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50 失敗と完成

 集会所で言ったように裕次郎は解毒薬作りに集中する。よほどの怪我や病状か、気分転換にほかのことをしているときでないと、裕次郎はほかの薬を作ることはなかった。

 薬作りは裕次郎自身どうなのかと思うほど順調に進んで、一ヶ月と少しで完成した。水竜の背に乗っている間、ずっと頭の中で試行錯誤していたおかげでもある。動物実験をすませて、裕次郎自身も毒を飲んだ後、解毒薬の効果を確かめた。だが作る途中で問題点がわかり、完成しただけで目的を達成したとはいえない状態だ。

 作っている最中に、ライトルティから合同研究に参加してくれとバグズノイドを通して連絡がきていた。一人で完成させることができるとわかっていて、邪魔でしかないと断ったが。

 季節は秋が深まり出した頃で、紅葉した木々、実りをつけた木々などが森のあちこちに見られ、食卓にも森の恵みが調理されでるようになっていた。


「さてはてどうすべきか」


 解毒薬を机の前に置いて、腕を組み悩む。

 その裕次郎の前にお茶入りのコップを置いて、セリエが隣に座った。


「これが解毒薬?」

「そうなんだけどねー」

「なにを悩んでるの? 思ったほどの効果を発揮しなかったとか」

「いや想像通りの効果が出た。んでこれを作るのに貴重すぎる材料は使ってない。でもそこそこの材料は使ってるんだ。それが世界中の生き物に行き渡るほど多くはないんだ」

「助ける人を選ぶ必要がある?」

「そうなるね」


 命の取捨を決めなければならないことに、二人の顔に苦いものが浮かぶ。


「この森だけで薬を作るなら知り合いの魔物たちに渡す分は確保できるの?」

「詳しい人数を知らないからなんともいえない。この村だけなら余裕。協定を結んでいる種族の総数が三千なら大丈夫」

「かなり多いね」


 大丈夫そうだと笑みを見せるセリエに付け加える。


「でも海の民もいるからね」

「ああ、そういえば。彼らもいたんだっけ」

「それに賢狸が薬をほしがるだろうし、その繋がりでさらに」

「足りないわね、確実に」


 どうしようかねとできあがった薬を前に首を捻る。全ての生き物を救うという思いはないが、それでもできるだけ助かってほしいという思いはある。

 二人で考え続けたが、いい考えは浮かばない。


「結局、もっと楽に作ることのできる薬を開発するしかないか」


 ぎりぎりまで材料の質を落とし、少しでも作れる量を増やす方向でいくしかないと溜息を吐いた。

 セリエの頑張ってという声援を励みに、裕次郎は次の日から試行錯誤を始める。

 完成品に使った材料と似た材料や完成品よりも質の落ちた材料を集め、製作過程を短くしたり省いたりと実験していく。


「これでどうだ!」


 出来上がった十六番目の試作品を、毒を飲ませたネズミに与える。

 完成品ならばすぐに元気になるのだが、こちらは動きが遅くなり三分ほど動いていたかと思うと動きを止めた。また動きださないかと五分待ってもぴくりともしない。


「あーっもうっまた失敗か!」


 いらつきを壁に叩き込もうとして、思いとどまる。前回も同じ事をして壁に穴を開けて、セリエに怒られたのだ。その穴はフォクシンたちによって既に塞がれている。

 深呼吸してなんとかいらつきを収める。

 薬作りは難航していた。完成品以外に毒を消すことができないのでいるのだ。


「質を落とすこと自体が駄目なのか!? だとしたらほかにどうしろってんだ!」


 体に残ったいらつきを吐き出すように、荒い口調が出る。

 そういった声が部屋の外まで漏れて、失敗したのだと気づいたセリエが入ってきた。手にはお茶の入ったカップがある。


「これでも飲んで少し落ち着きなさい」

「……ん、わかったよ。その前に少しだけ」


 セリエに後ろから抱きつき、肩に顎を乗せ目を閉じた。セリエの体温を感じて、いらつきや悔しさを静めていく。

 いやらしいことではなく、気持ちを落ち着かせるためにしているとセリエもわかっているため、されるがままじっとしている。

 薬作りで協力できることはないが、こういったことでも役に立てるのは嬉しかった。それに抱かれていると自分自身も安堵できるのだ。本当に好きになってるんだなと思える時間だった。

