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37 森の攻防 5

 森の中をある程度走り、三人は速度を緩めた。魔物の数が減り始め、森の中は静かになってきている。通常ならば喜ばしいことだが、現状では兵の進攻を止められないということなので素直に喜ぶことはできない。


「今日は疲れたーっ」

「お疲れ」


 労うセリエも疲れている。ゴゼロは平気そうな顔をしていた。


「クスシにモ加勢できたらよかったノだがな」

「いんや、陣を荒らしてくれて助かったよ。俺はあの二人の相手でそこまで荒らせなかったし」


 走り回り、竜巻の魔法二発使っているので、軍にとっては迷惑なことにかわりはない。


「これで時間稼げるといいんだけど」

「そう願うよ」

「まったくダ」


 使った回復薬などの材料を集めつつ、集落に戻ると客が来ていた。

 集落の入り口で、賢狸とハインドがドライアドと一緒に三人の帰還を待っていた。

 ドライアドに声をかけられた後、賢狸がまず話し出す。

 

「渡すものがあるー」


 そう言いリュックから、食料をいくつも出した。明らかにリュックの収納量を超えている量が並ぶ。節約すればこの集落で三日分はあるか。


「吸血鬼や他の魔物から差し入れー。運ぶように頼まれたー」

「すっごい助かる」


 まだ食料に余裕があるとはいえ、減り続け増加は少ない。集落内に小さな畑を作ったものの、収獲量はそう多くはないのだ。そこに物資の追加は嬉しいものがあった。


「もう少し集まるからまた持ってくるなー」

「頼むよ」


 賢狸は頷き、一歩下がる。次はハインドの番だ。


「今回は大変なことになっているようで」

「ほんとにね。既にがたがただよ」

「賢狸から知らせを受け、私たちもとても驚きました。また進攻してくるとは思ってなかったので」

「吸血鬼も前回爺さんのように人と戦ったんだ?」

「ええ、私たちが行ったのは主に補給線を潰すことです。今回もそれを行おうと思っているのですが、どうします? こちらに戦力を回した方がいいでしょうか?」

「補給があるのは当然か。目の前のことばかりに気をとられてた。森の戦力が増えないのは痛いけど、向こうの追加も痛いんだよね」


 裕次郎は吸血鬼の提案を受ける方向で行くことにする。そしてセリエたちに意見を求める。他の者がこちらに戦力を回してもらいたがっていたらそれを考慮することにした。

 セリエもゴゼロも裕次郎と同じように考える。追加の兵は勘弁してほしかった。戦いにまだ本格参加していないドライアドはノーコメントだ。


「ではそのように主に伝えるとします」

「協力とても感謝していると伝えておいてもらえる?」

「わかりました。では失礼します」


 一礼したハインドは賢狸を伴って去っていく。ハインドは連絡役と賢狸の護衛を兼任していた。護衛は森から少し離れた場所で終わり、ハインドはそのまま東へと進む。森から徒歩五日の位置に吸血鬼たちは陣取っている。そこから補給部隊を探している最中だ。

 集落前に置かれた食料を皆で運び、今日はこれ以上なにもする気が起きず、疲労回復薬を飲み寝床に入る。既に寝ていたマカベルの顔を見て裕次郎とセリエは、暴走について賢狸とハインドに聞くんだったとド忘れを悔いた。

 一晩眠ればけろりとする裕次郎と違い、セリエは完全には疲れがとれなかったようで、二度寝をさせる。

 マカベルと一緒に朝食を食べて、セリエとヴァインのことを任せると裕次郎は家を出る。そのまま集落を出て、すぐ近くの木に向かう。そこはヒアの仮の宿だ。木の下から声をかけるとヒアが下りてきた。


「おはよう。体の調子はどう?」

「おはようございます。どこもおかしいところはありませんよ」


 くるりとそこ場で回ってみせる。一拍遅れて桃色の髪が広がり元に戻る。


「んじゃ、ちょっと上から様子を見てもらえるかな」

「わかりました」


 空に飛び立った、ヒアは十分ほどで地上に下りてくる。

 

「少々荒れていますが、いつもと同じように見えましたね」

「いつもと同じ……来るのかな。また後で見てもらえる?」

「ええ」


 ヒアに頼むと、今度はフォーンの元に行く。そこで以前教えた麻痺毒とそれを入れるちょっとしたしかけのある木箱作成を依頼した。

 マカベルが動けなくなったかわりに、魔法などが届かない高度から液体の麻痺毒を陣に注いでもらうつもりなのだ。蒔ける量が少なく、多少の嫌がらせにしかならないだろうが、陣を放置するよりましだろう。

