっと無理かもしれなくもなくもない。」

 マホがめちゃくちゃ心配してる。僕に任せていいのかと本当に心配している。信頼も実績もないから、しょうがないぜ!

キータ「トキちゃんはひどい環境にいる。感情を持たず、人殺ししかしてこなかった。まだ、ちっこい子供なのに広い世界で自由にいさせてやれば、多分、いい子に育つ。」

 マホを更に不安にさせてしまったのか、無表情のまま、ガクブルガクブル震えている。

キータ「それもまた、マホや周りの人次第、頼んだぞ。マホ、優しく温かく育ててね~。」

 僕が格好をつけたのが気にくわないのか、

マホ「キータもちゃんと子育てに参加しないと人殺しの作法を毎日、教えますから。」

 マジトーンで言ってきた。

キータ「それだけは止めてくれ。分かった分かったからー!!僕もトキちゃんに優しさや思いやり、感情について、教える。その前にトキちゃんを引き取るための話し合いに行きますか!」

マホ「ハァー、しょうがないですね。」

 入り口は地獄の国一体を見渡せるぼどの高台で少し一望し、地獄の国までの道を下った。地獄の国に入る時、商店街へ入ったが、門に垂れているのが血であることに驚いて食欲が元々ないのにもっと失くなった。

 それに死神、サキュバスや悪魔がこちらに視線を集めて痛い。怖いよー、しくしく。

 マホはまったく、気にしてないどころか、商店街の商品を見ず、前しか見てない。鬼気迫ると言ったところだぜ。

 商店街を抜け、住宅地のマグマ川沿いの大通りを通っていると前から女性のサキュバスの5人組が近づいてきた。

さすがに美人だな~。好かんけど。目の前に来て、両腕に胸を当ててくる。普通の人なら堕ちるわな~。

僕の場合はと言うと

キータ「マホ、もうちょっとで宮殿だ!!宮殿!!宮殿!!」

 女性のサキュバス5人組を振り払い、ガン無視をした。昔、好きな人が美人局でヤバいおじさんが後ろにいたから、全力で逃げきったことがある。

 今は胸を押し付けたところで、脂肪がついてますよ。と言って、怒らせたいがそれよりも宮殿の方が興味がある。

大通りをどんどん進む。何か叫び声が聞こえたが無視をした。

サキュバス「宮殿に行くのね♪無惨にされた様子でも見に行って、更に私を無視したこと、後悔させてやるわ。」

 宮殿までの道のりは長かった。目の前だから、近いかなと思ったら遠回りになってしまった。目的地に着いたし、よしとするか。

宮殿に着いた頃にはトキちゃんが起きて、足で顔を蹴ったり、首を絞めたり、顔面をパンチして、マホに助けを求められて、代わりにだっこさようとしたら、マホをぎゅっと抱き締めて離さなかった。

キータ「懐いてんじゃん。」

マホ「茶化さないでください。」

マホが抱っこを続行することに

キータ「実家にいるような安心感があるんじゃない?」

マホ「家ですから。」

 マホは少し堅い無表情がもっと無表情になってる。

そんなのお構い無く、門を大きな音を立てて、開けた。

 宮殿内でもうるさかったせいか、誰かこちらにくる。

??「ギャァーギャァーうるさいのは誰だ!?」

 不機嫌そうだ。本当に誰だよ、うるさくした奴?

と思いながら横を見ると僕の方を指で指す。

??「そうか、こいつが俺のいい眠りの邪魔をしたとまだ子供じゃないか!しかし、命は平等に奪うのが俺のやり方だ。恨むなよ。」

闇魔法“黒炎喰魂(シャドウイハート)

手を僕に向けると暗い炎が僕に腕のようになり近づいて心臓から魂を抜こうとしたらしいが

??「魂がない!?」

キータ「え!?ないの!?」

??「お前が知らなくてどうする!!」

キータ「話を変えるけど、イケメンさんの名前は?」

 少し照れたような鼻を高くするような態度で

??「俺を知らないでここに来たのか?まぁいい、特別に教えてやろう。俺の名は‥‥。」

 調子に乗らせないようにマホが割り込む。オール

マホ「地獄の暴王デル。キリスト神話で一度も出てこないひとです。」

デル「一言余計だ。そっちは、もしや、無の童長キータか?」

キータ「僕に二つ名なんてあるんだ~。」

デル「知らなかったのか?お前が神の攻撃が効かなくて、子どもっぽい長であるから、名付けられたそうだ。」

キータ「誰から聞いた?」

デル「オールって言う奴から聞いたが。」

キータ「あいつめ。」

 どうやら、オールの手の上に踊らされていたようだ。

一生の不覚だぜ。その事に気付いていた時、門が開き、大通りの女性のサキュバスな一人、こっちに叫んだ人がデルに抱きついてきた。気まずいぜ。

女性サキュバス「デル様、聞いてくださいよ。さっき、人間に無視されて‥‥‥倒れてない!?あれっ?血だらけの床は?死体は?」

その美人な顔でそんな物騒な事言うもんじゃないぜ!

デルがサキュバスに説明し終えるとあからさまに疑っている。

その時、トキちゃんの腹が鳴り、デルがここで食べて行きなと言うので、お言葉に甘えることにした。

大きい部屋に長ーいテーブルにド、ドンと置かれている豪華な料理が出されている。

キータ「毒、入ってない?」

デル「入ってるわけないだろう。そんな人にみえるか?」

キータ「見える。」

デル「心外だ。」

とムスッとしている。

じゅるり

トキちゃんが涎を滝のように流してる。

皆、席に着き、食事をする。めちゃくちゃ美味しい。

山ほどあった料理も完食してしまった。そこでデルに相談しようとしたが

デル「お前、毎回、次の国を王に訊くようだから、先に答えておくが、水の国へ行くといい。あと、そいつを引き取りたいって話なら、まず、番人の代わりを見つけてくれ。」

 言うまでもなく、気付かれていたようだ。

キータ「マホ、何かない?」

 マホは少し悩みながら

マホ「かなり運任せになってもいいなら。」

 僕の手を握り、こう唱える。

マホ「月に、水に、火に、葉に、自然に、恩恵を授けよ、絶対召喚(オールカム)

魔方陣から光を放ち、出てきたのはスライムだった。

マホに鑑定してもらうと

スキル“実力主義(アビリー)

ステータスはトータル不可思議でそれ以上の実力、ステータスを持っていない人は、絶対勝てない。

キータ「それでどうすればいいの?番人にさせるには?」

マホ「召喚したときの効果で召喚した人には従順なので命令すれば言うことを訊きますよ。」

 ということで、スライムこと、ブルーに番人になること、デルの言うことを聞くことを命令した。

 少し、デルと話した後、洞窟を抜け、地獄の国を去った。




 

水の国では少し、重めの内容ですが、キータのつてで何とかする話。

マホについて

マホのスキルはリムルテンペストの大賢者とカビィーの融合型、ただし、食べるのではなく見ることでスキル、魔法を相手の方から取得することができる。それも強さに限らず、その証拠にキータのスペシャルスパースターを取得している。

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