 一分ほどそうして、顔を赤らめたセリエは口を開く。


「もういいでしょ。お茶が冷めるわ」


 すっきりとした表情で裕次郎はセリエから離れる。心の中にはもどかしさが残っているが、表に出ない程度には落ち着きを取り戻した。

 お茶を飲み、大きく深呼吸する。


「どうしても成功しないんだよ。これ以上失敗が続くようだったら、気は進まないけどほかの薬師たちと協力するしかないのかもしれない」

「でも時々くる使者からは完成したって話は聞かないし、協力しても意味ないと思う」

「そうなんだけどね」


 一人で考え続けるよりはましなのかもしれないと、期待少なく考える。


「手柄がどうとか色々足を引っ張られると思うんだけどね。研究がさらに遅くなりかねないんじゃないの?」

「セリエもそう思う? そこがめんどうなんだよね」

「とりあえず、気分転換に散歩でもしてきたら? ここのところ研究続きで鬱屈も溜まってそうだし、少し休憩も必要よ」

「……そうしようかな。ちょっと行ってくる」

「いってらっしゃい」


 家を出た裕次郎はあてもなく、村の中をうろついていく。

 最近は外の様子を気にしていなかったため、いくつか新しい建物ができていることに気づかなかった。


「あっちは住居用で、あれは窯? あっちは小型溶鉱炉!?」


 留学生に作った建物と同じものが一つあり、もう一つできかけていた。そこから村の端に視線を移すと、焼き物を入れているフォクシンたちがいて、さらに少し離れたところからは真っ赤な液体が流れ出ている炉があった。この炉の製作にはノームの協力があった。

 精錬などに関しては素人な裕次郎では、今作っているものが銅なのか鉄なのかもしくは別の金属なのかわからなかった。

 

「少量とはいえ金属も作れるようになったのか。短い間にいろいろと発展してきたなぁ」


 あの金属で作った武器か生活用品も交易に使えるようになるのかもと感慨深げに見て、歩を進める。

 森にきてそろそろ一年だ。最初に来た時とはまったく違う風景に、いろいろやってきたなと思い出していく。

 窯や炉の反対に進み、村を出る。塀にそって一周するように歩いていると、歌声が聞こえてきた。


「これはヴィアシーか?」


 聞き覚えのある声に、足音を忍ばせ聞こえてくる方角へ進む。

 一分も歩かずに、切り株に座り歌うヴィアシーを見つけた。そばにはケルベロスもいて歌に耳を澄ませていた。ケルベロス以外の姿は見えず、一人でリハビリできる程度には体力が戻ったのだなと、裕次郎は喜ぶ。

