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太陽の申し子〜竜に選ばれた少年の旅物語〜  作者: 日孁
第1章~純白の支配者~
25/86

19,剣の修行

 済みません。

 〇ォート〇イトの大会や、そのアーカイブを見ていたら投稿できませんでした。

 これからもこういう時があるかもしれませんが、連載は辞めるつもりはありませんのでよろしくお願いします!

 やーっとルイフが帰ってきた。

 何してたのか聞いたけど、詳しくは教えてくれなかった。

 なんか面白いものを見に行ってたとか……

 僕が必死に頑張ってた時に何やってんだこいつは!

 え? なにを頑張ってたかって?

 いやぁそれは色々だよ。色々。


 ともかく、グローリアの人達がいる間暇すぎたから図書館に篭って調べ物をしてた。

 ほら、進化についてとかさ。

 え? 図書館なんてあんのか?って?

 なめんなよ!? 田舎とはいえルイフ曰く最古の村なんだぞ!?

 つまり、古代の書物がたんまりと。


 その中で進化に該当しそうなのを引っ張り出して読んでた。

 まぁだいたい話してた内容と一緒だったね。

 スーも読んでるはずだしそりゃそうか。

 そこには【王種】の誕生とか物騒なのも混じってたけど……


 それで、ルイフが帰ってきたから、今日からはちゃんと修行を!って思ってたんだけど……

 今はちょうどタマも帰ってきたようで、2人してまたどこかへ行っちゃった。


 ふふふ、タマよ。存分に怒られるが良い!

 あ、でもご飯早く作って。

 この約5ヶ月間、タマのあの料理食ってなかったからさ。

 1度あの料理を口にしたらもうほかの人では満足できない!

 ……タフゴープナは別だよ?


 ともかく、今何するかだな。

 久々に魔法ぶっぱしたいなー。

 でも、バレないように今まで頑張ってきたんだし、そんなアホして今までのことが水の泡になるのは頂けない。


 バサッ


 お?


(済みません。話が長くなってしまいました。)


 いやー、たっぷり叱ってくれたのなら別に構わないよ。

 思ってたより早かったし。


(? まぁともかく、修行なのですが……もうほとんどやることがありません。)


「いやいやいや。まだ少ししか教わってないぞ?」


(元々、アレン様は魔法の術式や詠唱などは覚えていらっしゃいましたし、古代語も充分に伝えきれたと思います。そしてなにより、時間がありません。)


 ん? 時間?


(もうそろそろあの者達がこの村を出るのですよ。)


 ……え。

 じゃあ僕、あれか?

 あの人たちが来る前までしか修行の期間なかったのか!?


(その通りですね。)


 マジかよー。こりゃダメだぜ。


(今のままでも通じるとは思いますけどね。なにせ、太陽の申し子なんですし。)


「はいはい。あ、でももう少しは出来るんだよね?」


(勿論です。彼等とは同時期に出発はしますが、同行はしませんので。)


 じゃあその間に何かやるか。


(そうですね。魔法ばかりでなまっていると思いますので、剣の方をやりましょうか。)


 確かに。

 魔法が使えるようになってから剣にはあまり触れていなかったな。


「ルイフが教えてくれるのか?」


(それでもいいのですが、もっと適任がいますので。)


 ん? 誰だ?

 タマかな?


「ルイフ様、お待たせしました」

「ほへ? あーもしや?」

「アレン、剣は俺が教えてやるぞ」


 ははー、村長とか冗談きついわー。

 もっといい人いるでしょ。

 グローリアの人達も来てるんだし。


(アレン様、こう見えても彼は、そのグローリアと呼ばれる者達全員を1人で相手できる程なんですよ? ……剣技だけ見ればですが。)


「ル、ルイフ様? 最後は余計ですよ!」


 へ、へぇー。

 凄いな村長。

 あれを全員って無理だわ。


(まぁアレン様はまだ成り立てですし、ルビアス様もまだ幼いですからね。)


「あ、そっか。ルビアスまだ子どもだからもっと強くなるのかあ……末恐ろしい」


(では、早速ですが模擬戦をやっていきましょう。双方、魔法は使用禁止で。)


「了解!」

「承りました」


 魔法なし……か、まぁ使ったら練習にならないしな。

 だけど、太陽の申し子となった僕は身体能力も昔とは上がっている。

 勝てなくても一矢報いることはできるだろ。


 ん? 弱気?

 いや、剣技だけとはいえグローリア全員と渡り合えるような人にどうやって勝てと?

 グローリアってあの人達だけじゃないと思う。

 はい、理解したね?

 一矢報いるだけでも凄いと、僕は思う。



 剣を抜き、正面に構える。


(では……始め!)


 ルイフの合図で村長と僕が同時に動く。



 そして、僕は仰向けになって倒れていた。


 ……ん?

 なにが……?

 痛っ! なんか体痛っ!

 なに!? クイーンクレスプきた!?


(勝負あり、ですね。)


 ……は?

 もしかしてもう終わったの?


(見事にやられましたね。)


 うそぉ!?

 一矢も何も、なかったんですけど?


「アレン、手加減した方が良かったか?」

「いや、いい……」


 なんかショックだなぁ。

 確かに村長カーバンクル一撃だったし、そりゃそうなのかなぁ?

 今の僕でもカーバンクルって無理な気がするし。

 え? いやルビアスならいける気はしなくもないけど。


「大丈夫だ。これから教えてやるから」

「教えてもらってもできる気がしないです」

「そう消極的になるなって、昔はともかく今のお前ならすぐに習得できるだろ」

「えー」


 あれを?

 いやー無理だと思うなー。

 目ですら追えなかったし。

 いやでも……


 一瞬にして魔物を倒す自分を思い浮かべる。


 ぐふふ、いいじゃないか。

 やってやろうではないか!


「おっしゃ、村長! やるぞ!」

「急にやる気だなおい。だが、そうこなくちゃな! よし! ビシバシ鍛えてやる!」


(大丈夫でしょうか。)

 村長の名前をそう言えばつけていなかった……

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