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勝ち組宣言  作者: 藍音
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オリビアの大切な人

〜オリビアの大切な人〜

今日のオリビア達はお出かけ。3日間のお泊まり。馬車の中で、オリビアはとても目を輝かせていた。大好きな人に会えるのだそう。オリビアの大切な人。おばあちゃんに。おばあさまの家はとても大きくシレネ家のメイドよりも遥かに多い人数のメイド達がいた。そんなお出かけにウィルはついてきていた。レイが連れて来させたのだ。ウィルはオリビアの嬉しそうな顔を見て、なんだか少し嬉しい気分になっていた。おばあちゃんの家に着いた時、オリビアはおばあちゃんのところへ走って行き、「おばあさまっ。話したいことが沢山あるの。」と、いつもより元気な声でおばあちゃんに話した。おばあちゃんは白髪かかった金髪で、背が少し低かった。そしてとても優しそうな顔をしていた。後に続いてレイもおばあちゃんに話し始めた。みんなで話しながら館へと入って行った。そのあと、ウィルは紅茶を入れ、おばあさまとオリビア達がいる部屋に入ろうとした時、ある話を聞いてしまった。「それにしても、ほんっとオリビアとレイはそっくりよね、ほんとの双子みたい!」ウィルはこのおばあさまの言葉にびっくりしてしまった。双子じゃないの?と。実はオリビアは捨てられた子。しかし、オリビア自身も自分はどこで生まれ、誰の元で生きてきたかも覚えていない。しかし、おばあちゃんに拾われた時のことだけは鮮明に覚えているとのこと。だからオリビアはおばあちゃんが、大好きなのだ。ウィルはその話が終わってから部屋に入り紅茶をお出しした。そのあと、おばあちゃんの元夫のデュアラーが館へと押しかけてきた。ここ最近、孫がおばあさまの家に来た時に来るのだと。孫を育てたく、連れて帰ろうとしているらしい。オリビアとおばあさまはデュアラーが大嫌いだった。そのことはウィルも信頼関係ができてきて、少し前からオリビアから聞いていたため、変なやつと思っていた。デュアラーは中々家から出て行かなかったが流石に夜遅くになると帰って行った。聞く話によると孫達がいる間は毎日のように来るらしい。しかし、次の日、デュアラーは来なかった。また次の日も。次の日も。それにオリビアはウィルのレベルが上がっているのが不審に思えた。8になっていたのだ。そして、オリビアが倉庫を見に行くと、中からデュアラーの死体が出てきた。オリビアの勘は当たった。ウィルが殺したのだ。とりあえず、ウィルはオリビアに話を聞くことに。すると「オリビア嫌いでしょ?アイツ。だから殺した。それだけだよ」オリビアはそれを聞いて、敬語を使いなさいと言ったが、実はとても胸が熱くなっていた。自分のために….、と。________

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