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レベル100の引きこもり魔法使いが防御魔法を極めてたら  作者: 四季 恋桜
魔法使いが存在しなかったやる気を出して旅に出るまで
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魔法使いはベッドから出ない

とりあえず1話目では主人公のダメっぷりだけで終わります。主人公がヒロイン的な存在と出会うのは3話目くらいからとなります

 ダルい…。いや、正しくは眠いだ。初っぱなから何を言い出しているのかと怒られそうだけど、本心だからしょうがない。外に出たくない、歩きたくない、それ以前にベッドから降りたくない。


 どうして人は働かなくてはならないんだ。ゴールドを稼いで、財産増やして、楽しい人生を歩むため?それとも、魔物を倒して、他の人の為に平和を保って、楽しく生きるため?どちらにせよ働かなくていいじゃん。どうせ魔法があるじゃん。ゴールドを稼ぎたいなら金でも作ればいいし、平和が欲しいなら魔王なりなんなり倒せばいいじゃん。まぁ僕は別にどうでもいいんだけど。財も名誉もいらない。


 本当になにもしたくない。いっそのことこのまま夜まで二度寝したい。




 というのが僕の朝の日課だ。起きたら一時間はベッドから出ない。その間にまた寝るか寝ないかは日による。


「うぁぁ…。カーテン開けたまま寝ちゃったのか…」


 部屋に太陽の光が射し込む。目がいたい、頭がいたい、吐き気がする…。僕は毛布から左手を出してカーテンに向ける。すると風が吹いたわけでもないのに、カーテンは勢いよくひとりでに閉まった。部屋の中は暗くなる。やっぱり部屋の中はこうでなくては…。


  ちなみに今のが魔法だ。魔法というよりは超能力みたいなものだけど…。ちなみにこれがあればある程度の範囲なら自分で触れずに、動かしたりできる。


「ヴぁぁ…………。眠い…」


 今9時…。これは二度寝確定だね…。


「………あ。今日ギルドから呼び出しくらってたんだ…」


  確か新しい魔法使いにいろいろ教えるためだから来いとかどうとか…。十時までに来いだっけ…。


  行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない行きたくない。


「…まぁ…いっか…。寝る」


 10秒後に僕の意識は落ちた。それから僕が起きるのはぴったし1時間後だった。…まぁ、正しくは叩き起こされたんだけど…。

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