 この二時間後に軍が動き出し、ヒアはそれを報告した。

 その情報に礼を言い、裕次郎はゴゼロと話し合う。


「フォクシンたちを動かせるかな? クロスボウを持って一度だけ矢を放って退散だけでも助かるんだけど」

「近づいて戦えトいうわけではないかラ大丈夫かもしれン」

「聞いてみよう」


 二人でフォクシンの長のところに行き、話してみる。ゴゼロと長の表情から色よい返事は期待できそうにない。


「難しいラしい」

「怖いからなのかな?」

「だろうナ」

「じゃあ、俺たちが十数匹を率いてしかけるのはどうだろう? フォクシンのみの少数で動くよりましだし、いざって時に俺たちが戦って逃げる時間稼ぎもできる」


 この条件で聞いてみて、それならばと頷く。これに加えて、疲れ果てたゴブリンたちを見て、自分たちも動く必要があるかもしれないと思い始めていた。怖いので言い出せなかったが。

 起きてきたセリエも加え、一人が二十匹を率いて森に出ることになった。長く戦えるとは思っていないので、矢の数は一匹三本もあれば十分だろうと考え、配布されていった。

 どのフォクシンも怯えた表情で、使い物になるのかと不安が湧くが、遠くから攻撃するくらいできるだろうと期待するしかなかった。

 残った四十匹のフォクシンたちはいつものように、外壁強化や矢の作成をしてもらう。


「セリエは弓での攻撃と指揮だけで。疲れが完全には抜けてないだろ?」

「仕方ないわね。無理はしないことにする」


 肉体的な疲れは薬のおかげでないが、精神的なものまでは無視できておらず、いまいち調子がでていない。素直に頷いて、単騎突撃しての時間稼ぎはやらないことにした。攻撃も一度で退くことにする。

 それぞれが進む方角を決めて、出発する。

 殺気立っている森の魔物も、裕次郎たちには手を出す気がないのか視線は感じられるものの襲い掛かってくることはなかった。フォクシンのみで出していたら、襲われていただろう。

 四十分ほど進み、裕次郎は待ち伏せることにしてフォクシンたちを止める。一方でセリエとゴゼロは察知能力の高さを生かして、兵を探し先手をとるといった戦い方だ。

 セリエは見つけた兵に一度攻撃をしかけ、兵が後退したのを確認して集落に戻る。ゴゼロも似たようなものだ。こちらは二度攻撃をしかけて退いた。フォクシンを送り届けた後は、いつものように兵を殺すため出て行った。裕次郎は通りがかる兵がいなかったためしばらく時間がかかったが、三時間かけて三本の矢を使い切り、集落に戻る。そしてゴゼロと同じく森に出る。

 戻ってきたフォクシンたちは誰一人として欠けていないことに、ほっと安堵し少しだけ自信も得た。

 この攻撃で死んだ兵は二十人もいなかった。だが矢での強襲ありと軍側に認知させ警戒心を上げさせ、進攻速度を落とすことはできた。

 裕次郎とゴゼロが奇襲を続け、午後二時になろうかという頃、森中に咆哮が響く。それは聞き覚えのあるものだ。


「これは……水竜!? 誰か湖にたどりついたのか」


 以前も聞いた咆哮に、体が竦む。森に入っていた兵たちも同じように驚き、やばいものが動き出したと退く者が多数だった。

 裕次郎は確認のため急いで湖へと走る。三十分かけて湖に到着すると、木々が倒れ荒れた光景が広がっていた。

 やはり水竜が起きており、その視線の先に倒れたゴンドールがいた。水竜の攻撃を受けたのだろう、全身が濡れており生きているのか死んでいるのかわからない。周囲には昨日連れていた山の民の姿はない。


「人間か」

「久しぶり。体の調子はどう?」

「眠る前よりはましだが、本調子には遠いな」


 水竜が自身で思った以上に衰弱していたようで、眠り始めて四ヶ月以上経つというのに回復状態は六割をようやく超えたところだ。起こされなければ一年近く眠っていた可能性がある。


「やっぱりか……どれくらい動ける? 今森の外に人間が大勢いて森を攻めてるんだ。可能ならあれらを蹴散らしてほしいんだけど」


 起きたのなら動いてもらった方が得策だろうと聞いてみる。それを水竜はつまらないことを聞いたと、冷めた視線を送る。


「人間程度、今の状態でも蹴散らせる。どこだ?」

「あっち。森から離れた位置に陣を敷いてる」


 湖から出た水竜は蛇と同じように移動していく。

 それを追おうとして、裕次郎は足を止めた。


「ゴンドールはどうしようか。とどめ刺したほうがいいか?」


 水竜を起こすようなハプニングをまた起こされてはたまらないと、少し迷い近づいていく。

 その間に割リ込むように、姿が見えなかった山の民が現れた。彼らもずぶ濡れだ。彼らは水竜の攻撃の余波を受けて吹っ飛ばされていたのだ。少し気絶していて起きたばかりだった。

