ver1.09-感染ウイルス
部屋に戻ったは良いものの、特に何もやる気が起きないユヅキはベッドに身体を投げ出していた。眠ってしまえたらどんなに楽のかと思うが、時間が早過ぎて眠れるわけがない。それに……寝ていても夢を見てしまうような気もした。
ベッドの上を数分転がっていたユヅキは、何ともなしに仮想デスクトップを開いた。カーソルは自然と、本来なら繋がる筈もないインターネットブラウザを開いていて、《サモナーシティ!》にアクセスしていた。
特に当てもなく、サイトを見回す。下へとスライドしていく内に《ランキング》というものを見てみようと思った。リンク先は何やら名前、ポイントという欄が用意されている表がズラーッと並べられていた。そして一位は当然一番上に書かれているはずなのだが……。
「……え?」
しかし、1位の枠には文字化けした解読不能の文字しかなかった。
それは一体、どういうことなのだろうか。当然、名前を押してプロフィールへのリンクへと飛んでも変わりない。名前、タイプ、ポイントなど全てが文字化けしていて何が書いてあるかなどさっぱり分からない。プロフィール写真にはデフォルトっぽい太い曲線の棒人間が映っているだけだった。
「……謎だ」
そう呟いてユヅキは元のランキングの場面に戻った。
とりあえず2位、3位と見て行くが……まあ当然、知らない名前ばかりだった。中には神話を模った名前の奴もいるが、そうだとしてもデュエルサモナーとしてのそいつは知らない。
んんー、と唸りながらユヅキは《サモナーシティ!》のトップページへと戻る。何を見ようか――なんてカーソルを動かしていると、それは不意に停止した。
突然アラームが脳内に響き渡る。――オルトロス出現だ。
相も変わらず突然の電子音に腰が抜けそうになるが、何とか脳内のデスクトップを見やる。ポップアップが即座にクリックされると、またも水色ポリゴンの地図が表示された。映し出されたポリゴンは、あまり建造物が高くなかった。精々5階建ぐらいだろうか……。ならば、示している場所など決まっている。下階だ。
ああ畜生めんどくさいうざったい、と舌打ちをするが、動かなくてならない。……死にたくはないから。
「ユヅキッ!」
そう拳を握り、ベッドから腰を浮かせれば血相変えてアンナが入って来た。ノックをしろこの野郎と言いたくなるが、それどころではない。
ユヅキはアンナへとろくに返事もせずに、壁に掛けてあったコートを手に取り、制服の上に着る。ニット帽を深く被ってから。
「じゃ、行って来るよ……」
落ちた気分で、ユヅキはそうアンナに言った。
――ユヅキは街を駆けていた。
まだるっこしい昇降エレベーターを利用して、扉が開いた瞬間にユヅキは走りだした。それだけ、ユヅキは苛立っていたし、焦っていた。別にポイントに余裕がない訳ではない。《サモナー》との戦闘もまだ行っていないし、一応オルトロスだって2匹は倒した。……まあ、加算ポイントはたったの20だったけれど。
一人ユヅキが駆けているのかと言えば、それは違った。後ろではアンナがついて来ている。来るな、と強く言い聞かせたのだが私が行った方が良いとか返してきた。遠くからアドバイスするつもりらしい。その事について問答を繰り返している時間は無いため、うやむやのままここまで来てしまった。
かなり縮小されていた地図はぐんぐん拡大されていく。それはユヅキが出現地点に近づいていることの表れだ。
走る下階の街は酷く人が少なかった。やはり上階と比べれば活気がないと言うべきか。それに出現地点は山のふもとのちょっとした広場だった。それもあって、戦う事に関してはあまり人目を気にしなくて良さそうだとホッとする。
山への道が見えてきた。
「――来い! アスカロンッ!」
走りながらも、ユヅキの身体は一瞬で黒の騎士へと変わった。
