退場~!って、どこに?
前話、二度、文章が消えてしまったので、やり直してあげたのですが、重複したとこがありましたので、訂正いたしました。
ごめんなさい、よろしくお願いいたします。
「さて、殿下、わたくしに何もおっしゃらずに、
ペロン様をお呼びになった理由を、300字、10ページ以内で述べていただけますかっ?」
うわっ、おもろ~~!!
アブデン嬢に、座布団一枚!
やまだく~ん、座布団一枚、持って来て~!
心の中でツッコンでみるのは、アリ?ナシ?
「いや、だって、ケイティがさ~~、
こんなのと婚約するって小耳に挟んででさ~~、
僕としてはさ、なんでかな?って、思ったりしちゃったり~の。」
えっ、怜悧な美貌の王太子殿下、キャラが違うのでは?
なにを語尾に可愛らしくテヘペロってやっちゃってんですかっ?
いやいや、オレ、何も見てませんし、知りまてん。
うっわ~~、アブデン嬢、額に青筋たててる……。
血圧上がりまっせ……。塩分ひかえて、カルシウムをとってねん。
「はっ?わたくしが、誰と婚約しようと、わたくし自身の問題で、殿下には関係ないのでは?だいいち、なに勝手に、ケイティとか、どさくさまぎれに呼んでるんじゃ~~!!
あっ!失礼。おほほ。」
気のせいでしょうか?仁義なき闘いの世界が目の前に現れたような?
「だって、だって、僕の気をひきたくて、アンバーとか、カレン、シンディ、それに、それに、妹のクリスにも意地悪したじゃん。
僕と、仲良くしてる子ばかりじゃん。
それってさ、僕のことが好きすぎるからかな~~?
王太子妃になりたいからかな~?とか、思ったりしたりして♪」テヘペロって?
継承順位、第一位の王太子殿下がコレとは?
「うける~~~!」
「「はっ?」」
今、アブデン嬢、ギャルっぽくなかったですかっ?
思わず、殿下と、ハモってもうた。
「コホン。殿下、このさい、言わせていただきます。アンバー嬢、カレン嬢、シンディ嬢……。あっ、妹は、クリスでなく、クリスティですわ」
えっ、そこですかっ?
アンバー嬢、カレン嬢って、お二人とも、伯爵令嬢で、シンディ嬢は、侯爵令嬢で、目の前のケイトリン嬢、そして、妹のクリスティ嬢と合わせて、王太子妃候補だったよな~。
ブロンドの絶世美女軍団…迫力満載やねん。
美女に囲まれるなんて……う、羨ましくなんて……涙。
「殿下、わたくしが、いつ、嫉妬を?彼女達にわたくしが?
いつ、どこで?何月何日、何時何分?
だいいち、殿下は、お前は、横にくると、見苦しいからとか言われたような……?そんなあれは、気のせいだったのかしら?」
うっわ~~、ないわ。ほんま、ないねん。
うちのオカンに、横来んなって言った瞬間、はっ倒されまんがな……。
世の中、女性を中心に世界が回ってるって、オカンが言ってたねん。
はい、王太子殿下、アウト~!一発退場でんがな!まったく。
週末が、なかなか書けなくて…。昔に書いたダークな短編を明日、予約であげました。
読んでくださると、弾けて喜んでしまいます。
よかったら……よろしくお願いしま~す!