 二人がゴンドールを抱え、一人は決死の覚悟で構えをとる。目の前に立つ山の民に裕次郎はめんどくさそうな表情で話しかける。


「このまま森から退いて、国に帰るならこの場で手は出さない。回復薬も一つあげよう」


 水竜が起こす混乱に乗じて、陣を荒らしたかった裕次郎はここで時間を取られたくなく提案する。


「薬はいらないが、素直に退けば手は出さないのだな?」

「出さない。あんたらの相手をする暇はないんだ」


 構えをとっている男は背後の二人に視線を送り、頷くとゴンドールを抱えて素早く去っていった。余波とはいえ、わりと大きなダメージを受けていて戦いは避けたかった。

 その背を見送って裕次郎は、強者が一人脱落したことにほっと安堵の息を吐いた。男たちの制止を振り切って戻ってくる可能性もあるが水竜の攻撃を受けたのだ、しばらくは行動不可能だろうと考える。ゴンドールの状態は全身いたるところの骨が砕けていて、内臓も傷ついている状態だ。鍛え上げた山の民の頑丈さがなければ死んでいたところだ。

 水竜の後を追い出してすぐに、湖に向かっていたゴゼロと合流した。走りながら事情を簡単に説明する。


「水竜が起きタのならば、この戦いハ終わるか」

「だろうね。ようやく楽になると思うと嬉しいよ」

「そうダな」


 水竜の勇姿でも拝むかと軽い気持ちで森を出て、遠くに見える水竜の背を追う。この戦いが始まって、初めて生まれた余裕だった。

 一方で慌てているのは軍だ。あの咆哮を水竜のものだと仮定し、急いで持ってきていた対策を準備していく。


「柱を全部運べ! 竜殺部隊に急いで準備させろ!」


 ビュートに指示を受けた兵に声が高らかに響く。

 準備は総出で行われ、咆哮が聞こえてた二十分後には陣から三十メートル離れた位置に二百人のどこか虚ろな兵が立ち、透明な水晶製の柱が十メートル間隔で六本立てられた。この場合の水晶は宝石ではなく、水属性の鉱石の方だ。

 兵は死人兵よりもまだましといった程度の顔色で、動きは鈍い。


「あの兵と柱が水竜対策?」


 ロンタは隣に立つビュートに聞く。ロンタのほかにオロスたちも近くにいる。オロスは無事回復したが愛用の槍が壊れてしまい、修理してもらっている最中だ。


「そうです。柱は水晶を精錬し、水を防ぐという魔法道具として仕立て上げた。あれ六本で国家予算二年分を少し超えるらしいですな。兵の方は協力魔法を使う」


 ロンタたちは国家予算二年分が実際どれくらいかはわからなかったが、とてもつもなくお金をかけたことはわかる。


「兵の様子がおかしいけど、あれって死人兵?」


 死人兵を間近で見たレラは似たような雰囲気を感じ取った。カルマンドも同じ感じを受けている。


「似ていますが違いますな。あっちは自意識がほぼなく、こちらはまだ残っている」


 洗脳されていて司令部の都合のいいように動くので、実のところ死人兵とかわりないのかもしれない。


「あの者たちは何年も前から竜に効果的な毒を喰らって生活しています」

「どうしてそんなことを?」


 レラたちは顔を顰めた。尋常な生活ではないと深く考えずともわかる。


「血肉は当然として果ては魂にまで竜を殺すという毒性を帯びさせるためだとか。そういった者が放つ魔法や魔術は竜に効果的なダメージを与えるという話です。事実何度も下位竜を容易に討伐していると情報が入ってきておりますな」