地図を見ても、矢印はもう目の前だ。殆ど密接しているようなもの。もう少し、もう少しだ――と全速力で駆けていると、
「――はぁ!?」
突然、赤い矢印が消えてしまった。それと同時に地図もタスクバーのアイコンへと縮小され消えて行ってしまった。
「ア、アンナ! 消えたぞ、どういうことだ!?」
全力で走っていた足を止め、後ろにいるアンナへと捲くし立てるように問いかける。
「それは……多分」
肩で息をしながら、アンナは答えた。その直後、アンナはゆっくりと広場へと目を向けた。ユヅキもそれに従い、目を動かした。
「――お? お前らタッグか?」
そこには、奇怪な存在がいた。
極限まで細い、《アスカロン》より華奢なフォルム。鎧というよりはスーツの印象。暗い黄色のスーツは、長い肢体をより強調していた。頭部もアスカロンのように兜ではなく、どちらかというとマスク。何処か特撮の匂いがしなくもない。
けれど、そんなものより圧倒的に奇妙なのはその腕。また握られた拳も腕同様、腕や腰の細さに比べて異様に大きい。そこだけまるで機械の腕のように無骨で凶暴だった。
拳を握りながら、謎の《デュエルサモナー》はゆっくり余裕を持って近づいてくる。
「そっちの鎧の方、名前は? 俺は――《オクシス》」
ガチャ――何ていう音を立てて、拳を開いて自分の胸へ当てながら言う。
「……《アスカロン》」
その妙な威圧感にユヅキは一歩退きながら答える。その名前を聞くと、オクシスは立ち止まって顎に手を当てて悩む仕草をした。
「ふぅん……知らないな。まあ俺も人のこと言えた身じゃないんだが……その様子を見ると、ビギナーか?」
「わ、悪いかよ」
「いやいや、全然悪くないさ。誰だって最初は初心者だ。……まあ、なら丁度良いかな。なあ、アスカロン。――俺とデュエルしよう」
「なっ――」
「大丈夫だ。俺だってまだ《サモナー》初めて一週間だ。大して経験も積んでない。《スキルサモナー》だってろくなものがないさ。……な? だから良いだろ? 俺を倒せば大量のSPが手に入るぞ?」
大量の、SP……。
思わずその甘美な条件に息を呑む。
「お前は《LEVEL1》だろう? そして俺もまだ同じ《LEVEL1》だ。ということはだ……お前が俺に勝てばSPは400増える。どうだ? やるか?」
「やる」
「え!? ちょっと!?」
「何だよ、アンナ。文句あんのかよ」
「あっるに決まってるでしょう!? これに負けたらユヅキもそれと同じくらい減るんだよ!?」
その言葉に兜の下、ユヅキは一息の笑いで一蹴して答える。
「良いんだよ。……一気に手に入った方がめんどくさくないじゃないか」
ガチャリ、と音を立ててユヅキは右足を一歩前に出す。
「受ける。やろうじゃないか、《デュエル》」
「OK! それでこそ《サモナー》だ」
ユヅキ!? というアンナの声を無視してユヅキは兜をオクシスのマスクへと向け、頷いた。
「……で、どうするんだ? 何をすればいい?」
「ん? ああ、良いよ。こっちから申し込むから」
そう言ってオクシスはその場に立ったまま、視界を少しばかり上にやった。多分、今彼の視界では仮想デスクトップが開かれているのだろう。
そのオクシスの態度の軽さに、ユヅキは軽く苛立つ。やはり、他のサモナーにとってはスリルのあるゲームでしかないのだ。だから目の前にいるオクシスも気楽にやっているし、敵であるユヅキの前でも無防備な姿を曝している。
……畜生。
ユヅキが拳を握っていると、いつの間にかすぐ隣にアンナが近づいていた。
「ユヅキ、大丈夫なの? まだまともに――」
そう何かを言い掛けたところで、ユヅキの脳内にぴこ〜ん、という受信音が響いた。
「おう、送ったぞ」
それとほぼ同時に、オクシスが言う。
半ばアンナのことを無視し、ユヅキが浮き上がったポップアップにカーソルを持って言っている間、
「そこの嬢ちゃん。誰かは知らないが、手は出してくれるなよ? これは一対一だからな。これを破ると――」