 歌の邪魔をしないようにそれ以上は進まず、立ち止まって歌を聞く。森の動物や虫も歌の邪魔をしないようにか、鳴き声を潜めているように思える。

 歌詞は平原の民のものではないのでわからないが、なにかを案じる思いが込められている。

 歌が終わると森に日常が戻る。

 裕次郎が拍手をして近づくと、ヴィアシーは少し身構えた。護衛を兼ねていたケルベロスは裕次郎に敵意がないことを知っており、伏せたまま動かない。


「聞いてたの?」

「散歩してたら聞こえてきたんだよ。多尾狐が言ってたとおり綺麗な歌声だった」

「あなたに褒められても」


 言いながらぷいっと顔を背ける。嫉妬の色が表情にちらりと現れている。

 怒っているわけではないと裕次郎はわかったが、嫉妬とは気づかない。たまたま機嫌が悪かったのだろうと流す。


「多尾狐は一緒じゃないんだな。村でなにかしてる?」

「多尾狐ちゃんは茸を取りに二十日近く前から村を出てる」

「……あ、そういや出かけたってマカベルから聞いたような」


 解毒薬作りで忙しそうにしていたので、ケンタウロスたちは裕次郎に声をかけずに出発したのだ。

 寄生用の薬はフォーンがなんとか作ることができた。


「多尾狐ちゃん、あなたに見送ってもらいたそうにしてたのに」


 責めるような目に、裕次郎は愛想笑いを浮かべて頬をかく。


「帰ってきたら甘やかすとするよ」

「……それはそれで困る」


 また取られると漏れでた呟きは裕次郎に届かない。


「リハビリの方はどう? 一人でも大丈夫なところを見ると順調だと思うけど」

「動きまわるとすぐに息切れするけど、身の回りのことくらいなら平気になった」

「おおーそりゃすごい。がんばってんだな」

「う、動けるようになるのは嬉しいことだもの、頑張って当然よ」


 褒められたことで頬に朱がはしり、照れているのだとわかる。

 嫉妬を抱いている裕次郎でも、頑張りを褒められれば嬉しかった。


「多尾狐たちも喜んでるだろ?」

「おおげさなくらい喜んでる」


 簡単に想像できて、裕次郎は思わず笑い声を上げる。

 そんな時、ぽつりと水滴が裕次郎の頬に当たり、次に木の葉に当たって揺らす。すぐにいくつもの水滴が落ちてきて、雨となる。


「村に戻ろう。濡れると体に悪い。こっちに来て」


 秋が深まり、雨は冷たさを増している。体力が高いとはいえないヴィアシーが体を濡らすのは、いいとはいえない。

 コートを脱いだ裕次郎は、雨避けに頭上に持っていき、ヴィアシーの腕をとって近くに寄せる。

 急に触れられヴィアシーは体を硬くしたが、心配しての行為だとわかったので大人しく一緒に歩く。ケルベロスも隣を歩いている。


「あ、ヴィアシー! 薬師さんと一緒だったのね、迎えに行こうと思ってたのよ」


 ヴィアシーたちの家から出てきたラミアがほっとしたような表情を浮かべた。


「ヴィアシーを送ってくれてありがとう」

「当たり前のことをしたまで。では帰ります。また歌を聞かせてくれ」

「……わかった。またね」


 雨に濡れなかった礼はしなければと頷いた。

 家に帰る途中で、裕次郎は外で遊んでいたずぶぬれのマカベルと会い、一緒に帰る。


「お帰り、急に雨が降るものだから洗濯物が少し濡れたわ」


 リビングで乾かす魔法を使っていたセリエが二人を出迎える。

 裕次郎たちも服の水分を魔法で飛ばす。

 雨に濡れて冷えたのか、少し寒いとマカベルは体を震わす。


「上着取ってくるわ」

「それまでコート着せておくよ」 


 乾かしたコートをマカベルの肩にかけ、額に手を当てる。


「熱はあるかな」

「少し冷えただけだから大丈夫」

「一応ね……熱はないと」


 念のために熱用の薬でも準備しておこうと思いつつ、温かいものでも飲ませるためティーポットを火にかける。


「カーディガン出しててよかったわ」


 赤いカーディガンを手にセリエが戻ってくる。マカベルからコートを受け取り、かわりにカーディガンを渡す。


「気分転換はできた?」

「できたよ。相変わらずいい考えは浮かばないけどね。マカベル、なにかして遊ぼうか」

「うん!」


 毎日話していたが、のんびりと遊んでもらってはいなかった。久々に相手してもらえると、嬉しげに頷く。

 洗濯物を乾かし、畳んだセリエも混ざって、のんびりとした時間が流れていった。

 翌朝、少し顔を赤くしたマカベルがリビングに入ってくる。

 熱がでたのかと裕次郎はマカベルの額に手を置いた。自身と比べて少し熱いように思えた。


「やっぱり昨日体冷やしたのが駄目だったか」

「どうしたの?」


 パンを切って食卓に置いたセリエが近づいてくる。


「少し熱があるんだ」

「ご飯を食べ終わったら、薬を飲ませて寝かせた方がいいかしら?」

「少し熱いだけだから大丈夫だよ」

「そう言っても悪化したら辛いんだから」


 セリエも熱を確かめるように、額に手を置く。

 裕次郎は準備しておいた薬を取りに行き、マカベルに渡す。

 二人に諭され、マカベルは朝食を食べるとベッドに戻る。セリエは魔法の授業があるので、裕次郎が看病をすることになる。看病といっても高熱を出したわけでもないので、やることはほとんどない。

 授業に向かうセリエを見送った裕次郎はマカベルたちの部屋に、水差しを持って向かう。


「えへへ、たまには熱を出すのもいいね」


 掛け布団をしっかりとかぶり、嬉しげな表情を浮かべる。


「どうして?」


 ベッドそばに椅子をもってきて座った裕次郎にマカベルは笑みを向けた。


「ユージローを独占して話せるから」

「話すくらいなら熱を出さなくてもできるよ。最近は忙しくてそういった時間は取れなかったけど」

「うん、忙しそうで話しかけづらかった」


 大事なことをしているとわかってはいるが、相手してもらえないのは寂しいものがあった。

 せめて一緒に寝るくらいはと思ったこともある。しかし普段マカベルが寝る時間も研究に取り組んでいて、とても一緒に過ごせる雰囲気ではなかった。

 だから今この時がとても嬉しい。それこそ熱くらいなんでもないほどに。


「一段落つけるといいんだけどね。そしたら話す余裕くらいできる」


 最近あったことなどを聞きつつ、時間が流れ、やがてマカベルは寝息を立て始めた。

 布団の温かさと、裕次郎がそばにいる安心感が、眠気を誘ったらしい。

 特にきつい様子をみせずに眠るマカベルを見て、裕次郎は微笑みを浮かべる。


(ただの熱でよかった。これがインフルエンザとかだと対応が大変だからなぁ。この世界にもインフルエンザってあんのかな? 予防接種とか見たことないな。というか注射器すら……ん?)


 なにかが頭にひっかかった。なんだろうなと腕を組み、マカベルから視線を外して今考えていたことを思い返す。


(インフルエンザについてなにか……高熱、治療、きつい、死ぬこともある、違う気がする。なんだろうな。予防接種、注射器……予防接種? ワクチン、ウィルス、免疫……ここか! そうか免疫だ!)