 魂に毒性を帯びさせるために、古の魔法まで利用している。そのせいで彼らの症状は薬では治るようなものではなくなった。

 この二百人は生き残りだ。これだけの兵を作るのに三千人近くの人間が毒に耐え切れず死んでいる。


「全ては水竜を倒すため、か」

「ええ、森の開発するために人道から外れたことをしていると思いますよ」


 使っているとはいえ、ビュートもいい気分ではないのだろう。だが王からの命令だ。私情を挟んで使わないという選択肢をとることはなかった。

 ビュートたちの視線の先に白い巨体が現れる。


「来たか! 竜殺魔法準備始めっ」


 竜殺部隊の間を兵が薬を撒いて回り、準備を整えていく。薬を撒くとトランペットを吹いて合図を送り、部隊に魔法の準備を始めさせる。

 ある程度近づくと水竜も自身の周りに三メートル弱の水球を出現させる。すぐに増えていきその数は三十を超えた。

 さらに水竜が近づいて、竜殺魔法が届く距離になる。竜殺部隊の指揮官が使用許可を出す。


「いまだ撃てぇーっ!」

『竜滅の咆哮っ!』


 水竜を飲み込みそうな太い白色光線が一直線に突き進み、水竜はそれに驚きながら、水球を勢いよく発射した。

 水竜に追いついた裕次郎とゴゼロは、白い光線に飲み込まれた水竜を目撃する。人の攻撃など無意味だと防御することもなかったのだ。

 十秒以上の光線放出の間に、水球が陣に迫る。だが水球は見えない壁にぶつかって破裂していく。


「防げているっ水竜の攻撃を防げているぞ!」


 ビュートは目の前の光景に興奮したように笑う。人が届かない位置にいる存在と短時間とはいえ戦えているのだ興奮しても仕方ない。

 だが水晶柱のそばにいる者にとっては、喜べないものがある。始めはぶつかって揺れる程度だったのだ。しかしぶつかる回数が増える度に細かなひびが水晶柱に入っていった。ひびが増える度に、耐え切れるのだろうかと不安が増していく。欠片が落ち出して、これは不味いと思い始めた時、光線の放出が止まる。すぐ後に水球の衝突も止んだ。

 兵たちの視線の先にはゆっくりと倒れていく水竜の姿があった。人間の攻撃を侮り、防ぐことすらせずに攻撃を受け続けたのは、病み上がりの体にはきつかったらしい。

 慌てて駆け寄った裕次郎たちは、水竜の呼吸を確認し生きていることに安堵した。


「このまま安堵し続けたいけど、軍が動き出した」

「聞こえルかっ人か動物に変化しロっ」


 止めを刺そうと動き出した軍を見て、ゴゼロは意識があるかわからない水竜に大声で頼む。以前まだ人を嫌っていない頃に、人に変化した水竜を見たことあったのだ。それが聞こえたのか、水竜の体が仄かに発光し縮んでいく。発光が終わると、真っ白な三十過ぎの女が現れた。表情は苦しげに歪められている。

 落ち着いた状況ならば人化に驚けただろうが、今はそういった状況ではないと裕次郎はバッグから天衣無縫ではなく、天下無双の入った小瓶を取り出す。


「俺が足止めするから、爺さんはそっちをお願いっ」

「一人デ大丈夫なのカっ!?」

「奥の手使うから。勇者でも蹴散らせるよ」

「無茶はするナよ」


 わかってると頷き、薬を飲み下す。久々に感じる高揚感と少しずつ力が削れる感覚に失敗していないことを確認した。

 斧を借りた裕次郎はすぐに軍へと突撃していく。

 水竜を倒したという勢いとたった一人での特攻に、兵たちは裕次郎への恐れを忘れ、魔法を飛ばした後、勢いよくぶつかっていく。

 千に迫ろうかという炎の矢や氷の塊をあっさりと裕次郎は突破し、兵たちを吹っ飛ばしていった。多くの者が今ならば懸賞金獲得も夢じゃないと裕次郎に群がったたため、裕次郎が斧を一振りするたびに最低でも三人が倒れていく。途中で大鎌使いの武器も奪い、変則二刀流となって殺傷数は増えていった。

 あっというまに百を超える兵が地面に倒れ伏して、軍の足は止めさせられた。兵の血に染まった裕次郎はその中を真っ直ぐに進み、水晶柱までたどり着く。


「これは厄介だし、壊させてもらう!」


 そう言うと阻止しようとした兵をものともせずに、水晶柱を蹴り砕いていく。元々ひびが入っていたものだ。手を抜いた蹴りでも簡単に砕けていった。


「これでよし」


 あとは水竜に大ダメージを与えた者たちだと、光線の発射元を思い出し、そちらに走る。

 竜殺部隊は役目を終えて、その場に座り込んでいたのを兵たちに運ばれていく最中だった。そこに裕次郎が嵐のように突っ切って蹂躙していく。そのまま裕次郎は陣内を思いっきり駆け回った。

 時間にして二十分ほどの暴走だが、陣が受けた被害は昨夜よりも大きかった。

 暴れたままの速度で裕次郎は森へと去っていく。

 その背をロンタたちが呆然と見送る。


「なにあの速度、まったく追いつけないじゃない!」

「あれが奥の手って奴か」

「兄貴なにか知ってるんですか?」


 カルマンドの問いかけに、詳しいことは知らないとロンタは首を横に振る。聞いたのは互角以上に渡り合った昨日よりも、さらに上の強さがあるという話だけだ。


「それがあの暴れっぷりなんだろうさ」

「勇者より強い薬師ってなんなのよ」


 呆れたような声でレラはその場に座り込む。

 