「分かってるよ。そんなこと」
「じゃあ退いてるんだな。――ほら、そこの騎士さんも承諾し終わったみたいだ」
YES/NOボタンのYESを迷いなく押すと、先程の地図が再び視界に浮上してきた。今度は赤い矢印ではなく橙の矢印。どうやらこれが、デュエルサモナーの位置を表示するカーソルの種類らしい。
「……準備はいいか?」
「……ああ、良いよ。――ほら、向こう行ってろ」
アンナは何か言い掛けたが、オクシスを一度見ると、納得の行かない表情でユヅキの傍を離れて行った。そして、またいつかの時のように壁際に待機している。
「――ま、彼女さんに良いとこ見せられるように努力しろよ」
「彼女じゃねえ!」
はははっ、とオクシスは笑う。
瞬間。オクシスは拳を握り、両腕を身体の前に構えた。その空気の変わり方に、思わずユヅキは息を呑む。
「――じゃあ、行くぜ」
そう言って、ユヅキはやっと気づく。オクシスの構えは――ボクシングだ。
オクシスは強い踏み込みでユヅキに向かって走り出した。それはとても速い。そして、怖かった。巨大な刃のような鎧の腕を身体の前に構え猛進してくる様は、何かトラックの様な巨大なものが迫ってくる威圧感があった。
殆ど一息でオクシスとの彼我の距離を詰められた。シッ、という息の漏れる音と共に弾けるような右のストレートが飛んできた。それを何とかユヅキ見切り、体を縮込ませると共に横に曲げ、拳を見送るようにして回避する。曲げた腰をバネで返すように、ユヅキは右の拳を打ち返した。しかしそれはオクシスの左腕でいとも容易く防御されてしまう。
舌打ちしながら、ユヅキは一歩後退する。二人の距離が開くが、それは直ぐにオクシスのへばりつく様なステップで帳消しにされてしまった。ユヅキは慌てて左足でオクシスを蹴り上げようとする。それは虚しくも、オクシスが僅かに身体を右に傾けるだけで盛大な空振りとなってしまい、大きな隙に転じてしまった。
「しまっ――」
た、と思うが時は既に遅かった。両腕を顔の前に持って来ているオクシスは、その両目でしっかりとその足を見ていた。
脚を殴られる――。ユヅキはその黄色い切れ目に悪寒を走らせながら、右足も空中に投げ出した。しかし右足は上ではなく、オクシスへ半円の軌道を描いて向かって行く。
棒高跳びのはさみ跳び――。その体勢をユヅキは利用する。
勢いのある右足はオクシスのマスク目掛けて飛んでいく。ガィン――という音を立て、鎧と腕に火花が散った。地面を擦らせ、オクシスは後方へと滑っていく。ユヅキは着地など取れる筈もなく、そのまま地面へと足を投げ出して倒れ込む。
「――つっ」
思い切り頭をぶつけてしまった。けれど倒れ込んでいる暇はない。殆ど着地と同時に左腕で地面を叩き、体を浮かせて立ち上がった。
「お前、何か妙な動きだ」
「ん。昔陸上をね……。そっちはボクシング?」
「ああ、そうだ」
何て言いながらオクシスは見せるようにシャドーボクシングをした。その拳が動く度に、シュッシュッという切れの良い風切り音がしている。
「よぅし――もう一度行くぞ、アスカロン!」
叫び声と共に、またもオクシスが距離を詰めてくる。
正直、あのオクシスにどう対処して良いのか分からない。先程の交戦だけでオクシスの素早さは分かった。ボクシングをやっているだけあって、足捌きがとんでもなく速いのだ。だからすこし開けただけの間合いなどないに等しい。ボクシングは相手の懐に入るスポーツだ。オクシスは自分から中々離れないだろう。かと言ってこちらもボクシングで対応すると言うのはとても難しい。経験者に素人が勝てるとは到底思えない。じゃあ受ける? それこそ考えにくい。もうヴィジュアルからしてあの拳の威力は高そうだ。現にオルトロスを容易に潰せた攻撃でもびくともしない。どうにかして、あの腕を掻い潜ってボディに攻撃を入れなければ――。
