君は中古
君のそのテクニック。一体誰に教わったの?右手じゃ味わえない。僕の身体撫でる君のその白くて細い腕は一体何人にそうしてきたんだろう。ねっとりと絡みつく。
僕のを見ながら、君は慣れた手つきで、反応見て楽しんでるでしょ。新品の僕が、中古の君と、弄りあう前はなんだか少し怖かったけど、今では君の立派な玩具。汚れた手で僕を楽しませる。
ああ気持ちいいんだけど、なんだか物足りないんだ。やっぱり新品の方がいい気持ちになれるから。君に魅力が無い訳じゃないんだけど。僕にだって言ってみたいことがある。
ほら足を開いてごらん。そして秘密の扉を開けて見せて。僕にだけ見せてくれよ。初めてのキスはどんな味がする?君のは少ししょっぱいな。
君のその唇。一体何人虜にしたの?とっても柔らかいんだ。僕の妄想、君の本当、そのギャップに一体誰が気づくのかな。こっそり肩を落とした。
君の汚れたとこ、眺めていたら、くだらないことばっかり考えちゃうよ。妄想の君と、本当の君が、出会う前はもうちょっとだけ楽しかったな。頭の中に閉じ込めておけばよかったよ。僕まで汚れちゃう。
「最近あんまり構ってくれないわね」って君は言うけど、なんだか僕が悪いみたいじゃない。汚れてしまう前の君に会いたかったよ。
愛してるって耳元で囁くと、君の顔は赤く染まって、「私も愛してるわ」って言ってくれるんだ。初めてのキスはどんな味がした?僕には二度と味わえない。