金銀の波に埋もれてるオレ?
初めての作品です。豆腐メンタルですので、お手柔らかにお願いいたします。
気付けば、金髪や銀髪に囲まれている。
なぜだ!?
天然の黒髪の平凡いやいや、地味で目立たぬ、普通の男子高校生だったはず……。
これが、クラスの女子達が話題にしていた異世界かっ?!
落ち着け、思い出せ……。
もしかしなくても、これは、ゲームの世界だろうか?
残念ながら、オンラインのバトルゲームばかりプレイしたことないからなあ……。
曖昧な前世らしきことを、いきなり思いだしつつあるが、
今の俺は、可もなく不可もなくの男爵家の長男、ブレイド・ペロンと申します~、お見知りおきを~なんて。
きらびやかな周囲と違い、地味な茶色の髪に、茶色の瞳……。
あれれ?モブ臭漂うとこは、かわらずかあ~~~
遠い目をしてしまうぜ…。
くっ、泣いてなんかないぞ!
ひとまず、落ち着け自分。って、落ち着いてるやないかいっ!
独りツッコミかいっ!
そういえば、風邪をこじらせて、
病院に行こうと家を出たとこまでで、その先のことが思い出せないということは…。
か、考えたらアカンような気がしてきた…。
元気になったら、焼き肉を腹いっぱい食いつくしてやるって決めていたんだけどな~。
この世界には、焼き肉…ないだろうな…。
周りを見回してみると、
我が家では食べれそうにない高級感溢れる料理が~~~!
さすがは、王宮での晩餐……。
こうなったら、ヤケクソやん!
しっかりと、食べまくってやるわ!
金や銀の波を避けつつ、ご馳走へgo~~!
周りに人がいないのをいいことに、高級食材を食べまくってやったわ!
この達成感!
もう、食べれへん~~~。
お腹がいっぱいになって余裕が出たせいか、
周囲を見回すと、あいかわらず
周りのキラキラが眩しすぎる!うっ!光の暴力~?
キラキラのなかで、ひときわオーラを放つ人達が、なにやら険悪なムードですが?
「好奇心、猫を殺す」と言うし、盗み聞きするつもりではないが、なにやら、本能が逃げろと言ってるような?
高級食材に目を奪われ、この険悪な状況がすぐ側で、あるとは……!
事件は、会議室でなく、現場で起きてる~!
我が国の麗しき王太子、銀髪に、マリンブルーの瞳のミカエル様と、婚約発表が近々あるのでは?と、噂される、
淡いブロンドに、ブルーグリーンの瞳の美しき公爵令嬢、ケイトリン・アブデン嬢。
美男、美女の睨みあいは、周りの温度を下げまくってまっせ~~!!!
怖すぎる…。ガクブルしまっす。
「ミカエル様、もう一度お伺いしても?」
「ケイト、私は、そなたと一緒になるつもりはない。相変わらず可愛げのない…妹ぎみのクレア嬢のほうが、余程マシだな」
「ミカエル様、失礼を承知で言わさせていただきますが、わたくし、王太子妃に興味はございませんし、もちろん、あなたに興味も好意もございませんわ。
ええ、これっぽっちもございません。自惚れが過ぎませんこと?」
ひぇ~~。いくら王太子と従兄弟とはいえ、王族相手に言っていいのですかっ?
美しい花には棘があるっていうか、ケイトリン嬢みたいに、背が高く、ナイスバディの美女って、迫力満載すぎて怖え~~。
えっ?目が合いました?
いやいや、俺はモブです、壁ですっ。
気のせいですよね?