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適当システムで異世界をいこう!  作者: 美空 蒼夜
1/8

第1話 目覚め

気分転換で書いてます、適当な小説を読みたい方はこちらをどうぞ。


「……ハッ」


 どこだ、ここ。

 俺はいったい?


「やぁ、トウヤくん。気分はどうだい?」


「……誰?」


 俺の目の前には、男でも女でも100人に99人が見たらガン見するようなイケメンがいた。


「おや? 僕の姿を見たら100人に100人がガン見すると思うんだけどなぁ」


「いや、普通に考えて見ろよ、俺は全然あんたに魅力を感じないんだが」 


「……ほんとに?」


「ああ、本気と書いてマジだ」


「……」


 あーあ、黙っちゃったよ。

 確かにイケメンで思わずぶん殴りたくなるけど、そこまでなんだよなぁ。


「てか、あんた本当に誰よ。……ん?」


 あ、あれ?

 目の前のイケメンより、俺は誰だ?

 名前は、トウヤだな。イケメンが言ってたし記憶にもある。

 だが、生年月日から家族の顔、通ってた学校から友達の名前も思い出せない。

 勉強した知識や、漫画やアニメのこと。

 無駄に作った黒歴史ノートまでは覚えていたが。


「いったい何があったんだ?」


「それについては、僕が話そう」


 イケメンが話しかけてきた。

 こいつ、何か知ってるのか?


「そうだよ。君がひどいことを言うから少し時間が過ぎてしまったじゃないか」


「へー」


「……まぁ、君が仕方ないのは、予想してたからか、ダメージは少なかったけど」


「ダメージ笑」


「……まず説明すると、君はとんでもレアな事故に逢って死亡し、さらに記憶すら失ってしまった」


「なっ!?」


 嘘だろ!? いったいどんな事故に逢ったんだよ。


「そんな君を惜しいと思った僕、神様が異世界に転生させてあげようって話さ」


「神様? 異世界?」


 異世界って、あの異世界か!

 記憶にもあるぞ、異世界ものは俺が好んでたジャンルだ。


「そうそう、その異世界。君には異世界に転生してもらって自由気ままに生きてもらおうってね」


「な、なるほど」


「それと、僕の細やかなお願いを聞いて貰おうかなって」


「お願いか……」


 うーん、仮にも神様だしな。

 神の使徒的な感じになるのか。

 ま、地球じゃなくても転生できるならいいか。


「君、もう少し考えようよ……」


「いいんだよ、俺は過去は振り返らない主義なんだ」


「君は過去を思い出せないだけなんじゃ……」


 はは、それは言わないお約束だ。


「それじゃあ、まずは君の能力を決めようか」


 そう言ったイケメン神様は、浮いている薄い画面を出してきた。


『ステータス』


 名前:トウヤ

 種族:

 年齢:

 性別:

 LV:

 職業:

 状態:健康

 能力値

 

 HP:

 MP:

 攻撃力:

 防御力:

 体力:

 俊敏:

 魔力:

 精神力:

 知力:

 器用:

 魅力:

 運:


 能力:適当システム

 控え職業:

 SP:

 称号:

 加護:


「項目多くね?」


「これは……。君専用のステータス画面みたいだ」


「はぁ、俺専用ってこの適当システムってやつのせいか?」


 能力の部分に適当システムってのを見つける。


「そうみたいだね。この能力は僕も、初めて見るなぁ…………は?」


「お、おい。どうした」


 イケメン神様の表情が驚愕に染まる。


「なんて能力なんだ……、正に適当。この能力は自己進化していく能力だ」


「自己進化か、いいんじゃないか? そんな能力があっても」


 もしかしたら、凄く強くなるかもしれないじゃないか。


「いや、それだけじゃないよ。この能力は一言で表すなら、世界の概念に囚われない能力だ」


「世界の概念ねー。んー、さっぱりわからん」


「要するに、この能力は君だけのステータス、能力、魔法、アイテム、はたまた世界だ。正にこの能力があれば、どんな世界にも定められた才能や概念に常識すら関わらず、いろいろな能力を使えるようになるんだ!」


「…………なんじゃそりゃあぁぁぁぁぁ!!!?」



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