そのどうにか、が結局ユヅキは浮かばない。
仕方なくオクシスに対し、間合いを取る為後ろへステップする。しかしそれをオクシスは直ぐに詰める。対するユヅキももう一度。オクシスも負けじと。それを幾度か繰り返していく内に、ユヅキは自然とバック走になっていた。
「――ッ、テメェッ!」
唸るオクシスを見ながら、まさかこんな所でふざけてやってたバック走が役に立つとは――なんて暢気に考えていた。
今、ユヅキの身体能力は格段に上がっている。それは昨日の鳥のオルトロスに関しても、そして今現在の走行速度でもそれは容易に見てとれた。……だったら、色々と試したくなるのがアスリートというものだ。
ユヅキは突然、バック走から通常の走行へと切り替える。腰の低い、忍者の様な走法。無防備にもオクシスへ背中を向けて駆けていく。
それをオクシスは迷いもせず追う――が、追いつけない。前面の両腕での防御を忘れて、もはや普通に走ってユヅキの背中を追いかけていた。無論、ただオクシスも追いつけないから構えを止めた訳ではない。何せ、ユヅキの目の前には壁が迫って来ている。それは廃ビルの壁面で、優に4階建ほどの高さはある。だから、追い詰められると思った。
そう――ユヅキは予測する。普通に走ればオクシスは追いつけない。これは確証はないが、ユヅキの自負だった。
次第に壁が迫ってくる。一瞬だけ、横目で視界の端にオクシスを見てみるが、既に両腕を構えていた。ユヅキが壁に追い詰められた瞬間に殴りつけるつもりなのだろう。
既に壁はあと数歩。オクシスは振りかぶる。ユヅキは――大きく前へと跳んだ。
「な――」
オクシスの驚く声を聞きながら、凄まじい勢いを持って、ユヅキの右足は壁を踏みつける。今、ユヅキの身体は壁の向こうへと突きぬけようとしている。その“重力”を利用して、ユヅキはもう一歩、壁を左足で“空”へと踏み込んだ。
三角飛び――。ユヅキは最後に力を込めて右足で壁を叩きつけ、自身の身体を飛ばす。
空中に浮かぶユヅキの眼下では、渾身の力で壁へと右の拳を叩きつけているオクシスの姿があった。その拳は、壁を突き抜けていた。
ユヅキは一回転し、そのオクシスの背後へと降り立つ。オクシスは隙だらけだ。そのままユヅキは拳を叩きつける。
「ぐぁっ!」
一発、右の拳を背中に叩きいれた所でオクシスが向き直って来た。けれど、体勢はもう崩れに崩れていた。完全に振り返るのもまたず、ユヅキは回し蹴りをマスクに入れる。
その衝撃に呻き声を上げながら、オクシスはたたらを踏みながら壁へとよろけて行く。
もう一回――。そう拳をユヅキは振り被ったが。
「――舐めるなよ」
ぎろり、と切れ長い黄色の瞳がもう一度ユヅキを捉えた。
「――インスタレーション! 《グリズリーハンド》ッ!!」
瞬間。
オクシスの両手が鋭利な五本の刃になった。
その煌びやかな刀身にユヅキは身が竦んでしまった。拳が止まる。オクシスが右腕を振り被る。足が――震えている。
「ユヅキッ!!」
突然聴こえたアンナの声に意識を取り戻す。月明かりに反射してくる刃の爪を、ユヅキは一歩の後退でどうにか避ける。ただでさえ巨大だったオクシスの腕は、伸びた爪の影響でさらに長いものとなっていた。空振ったオクシスの爪は、そのまま地面を抉り、五本の切り傷を地面に残した。
間髪入れずもう一度、更にもう一度。両腕を交互にオクシスは振って来た。それを後ろへ後退していくことでどうにか避ける。一度眼前を横切るたびに風が唸るような音がして、それがまたオクシスの凶暴さを際立てていた。地面へ擦り付ける度にジャキン! ジャキン! 何ていう冗談みたいな音が月明かりの下響いている。
十度ほど繰り返した所で、ユヅキは足に力を入れて大きく後退し、距離を開けた。
「お、おっかねぇ……」
「ユヅキも早く《スキルサモナー》を呼んで!」
《スキルサモナー》……部屋で言っていたやつか!?