 思わず声を出しそうになり、口を押さえる。


(マカベル起こすのは不味いな。でも免疫か、毒の完全治療じゃなくて抵抗力をつければまた別の薬が作れるかもしれない。材料は毒を薄めたものを使えば、材料の心配が一つ減る。というか抵抗力を上げる薬なら以前も作ったじゃないか! 忘れてたとは不覚っ)


 ど忘れに少し凹み、頭を振って重い気持ちを追い出す。考えが進み出したことを喜び、薬のおおよその形を組み立てていく。

 一時間ほど思考にふけり、ある程度の形を整えると、上機嫌にマカベルの看病に戻る。

 二時間ほど経つとセリエが戻ってくる。


「ただいま、マカベルはどう?」


 そっと扉を開けて、小さく聞いてくる。


「寝てるよ」

「なんだか表情が明るくない?」

「看病してたら、解毒薬のことで光明が見えてね。苛立ちとか焦りとかが吹っ飛んだ」

「よかったじゃない。マカベルの看病交代するわ。作業に戻ったら?」

「そうさせてもらう。今日のところは思い浮かんだことをつめていくだけだから、ゆっくりご飯食べられるよ」

「わかった。ユージローの好きなもの作るわ」

「楽しみにしてる!」


 上機嫌なまま軽くマカベルとセリエの頬にキスして、部屋を出て行った。


「上機嫌すぎよ」


 セリエは頬を赤くして扉を軽く睨み、マカベルの額にそっと手を置く。

 ほとんど平熱といっていいくらいに下がっていると確認し、安心して椅子に座る。


 解毒薬ではなく免疫薬を作り始め一月の時間が流れる。薬自体を作り始めて三ヶ月ほど経っており、年が明けた。

 村も森も森の外も雪が積もり、辺り一面真っ白だ。

 村には去年よりも余裕がある。収獲物と狩りで溜めた食料に、寒さをしのげる家と毛布などの防寒具が全員に行き渡り、子供たちは雪を使って遊んでいるくらいだ。

 キットレーゼからもらったものに、冬に収獲できる野菜の苗もあったので溜めていた食料の減りも緩やかだ。

 

「こういったふうにラザートの枝をほぐしたものとセンミリア蝶の鱗粉を水に入れ、土の属性布の上に一晩置いて沈殿したものが小人化薬の材料となります。鱗粉を取り出す際には金属製のさじを使わないこと」


 裕次郎が石版に絵を描いて見せ、魔法薬作りの授業をしている。


「どうしてでしょうか?」


 キャセルが手を上げて聞いた。


「金気といえばいいのか、金属に微弱に篭っている力が影響を与えるらしい。それが本当かはわかりませんが、一度試したところ失敗したから、どういった理由があっても木のさじで取り出したほうがいい」

「実践済みでしたか」


 頷いたキャセルやほかの者たちは手元の紙に注意事項として書き込んでいく。

 免疫薬が仕上げ段階に進み、やれることが少なくなった裕次郎は授業に復帰しだしてた。この三ヶ月で留学生たちは普通の薬作りを依頼されたり、皆で試作してみたりして習ったことを復習し経験を深めていた。

 それを知った裕次郎は少しずつ魔法薬についても教えることにしたのだ。こちらの実践はまだまださせる気はなく、知識だけと皆に言い渡している。

 ここらへんはフォーンにとって復習になるが、覚え違いを正すいい機会なので静かに耳を傾けていた。


「そろそろ時間ですね。今日はこれまで」

『ありがとうございました』

「お知らせがあります、片付けながらでいいんで聞いてください。薬の結果が今日の昼すぎにはでるので、それ次第ではまた出かけます。なので授業がまたできなくなります」


 皆、優先すべきは解毒薬とわかっているので頷いた。成功すれば自分たちの種族も助かるため、授業の進みが遅いことに文句を言う者もいない。

 マカベルはまた出かけるのかと寂しく思っているが。


「じゃあ、これ消すけどまだ書いてる人はいる?」


 布を持って裕次郎は皆に聞く。


「えと、大丈夫です。皆書き終えたみたいです」


 キャセルが確認し、裕次郎は書いたものを消していく。

 片付けを終えた者から昼食のため集会所を出て行く。


「マカベル、フォーン、昼食べに行こう」

「うん」


 三人はセリエがフォクシンから習い編んだ毛糸のマフラーを首に巻いて集会所を出る。

 寒いからとマカベルは裕次郎の手をとって温かさを感じつつ歩く。

 新しく建てられた食堂に入り、食べたいものを配っている列に並ぶ。食堂の中にはテーブルが少なく、ほとんどの者は土むき出しの床に食器を置いて思い思いの場所で食べる。雨や風避け目的で建てられた建物だ。行儀の良さなど皆無だが、魔物としてみればこれが性にあっているように思えた。


「今日は辛いスープと貝汁か。俺は辛いスープにしようかね、体あったまるだろうし」


 マカベルとフォーンは貝汁にするようで、それぞれの列に並ぶ。

 この列も最初はできていなかった。いっせいに配る係のところに殺到したため、それではいつまで経ってもご飯が食べられないだろうと裕次郎が長を通して並ぶように命じ、スムーズに受け渡しができるようになると皆大人しく並ぶようになった。