「常に使えるわけじゃなさそうだから、まだやりようはあるんじゃないか?」

「いつも使えるなら、昨日も使っただろうしね」


 オロスの言葉にロンタは頷いた。利点はあるが、欠点もあるのだろうと推測し、ロンタとオロスは欠点について話していく。だが情報が少なく推測の域はでなかった。

 話し合いを止めて、また荒れた陣内を片付けるために動いていく。


 森に入った裕次郎は急いで集落に戻る。そろそろ時間切れで、疲れ果てた状態で森の中を移動したくはなかった。普段は裕次郎を襲わない魔物も、消耗した状態ならば勝てると襲いかかってくるだろうと推測できた。

 山を登り、集落まであと二百メートルというところで効果が切れ、どっと力が抜けていく。斧と大鎌を持っての移動は辛く、道の端に置いて重い体をなんとか動かし集落入り口に戻ってきた。

 その入り口には、エビ人間やカニ人間のような集団アルマネイドが四十人ほどいた。


「なにこの集団。早く寝たいのにまたハプニング?」


 勘弁してくれと思いつつ、注目を浴びつつ入り口に歩く。入り口にはセリエとドライアドとゴゼロがいる。ドライアドはアルマネイドと話していた。アルマネイドの方は大声で、ドライアドは宥めるように話している。

 裕次郎の帰りに気づいたセリエが心配そうな表情を浮かべて駆け寄ってくる。


「あれ使ったらしいけど、大丈夫!?」

「ただいま。すごい疲れた。早く寝たい」

「私としても早く寝させてあげたいんだけど」

「まあ、こんな状態ならそうも言ってられないかぁ。どんなことになってんの?」


 裕次郎たちがフォクシンたちを送った後のことだ。

 人間との戦いを押されっぱなしで進めていたアルマネイドたちは、水竜の怒りの声を聞いて不安定な精神状態となり、戦いに勝ちを見出せなくなった。そこで少しは生き残るかもしれないと、ドライアドが言っていたフォクシンの集落に女子供を送ることにした。

 その護衛に男が五人ほどつき従い、集落にやってきた。そこで男たちがフォクシンたちに入れるよう命じ、騒ぎを聞きつけたドライアドとセリエがアルマネイドたちを止めている状態となる。そこにゴゼロが水竜を連れて戻ってきた。水竜も負けたと知り、その場にいた全員が驚く。アルマネイドは安全な場所を求めて、移住を強要するようになった。

 この態度はアルマネイドがフォクシンやゴブリンを下に見ているからだ。実際、普通のゴブリンたちはアルマネイドより弱く、命じられれば言うことを聞く。通常ならばこの態度でも要求は通った。だが今は緊急事態で素直に頷くわけにはいかない。ドライアドも上も下もない仲間としてならば通すと言っているが、それをアルマネイドは突っぱねて、あくまでもこの集落のトップに立つことを主張している。


「なるほどなぁ。簡単に話をすませるにはフォクシンが上だと知らしめればいいんだ。バリスタぶっ放してしまえ」

「それだと死人がでるわよ?」


 クロスボウだと持ち前の甲殻で弾く可能性があるが、バリスタならば貫通確定だ。


「それくらいしたら、このエビ人間たちも大人しくしてるんじゃない? ただ飯喰らいを受け入れろって言ってきてるんだし、大人しくしてもらった方がこちらとしては都合がいい」


 疲れていて早くすませたいせいか乱暴な提案をする。

 それでいいのだろうかとセリエは、ドライアドとゴゼロを見る。


「俺としてハそれでもいいナ。騒がレては戦いの邪魔ダ」

「私はあまり争ってもらいたくはないんだけど、このままだとどこまでも平行線な気もするし」


 裕次郎の提案をアルマネイドの代表者に伝えると、笑い声が上がった。フォクシンが自分たちに勝てるわけがないと嘲っているのだ。


「この笑い声聞いたら、少しは痛い目あってもいいんじゃないかって思えてこない?」

「癇にさわる笑いなのは確かね」


 若干ひくついた表情でドライアドが返す。

 模擬戦が決まり、アルマネイドは代表者一人、フォクシンは道具ありで八匹までとなる。実力差から通常は、武器ありフォクシンが十匹いてもアルマネイドに勝つことはできない。甲殻を砕けるだけの筋力がないのだ。

 模擬戦不参加のフォクシンたちが準備を整える間に、裕次郎は森へ戦いに出たフォクシンたちに戦いの流れを伝えていく。そう難しいことでもない。以前話したバリスタを当てる方法を実行すればいいだけだ。

 戦いを経験したフォクシンたちには、アルマネイドに対して大きく怯えることはない。恐怖から動けなくなるという事態は起こらないはずだ。

 準備が整い、集落の外に魔物たちが集まる。それなりの数が出てきており声援を送っている。窮屈な暮らしの憂さ晴らしも兼ねているのかもしれない。

 ドライアドが合図を出すことになり、両者の中央に立つ。

 石を投げて、地面に落ちたら開始と両者に伝え、手に持っていた石を放り投げた。

 石が地面に落ちると同時にアルマネイドは動き、フォクシンたちは六人が一斉に氷の飛礫を飛ばす。魔法を使えることをアルマネイドたちは当然知らず、見学していたアルマネイドたちも驚きの声を上げた。