「オクシス(あいつ)と同じように“インスタレーション”の後にファイルの名前を叫んで!」
そうアンナは離れた場所から大声で言ってきた。
ファイル名は確か――。視界にデスクトップを重ねファイル名を確認しようとするが、オクシスは待ってくれなかった。爪を両手に、猛進して来ている。
――ええい、ままよ!
ユヅキは駆けてくるオクシスを見据え。
「インスタレーション! 《アギトストライク》ッ!!」
天高く、ユヅキは叫んだ。
ユヅキの右腕のグラフィックが崩れる。ぼろぼろとドットが剥がれていく様なビジュアルの後に、それが収まると巨大な狼の貌がユヅキの右腕の代わりとなっていた。その間は刹那。
「な、な、なんじゃこりゃあああああ!」
その貌は一昨日見たあの狼のオルトロス。見間違える筈もない。ユヅキの腕を食い千切ったその張本人が、食い千切られた肩口から生えて来ているのだ。
絵的に有り得ない状況だ。思わず貌を見て、あの時の血みどろの瞬間を思い出してしまう。
「うぉ〜……気持ちわりぃ……」
「良いから! ユヅキッ!」
吐き気を押さえながら、どうにかオクシスを両目で見る。ユヅキの片腕はオクシスに引けを取らないほどの大きさとなっていた。加えて、拳を開閉する要領で力を入れれば、涎のようなものを垂らしている口がバクバクと動く。開く口からは鋭い牙が何本も生えていた。――要は、これで攻撃しろという事なのだろう。
そう腹を決めてユヅキは前を見る。オクシスは両腕を後ろに駆けていた。距離はもう密接だ。
オクシスは両腕を振り上げ――
「アスカロンッ!!」
――怒号と共に斬りつけてくる。
「――ッ! オクシスッ!!」
ユヅキもオクシス目掛け、黒い顎を思い切り大きく開け――。
――“サモナー道場! 〜 第一回 〜”
ユヅキ「おっす! 師匠!」
ショウ「止めろ、それは。危ないから、著作権的な意味で」
ユヅキ「あ、そう。残念……ていうか久しぶりだね、ショウ。多分皆覚えてないよ」
ショウ「……」
ユヅキ「……そ、それはともかく、一体ここは何をする所かというと、本編で無残にもやられちゃった人をいつの夜からどうやり直せば良いのかと明確にアドヴァイスを送――」
ショウ「――違うだろ、ユヅキ。なっ? その辺でネタは終わっとこうぜ。分かんない人はぜんっぜん分かんないだろ? っていうか絶対分かんない人の方が多いんだから。な?」
ユヅキ「うん、そうだね。めんどくさいしね、もう」
ショウ「……で、まあ、何をする所かと言えば! 要は本編保管という訳だ!」
ユヅキ「だね。キャラ紹介とか、《デュエルサモナー》の紹介とか、まあ色々。んでどうせならエンターテイメントに富んだ感じでやろう、かという……ね」
ショウ「どうした?」
ユヅキ「いや欠伸」
ショウ「……」
ユヅキ「……ふあ〜あ」
ショウ「とは言え、今回は何もやることがないのが現状だったりする」
ユヅキ「へぇ、何で」
ショウ「キャラの性格が明かされ切れてないのと、《デュエルサモナー》のシステムもまだ結構説明しきれないらしいから」
ユヅキ「ふぅ〜ん……」
ショウ「ちなみに作者はSNSを全くと言っていいほどやったことがない」
ユヅキ「じゃあ何でこんなの書いたのさ……っていうか大丈夫なのかよ……」
ショウ「気紛れだって。想像で頑張るって。一応某サイトにはシャツとパンツ一丁で登録はしてあるらしい。資料集めの為に」
ユヅキ「へぇ……」
ショウ「……どうでも良いよな」
ユヅキ「うん……」
ショウ「……で、では次回もお楽しみに!」