 すぐに裕次郎の順番がきて、多尾狐がスープの入った器と二切れのパンの乗った皿を渡してきた。


「どうぞ、ユージローさん」


 茸狩りから帰ってきて甘やかした時から多尾狐は、名前で呼ぶようになった。時々父さんと呼ぶこともある。その度に耳をペタンと下げて顔を赤くし照れた様子を見せていた。

 これを聞いてセリエは警戒心を下げていた。父として見ているのなら大丈夫かと。けれど親しさが増すと気持ちが変化することもありうるので、まだまだ警戒を解くことはない。


「今日は配る方に?」

「たまにはね。薬作りどうなってる?」

「順調だよ。あまり話すと後ろに迷惑だから行くよ」

「うん」


 裕次郎に軽く手を振って、多尾狐は次の客に対応していく。

 マカベルたちと合流して一緒に昼食を食べる。辛いスープに興味を示したマカベルにあーんとスプーン一杯食べさせ、涙目にしたりしながら昼食を終える。

 マカベルは遊びに、フォーンはフォクシンたちの家で薬作りを、裕次郎は結果を確かめに家に戻る。


「お、おお?」


 薬作りの部屋に入った裕次郎は、三つの木製ケージの中で元気に走り回るネズミたちを見て、喜びに笑みを浮かべた。

 授業に出る前は動くのも面倒そうに水を飲んでいたネズミたちが元気になったということは、免疫薬が完成したことを示していた。


「これで一段落か、よかったぁ」


 成果が出て安心したか、その場に座り込む。

 あとは人間か中型の魔物で実験したいところだが、村の中で試すわけにはいかず、森を出て動物か魔物を捕らえることにする。

 自分自身で試してもいいが、解毒薬を飲んでいて耐性を得ているため、効果がわかりづらいのだ。

 解毒薬があるからと実験台になってくれとは、村人たちに頼みづらく、森外の魔物で試すしかない。

 ゴゼロとケンタウロスに事情を話して、一緒に森の外に出てもらい、秋田犬サイズのイタチの魔物を捕まえて実験に使う。

 免疫薬を飲ませて、副作用の体調不良が収まってから、毒を飲ませて今度は毒の作用で体調不良を起こす。捕まえて七日経過し、大イタチが元気になったことで薬が完成したと確信した。

 リュオーンに協力してもらい、濃い毒液を周囲に被害がでないように大きめの壷に移し変え、水で薄めて、免疫薬へと変える材料を放り込む。

 薬が完成する三日の間に、レシピ作りに取り組んでいった。


「これでレシピも完成」


 紙に材料や作り方を書き上げて、ペンを置き、保存の魔法を使う。達成感が心を満たしていく。


「これからやることは国に完成を知らせる……いや海の民に連絡して、あっちとこっちの免疫薬の確保が先か。だとすると遺跡を使って、シュギーの行った遺跡に向かって海の民に毒入りの海水を確保してもらう。集めてもらう海の民の分の解毒薬を用意しておかないと」


 とりあえずシュギーに会いに行こうと、免疫薬のレシピをまとめて引き出しにしまう。

 リビングに行くと、セリエとマカベルがクッキーを作っていた。


「ちょっと遺跡に行ってくる」

「バグズノイドに用事?」


 手を止めてセリエが聞く。


「遺跡を使わせてもらいたくて。免疫薬を作りたいから海の民に毒を運んでもらう必要があるんだ。そのことを話すために海の民に会わないと」

「行き先を決めるだけならそんなに時間かからないね」


 長期のおでかけではないと、マカベルが嬉しそうにしている。


「もうしばらくは長くでかけることはないよ。んじゃ、いってきます」

『いってらっしゃい』


 バグズノイドに頼み、移動先の設定変更の間、授業や解毒薬を作って過ごし、レフテンド南海の遺跡にやってきた。手には海の民に渡す解毒薬がある。

 その遺跡にももちろんバグズノイドがいる。ダンゴ虫の背に多尾狐と同年代の少女が生えている。黄色の髪をショートカットにしていて、活発そうでいて可愛らしい容姿だ。

 遺跡の外に案内してもらいつつ雑談する。


「それにしても美形率高いなー」

「容姿はデータから適当に決めてるらしいよ。まあ外見がいい方が誰かと接する場合受けはいいだろうし、そんな理由で容姿がよくなってるのかも」

「あー納得はできるな」


 頷いて、ちらりと全身を見る。上半身裸だが、やましい理由で見たわけではない。少しもないといえば嘘になるが、それよりも気になることがある。


「どうしたの?」

「下半身、ダンゴ虫であってるよね?」

「あってるよ」

「ということは丸くなれる?」

「なれるけど、ならない。バランス崩して上半身地面に打ちつけるし」


 実際打ちつけたことがあるのだろう、表情が顰められている。


「意味ないな」

「ないよー、そこが出入り口。真っ直ぐ進んだらすぐに海で、海の民が常駐してるから」

「ありがと」


 どういたしましてという声を背に出入り口に近づく。海が近いというのは本当らしく、波の音が聞こえてくる。遺跡から出ると木々の向こうに砂浜も見えた。

 土色に近い砂浜を海の民の姿を求め歩く。空気は冷たいが風は弱いため、日差しと防寒具のおかげで寒すぎるといったことはない。


「おーい、そこの平原の民」


 声のした方角を見ると、寒い中泳いでいる人間がいた。どうやら向こうから見つけてくれたらしい。

 近づいてくるので、そのまま待つ。砂浜へと上がってきたのは、海の魔物の皮を使った鎧を着込んだ三十ほどの男だ。下半身は泳ぎの邪魔となるのかスカート状の服のみで防具はない。