 戦っているアルマネイドも思わず足を止める。驚いたが怪我はないことを知ると、再び歩を進める。目や首をしっかり防御すれば怪我は負うことはないと理解しており、二度目の魔法にも足を止め耐えた。

 直後二匹のフォクシンが左右から近づき、瓶を投げつけた。避けるには少し遅く、瓶が割れ足と地面に中身がぶちまけられた。中に入っていたのは粘着液だ。ねばねばとした液体に足を取られこけている間に、フォクシンたちは急いでバリスタの発射準備を整えていく。全員でアルマネイドに向けてバリスタを動かし、四匹のフォクシンでリールを巻き、三匹で杭をセットして、残りの一匹がアルマネイドの動きに合わせて合図を出す。

 起き上がったアルマネイドは自身に迫る杭を弾こうと、右腕を構えて薙ぐ。

 結果はアルマネイドの右腕ごと吹っ飛んだ。悲鳴が周囲に大きく響いた。

 自慢の甲殻があっさりと砕けたことに、見学していたアルマネイドたちも悲鳴染みた声を上げる。

 ドライアドが続けるかと問いかける。それに格下に負けてなるものかというプライドから続行の意思を告げた途端、二本目の杭が飛んできた。それは狙いが顔の横を通るだけで当たることはなかったが、心を折るには十分でアルマネイドが気絶して勝者はフォクシンとなった。


「これで大人しくすることに頷くかな。まだ頷かなかったら、爺さんが全員を叩きのめして物理的に大人しくさせればいいよね」

「そうすルとしよう」


 後は任せたと言い、裕次郎は集落に入っていく。いい加減眠りたかった。

 セリエの肩を借りて家に入り、寝床に寝転んだ。マカベルはシュピニアと一緒に水竜の様子を見に行っている。フォーンは麻痺毒作りに精を出している。

 すぐに寝入った裕次郎は十二時間近く眠り、夜明け前に起きた。ほんの少しだるさはあるが、戦うことになんの不都合もない。セリエとマカベルに挟まれている状態からそっと抜け出し、家の外に出る。

 静かな集落から出て、置いてきた斧と大鎌を回収し、戻ると入り口にドライアドが立っていて声をかけてきた。


「おはよう。疲れはとれた?」

「おはよ。ほとんど取れたよ。アルマネイドたちはどうなった?」

「少しは反感があったけど、ゴゼロに二人ほど叩きのめされて大人しくなったわ」


 ふーんそうと流して、今はどこにいるか聞く。今でも建物が足りていない状態なので、屋外に放置された状態だ。もともとそういった暮らしをしていたので気にしてはいない。


「アルマネイドはもういいや、待ってたのはなにか用事があったから?」

「ええ、水竜を診てもらいたくて。ずっと眠りっぱなしなのよ」

「俺、医者じゃないんだけど」

「それに近いでしょう? 私よりはなにかわかるんじゃないかって」


 行ってみようと、ドライアドの案内で小屋に入る。枯れ草のベッドにシーツを敷いて、薄手の毛布をかけられた人間形態の水竜が寝ていた。もともと白い肌をしているのだが、血の気が通っていない病的な白さになっている。

 シュピニアは枕元で丸まって寝ている。

 熱とかはどうなのかと裕次郎は水竜の額に手を置く。置いて竜の平熱など知らないことに気づいた。


「わからないから、前も使った方法をやってみよう」

「回復薬とか飲ませる?」

「そうそれ」


 自己申告でどういった状態なのか教えてもらえれば、まだ手の出しようがあると思えた。

 薬を置いてある小屋から、回復薬と疲労回復薬と山の民の秘薬と森の民の秘薬を取ってくる。これだけあれば目を覚ますくらいはするだろうと、ゆっくり飲ませていく。三十分ほどかけて薬を使い終わり、ドライアドが声をかける。