「ここに平原の民がいるってことはシュギーから聞いてた人間で間違いない? 名前を教えてくれませぬか」

「沢辺裕次郎」

「……名前はあっているな。少し待ってくれ、シュギーもすぐにやってくるであります」


 砂浜に上がる前に、魔法で合図を出したのだ。使ったのは音波の魔法で、モールス信号のように事前に符丁を決めていれば簡単な意思疎通ができる。


「皆が来る前に暇潰しもかねて自己紹介をしよう。自分はユッケーニア氏族の警備隊長ワルアーム。ユッケーニア氏族はここらの海を領土としていまする。なのでサワベ殿を待つ役目も自分たちが引き受けることになったのであります」

「海の民のことあまり詳しくないんだけど、領土とかあるってことは、爵位とかもある? ユッケーニア氏族って海の民の中でどれくらいの地位なの?」


 お偉いさんたちだったら嫌だなと、これまでの経験から内心警戒度を上げる。


「爵位というものはありませぬ。海の民には四つの氏族があり、政治は数年ごとに各氏族が交代して行っている。政治といっても大層なものはなく、どこそこの氏族のどこかの集団が魔物に襲われているので助けに行こうといったことや食料が足りてないそうだから他の領土から運ぼうと決める程度でありますね」


 陸の民と交流を持てばもう少し複雑化するのだろうが、海暮らしで生活が完結しているため交流を必要としていない。今回の毒の件がなければそのまま暮らしていただろう。

 オーギットのように他種族と関わりを持つ者は珍しいといっていい。


「権力闘争とかなさげ?」

「偉ぶるよりも、海流に身を任せて穏やかに暮らしていきたいというのが海の民であります」


 無駄な争いは海に叱られるという独自の感覚を持っていて、積極的に争うことはしないのだ。

 母なる海に常に抱かれている状態だから、穏やかな気性になったのかと裕次郎は考えてみる。

 権力闘争がないと聞き、裕次郎の警戒度は下がっていった。

 大青鮫を退治しようとしていたことから、争いを避けてばかりというわけでもない。あくまでも不必要と思える戦いはしないだけで、横暴に抗うのは必要なことで、権力争いは無駄と捉えている。

 ワルアームと話しながら待って、五分もせずにシュギーと他二名が陸に上がってきた。その二名も男と同じように鎧を着ている。

 男たちは裕次郎のことをシュギーに確認し、本物だと判断する。


「来たということは薬が完成した?」


 シュギーの言葉に裕次郎は頷き、海の民たちはおおっと感嘆の声を上げた。

 これで皆が助かるのだと、嬉しそうに笑っている。


「始めに聞きたいんだけど、万が一の時は匿ってくれって話はどうなった?」

「大丈夫。今のトップたちは毒から助けてもらえるのならと頷いた」

「そっか」


 よかったと胸を撫でおろす。


「薬に関しての話をしたいんだけど、俺から本拠地に行った方がいいのか?」


 それにワルアームが首を横に振る。平原の民といった陸の民は水中で極短時間しか動けないと知っているので、連れていくことは最初から考えていない。


「普段は俺たちが連絡役になって、重要そうなことはトップの一人がこっちにくることになっていまする」

「なるほど。とりあえず伝えたい全部話せばいいのか」

「そうですね」


 それじゃあと解毒薬と免疫薬ができたこと。免疫薬をメインにするから毒入りの海水が必要なこと。回収する海の民には解毒薬を配ろうと思っていること。などなど話していく。

 解毒薬をメインにしない理由も話してもらい、海の民たちは納得した様子を見せる。毒に侵される仕事をやる必要があると聞いても、解毒薬があるならばと怒りや拒否を見せることはなかった。

 自分たちが犠牲になることで、多くの仲間が助かるのならばという密かな思いもあった。


「念のために聞くが、解毒薬はきちんと効果を発揮するのだろう?」

「俺が自分で効果を試したから間違いない」

「トップに聞いてくるが、大丈夫と思っていいであります。毒入りの海水はたくさんあればあるほどいいのであろう?」

「そうだね、こっちの知り合いの分とそっちの全員分が必要だし、あって困ることはない」


 今森で作っている分では、協定を結んだ種族全員に行き渡りそうにない。

 頷いたワルアームは、シュギーに行き帰りにどれくらい時間がかかるか聞いて、一回目の運送隊がいつ帰ってくるか予想を立てる。


「頑張れば二ヶ月ちょっとで第一陣が帰ってこれまするが、約三ヶ月と見ておいたほうがいいか。その間に皆に知らせることもできるし、時間は無駄にならないと」


 これくらいの大きさの壷でどれくらいの薬ができるのかと、壷の大きさを浜に描く。

 裕次郎はそれを見て、大体の容量を推測していく。


「それくらいだったら……一人に必要なのはお猪口一杯だから……五千人分くらいか?」

「だとしたら必要数は……約五千個、いや一度に全員集まるわけではないから、五千個の壷を用意しなくてもいいのか」

「しばらく忙しくなるだろうけど頼む」


 頭を下げた裕次郎に、顔を上げるようにワルアームたちは言う。


「誰かを救うための忙しさなら苦にはならないであります。頭を下げる必要はない」


 ワルアームには子供がいる。その子や妻が助かるのだから、こちらから頭を下げるのが当然だと思っている。

 シュギーや他の二名も同じ思いだ。


「話はこれでおしまいかな」

「こちらから話すことが一つありまする」


 なに? と先を促す。


「薬師殿に頼りきりではどうかと思い、トップたちは毒の被害を減らす方法を話し合ったのであります。それで亀裂に蓋をして毒が漏れ出ることを防ぐのはどうかという意見が出ました。もちろん今回と同じようにひびが入り、別のところから漏れ出る可能性もあります。ですが被害を減らすと同時に時間を稼ぐことができまする。その時間で毒の完全除去の方法を考えられないかと思うのです」


 それを聞いて裕次郎は意外なことを聞いたといった表情になる。これまで広がった毒に対してどうするかという考えで、流出を止めて被害を押さえるということを思いついていなかったのだ。

 被害を抑えることができるなら、必要な薬も減る。必要材料数も減る。

 解毒薬で出た問題に対する解答の一つが得られたような気がした。

 もしかしたら邪魔と切って捨てた薬師との話し合いでも、その意見が出ていたかもしれないと思うと、一人で事を進めるのは無謀だったのかとも思えた。


「その考えはなかった、んだけど」

「だけど?」

「ただ蓋をすれば防げるのかなあれ。完全に密閉しないと駄目だと思うんだ。平たい石材を置くだけじゃ防げそうになかったと思う。そこらへんどう思う、シュギー」

「そうだな……難しいと思う」


 問われて亀裂の様子を思い出し、石版を置くだけでは無理だと判断した。そしてぴったりと収まる石材加工も自分たちでは無理だと思う。


「無駄な考えでしたか」


 ワルアームが落ち込んだ様子を見せ、それに裕次郎はそんなことはないと励ます。


「いや無駄じゃない、塞ぐって考えは俺は思いつかなかったけどいいと思う。ただ塞ぐ方法がなにかあれば……」


 壁などに亀裂が入ったとき、どうやって隠したりしたか日本での生活を思い出していく。


(壁に傷が入ったときは壁紙で隠して、ブロック塀が壊れたときはそこを丸ごと交換。壁の亀裂修理は見たことがないな。じゃあ床とか。床が抜けたらブロック塀と同じくその部分丸ごと交換か。道に亀裂が入ったら……地震で壊れた道の修理ってどうやるのか知らないや。道、道、道……道に亀裂……亀裂じゃなくて穴なら……)

「あ!」

「どうしたでありますか」


 考え込んでいた裕次郎が突然声を上げたことに、ワルアームは驚き声をかける。それに気づかず裕次郎は考えを進めていく。


「アスファルトで埋めてたところ見たことある。あれなら穴の形に沿って……でも水の中で固まらないんじゃ。んー……アスファルトに拘る必要もないか? 作り方も知らないし。ようは亀裂に沿って固まればいんだから。薬にそんな効果のがあるかどうか……」


 アスファルトってなんだろなと顔を見合わせるワルアームたち。

 知識から水中での舗装に使えそうな薬を探していき、前文明で栄えた山の民が作り出した舗装剤を見つけることができた。

 材料の一つはマーマンとの取引で得ているプニリュートの粘液で、村にあるだけでは足りそうにないので、ヒアとヴァインにひとっ走りしてもらうことにする。


「塞ぐことはできそうです。ただ塞ぐための薬の完成に長くて十五日ほどかかるので、そのくらいにまたここで会いませんか? んで、それを持っていって塞いで、大部分を塞いで一部塞がずにいてくれませんか」

「どうしてだ? 完全に塞いでしまったほうが今後の被害を抑えることができるであります」

「免疫薬を作るには毒が必要なんだ。海流で流れて毒の回収ができなくなると、かえって死者が増える可能性がある。人数分の毒を回収するまでは、毒の流出量を抑えて被害を減らす方向でお願いできませんか」


 ワルアームたちは少し考えて頷いた。海が汚れたままというのは嫌ではあるが、必要な処置だとも理解できた。

 一年後には完全に塞いでほしいと頼み、裕次郎は頷く。

 十五日後の再会を約束し、今日のところはこれで分かれる。

感想誤字指摘ありがとうございます

書き溜めしてきます


》修正案

いくつかの案をありがとうございます。もやっとしたもの感じるのでそのままにはできませんでした

修正しても無理矢理感がぬぐえないですね


》ユージローの勇者に対する反応が思っていたよりかなり厳しいものでしたが

》そうなるかなーとは思ってましたが裕次郎はロンタを許しませんでしたね

当初は村への移住を許す方向で考えていたんですが、皆さんの感想で納得する部分があり、移住はなしということになりました


》それでも条件をつけて手助けするだけユージローは大人なのでしょうね

大人というか書き手が命を軽いという意識してなかった


》「薬師」って”やくし”と読ませるんですか!?