 それに反応があり、もう少し強く声をかけると水竜は瞼を開いた。本来の姿の時と同じ空色の目が天井を見ている。


「起きた? 体の調子はどうなの?」

「最悪だ」


 顔をドライアドに向けるのも億劫で、天井を見見上げたまま答えた。


「どういった風に最悪?」

「体の底が抜けたような、体力が常になくなっていく感じといえばいいのか」

「毒? 竜を殺せる毒はあるけど、受けた攻撃は魔法だよね? とりあえず毒消しを作ろうか」


 裕次郎は聞けたことから今後の方針を決めた。


「毒消しに血を使いたいんだけど、腕を軽く切ってもいい?」

「人間に見えても竜だから生半可な刃物じゃ傷なんてできないわよ?」


 辛そうな水竜に代わりドライアドが答えた。


「どうしよう? 力の能力上昇薬飲んで剣を突き刺すなんてしたら、シュピニアが泣くよね?」

「泣くわね、確実に」


 話を聞いていた水竜は口を動かして内頬を噛んだ。血の味が舌に感じられる。


「ドライアド、口に指を」


 水竜は伸ばされたドライアドの指に舌を当てて血を付けた。

 それを使えと言い、水竜は目を閉じる。そうしてまた眠り始めた。ドライアドが声をかけても反応はしなかった。

 今回使った薬の量は人間一人分で、水竜には足りなかったのだ。足りないなりに一時的に回復した分が、先ほどの会話で全てだった。

 指についた血を小皿に塗りつけてもらい、保存の魔法をかける。


「あとは森を駆け回って材料を集めてこないとね。ちょっと行ってくる」

「教えてもらえれば、どこにあるかわかると思うけど、聞かなくていいの?」

「これまで移動したところにあったから大丈夫」

「気をつけて」


 裕次郎は頷き、小屋を出る。誰かに居場所を聞かれたら用件を伝えるように頼んでおいた。

 家に戻ると、まだ二人は寝ていて、ヴァインが物音に反応し顔を上げた。ヴァインに静かにというジェスチャーをして、出かける準備を整えていく。

 テーブルにあった昨日の夕食らしいものを食べて、集落を出て行った。

 裕次郎が集落に戻ってきたのは、日が昇りゴゼロたちが戦いに出かけた一時間後だ。セリエも心配していたが、戦いに出ている。

 マカベルはドライアドのところにいて、一緒に水竜の看病をしていた。

 フォーンに事情を話し一緒に薬を作り始め三十分ほどした時、小屋にアルマネイドがやってきた。

 裕次郎の姿を見つけると睨んでくる。人間に迷惑をかけられているので仕方ないのことだろう。そのままフォーンに話しかける。


「薬をわけろって言ってきてる」

「治療するのは昨日負けた人?」

「うん」


 さらにアルマネイドは強い口調でフォーンに話しかける。


「なんて言ってる?」

「出さないのなら勝手に探って持っていくって」

「渡さない。欲しいのならこの人間を倒して持って行けって伝えてくれる?」


 穏便に求めてきたのなら渡したが、懲りていないようなのでもう一度お灸をすえる必要があるかと考える。

 フォーンが伝えると憂さ晴らしからか、アルマネイドは誘いに乗った。

 裕次郎に準備など必要なく、すぐに小屋の外に出て、フォーンに合図を出してもらい、いっきに接近して反応できていないアルマネイドの足を払い転がすと、首を踏み少しずつ力を込めていく。


「余計な騒ぎを起こすな大人しくしてろと昨日言ったよな? こんな短い約束事も守れないほどに低脳なのか? 次ふざけた言動したら女子供まとめて叩きだすぞ? その方がこっちには都合いいんだからな?」


 言葉は通じていないだろうが、口調は強く言っているので脅していることは伝わるだろう。

 これを通訳してもらい頷きが返ってくると、効果の低い回復薬を一つ持っていかせる。腕の再生はしないが、傷は塞がり痛みも治まる。


「これで大人しくしてくれればいいんだけど」

「ここが危険になったら不安になって騒ぐかもしれない」

「それはありそうだ。でもその場合は仕方ないか。フォクシンもゴブリンも慌ててるだろうし」


 命の危機にさらされ、アルマネイドにだけ怖がるなと強制するのは無理な話だろう。

 次暴れた時のためにヴァインを常駐させておくかなと話しながら、二人は小屋に戻る。もしかするとバリスタがなければと考える者もいるかもしれないので、見張りとしてフォクシンを置いておくことも話し合う。

 そういったことを話しつつ、ドライアドのところから裕次郎のところへ来たマカベルの相手をしながら薬を作っていく。

 薬は三日がかりで作り、最初の一日以外は朝方に調整するだけで離れても大丈夫なので、裕次郎は森に出るようになった。

 魔物の数が減って、人間の進行を阻むものは少なくなり、森の深くへ踏み込まれるようになった。ここ三日は陣にちょっかいを出していないので、兵たちの調子も上向きだ。集落に近づく兵はいるが、それらは皆殺されていて集落に兵が群がることはない。このまま見つからないというのは楽観しすぎだろう。