くすしであってます。以前も指摘されて間違えてました。クスシじゃ変換できなくてヤクシで変換してる癖が


》そしてツアさんつええええええええええええww

なんだかツアさん強くなりすぎてる気もする。今後の成長性を考えるとピークは過ぎているしそうでもないかもしれないんですが


》マカベルに対する謝罪を深く考えてなかった!って反省したんだし~

今後のもっと考えて行動させてあげたいです


》勇者はハーレム島を手に入れた

そういう目的であげたわけじゃないですよ?

二人でもハーレムっていうんだろうか


》セリエが恥ずかしがっている姿もなかなか可愛いですね

恥ずかしがらせたほうはセクハラ気味ですけどね


》本妻をどうなるかわからない逃亡生活に連れて行くのにおまえが良いというなら愛人連れて~

ロンタ最悪ですね!


》心の傷が治せる薬ですか…リアルに欲しいと思ってしまう~

現実にあればほしがる人は多数なんじゃないかなと思います


》ミュールは良くも悪くも常識を疑わない一般人なわけですな

ですね。それで困ることもないですし


》まだまだいろいろ展開しそうで楽しみにしていますね

いやいやさすがに展開は、ラストに向かってますよ?


》解毒剤の材料を大量に入手したら、その材料なくなるんじゃない

なくなりますね。それに気づかず、ほかの薬をつくるはめに


》確実に天空の都市いくフラグが入っているよね

いつかはいくだろうけど、本編ではいきません。そこまで書く予定がないですからね


》ミュールが強くマカベルを倒すって言ったらロンタもすぐ裏返りそうだなぁ

いえ、倒さないという考えは変えないです。反省したということもありますが、裕次郎たちに勝てそうにないとも考えてますから

ミュールに言わなかったのは、そのままで問題ないからですね。ミュールがマカベルに会うことはありませんし、下手に変えてしまうと、


ミュールが人々から爪弾きになります。ロンタが守れるならいいんですが、絶壁に連れて行くわけにはいきませんし


》常に斜め上に考えるバカ貴族フラグ

そんな貴族がいても王が止めると思います、下手うつと本当に人類激減すると考えてますし


》上の都合で勇者への人質になったり指名手配されたりするのに~

そこまで考えいないですね。ミュールもそうですが、多くの人々は勇者への人質を必要とする状況など想定していないです

関係者といっても同じかと、むしろこれまで働きを知っている分、褒められてはしても非難を受けることは考えていないでしょう


》国が速攻で統制をかけないと足りるとしても不安からの流言で~

数の怖さは知っていると思いますし、しっかりとやると思います


》問題なのはロンタがどっちにも気があることだしな~

気があるというか、優柔不断といった意味合いが強いのかな。振って傷つけることを怖がった?

レラの心の強さを信じていないということになるんでしょうか


》今代の魔王は人に害することはないということや魔王の事実を公表する

これを薬を渡すことの報酬にすれば可能かと、でも報酬はほかにもほしいわけで


》フォーンを僕にください(´・ω・`)

むしろ私がほしい


》ミュールはマカベルと遺跡で会うと面白いかも

異能を制御できて違和感を与えませんから、見た目普通の子供。驚きますね


》解析はともかく、試験のための密閉施設とか有りそう

たしかにありそうだ


》裕次郎達と人間達との交渉(裕次郎側からすればどうやって~

裕次郎って交渉不得意という自覚があるんですよね。相手は政争得意な人たちですし、太刀打ちできないんじゃね?


》解毒薬の製作難易度(成功/失敗と効果の高低)と材料取得難易度(特に森で手に入るモノ)~

裕次郎はこの問題に作る途中で気づき、完成させてこれは駄目だと気づけました

おかげでもう一品作るはめに


》予言の矛盾考えてなかったんかーい

なかったです、指摘されて気づきました


》今日だけじゃなくてしばらく隣にいる!

残念?ながらマカベルとリュオーンでした


》ロンタ、言うほど不義理かねぇ?

ここらへんはわからなくなりましたね。どうするのがロンタらしいのか考えてます


》薬を用意する際の国との取引で裕次郎の王族殺しは冤罪~

冤罪を解く利点を裕次郎は感じなかったりします。このまま森暮らししている分には被害ないですからね

だからといって許しているわけでもないんですが

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― 新着の感想 ―
[一言] 中和剤を作るって方法はないの? 直接、毒の力を抑えるの それが可能なら、仮に毒が広がったとしても死人が出ない
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