 じわじわと押されている感じを受けながら、裕次郎は毒消しを完成させる。

 日が落ちて、薬が完成したことを確かめると、それを水竜に飲ませ、回復薬も飲ませる。


「気分はどう?」

「眠る前よりもましだな」


 目を覚ました水竜にドライアドが話しかけ、ほぅっと安堵の息を吐く。シュピニアは目を覚ました母親の腕の中で寛いでいる。

 裕次郎も水竜の返答に、毒消しが効果を出したのだと安堵する。


「起きたばかりであれだけど、戦える? できるなら軍を潰してほしい」

「無理だな。あの攻撃のせいで回復した力が以前以下だ。中位竜にも劣るところまで下がっている」

「この戦いが無事に終わったら、もう一度長時間眠る必要があるということ?」

「ああ、完全には回復しないだろうがな」


 あと二百年弱はあっただろう寿命が、回復しても百年生きるのが精一杯だという自覚がある。完全回復する前に毒を受けて力を落としたのがとても痛かった。


「しばらくはなにもできないってことでいい?」


 水竜戦力外はきついと思いながら裕次郎は聞く。


「消耗を抑えながらだと、人間が使える魔法と同程度の攻撃ならば使用は可能だ」

「……できることはあるんだ。ほかになにか無理しない範囲でできることある?」

「ほかにか……雨雲を呼ぶ程度だな。雨を降らせるまではできないが」


 雨雲と聞いて、裕次郎はヒアが陣の上空を飛ぶ時に身を隠せるかもしれないと考える。


「その雨雲って軍の陣地上空のみに発生させられる?」

「可能だ。毎日は不可能だがな」

「それを頼むかもしれない。ちょっと出てくる」


 ヒアのいるところに行き、声をかける。


「クスシ様、なにか用事ですか?」

「聞きたいことがあって。ヒアさんって雲の上まで飛ぶことできる?」

「ええ、あまりそこまで飛ぶことはありませんが、何度か飛んだことは」

「荷物を持って、そこまでの飛行は可能?」

「以前もらった力が上がる薬をもらえればできると思いますよ」


 これはまたちょっかいをかけるチャンスだと喜ぶ思いが湧く。


「また飛んでもらいたいんだ。水竜に雨雲を陣の上に出してもらえる。その上から麻痺薬をばら撒いてほしい。姿を隠しながらの行動だから今度は安全だよ」


 雨雲の中の水滴に粉末状の麻痺薬を付着させれば、重さを増した水滴は雨となって地上に落ちるはずだとうろ覚えの理科知識からの提案だ。

 それならば安全だとヒアも頷く。


「行きますが、いつからでしょう?」

「明日の朝くらいかな。夜明け後で、軍の人間が出発する少し前くらいがちょうどいいかもしれない」


 夜だと多くの人間がテントの中にいて雨に触れないだろうと考える。

 ではそのようにとヒアは頷き、裕次郎は水竜にこのことを伝え、森に麻痺毒の材料を集めに出た。今回は質よりも量を重視し、薬を作っていく。深夜二時くらいに完成させ、三時間ほど後にドライアドに起こされ、水竜の雨雲召喚を見ることになる。一緒にセリエも起きており、朝食の準備をするため家に残った。

感想誤字指摘ありがとうございます


》勇者達を何人か脱落させた方がいいかも

ゴンドール脱落ですね。水竜も似たような感じになりましたが


》せっかく薬師なんだから人間にしか聞かない病気をばらまけばいいのに

やることが多くで思いつけていないんですよね。きちんとした参謀がほしいところです


》ロンタよりもツアさんの方が強者のオーラを出してる気がしてなりません

実際足がきちんと動けば今はロンタ以上です。ですがロンタが修行を続けていけば、ツアを超すことは確実です


》こういうの使い始めたのなら他国に情報廻して連合組んで潰すべきだな

誰が情報をまわすかですね。裕次郎たちは使用を知りませんし、ロンタたちは自国に情報を渡すでしょう。セジアンドからヘプシミンに話を聞くといった感じになるのかな


》勇者のハーレム要因レラを見るとせリエが凄く幸せそうです

両想いですからね。んで勇者は幼馴染しか見ていない。レラの気持ちが報われる可能性は低いですね


》勇者PTはあんまり強そうじゃないのに態度だけはやたらと上から目線

いやいや強いですよ? 平原の民の中じゃトップランクです。井の中の蛙な部分もあって、自信過剰っぽくもありますが

ハーフを見下してるというのはありますね。セリエが同行してればそうでもなかったんですが、その機会なくなりましたからね


》ひょっとしてこの章で完結だったりするのでしょうか

この章では終わらないですね、この次の予定。神無の世界よりも短くなるかなと思ってたんですけどねー


》戦いに来たゴンドールに裕次郎が「邪魔な兵を倒した後ならいくらでも相手する」って~

心揺れたが、全員まとめてかかってこいと言ったかのどちらかです


》死人を相手も使えるんだったら裕次郎の薬で死人操れそうだけど~

気分の問題で裕次郎はとことん追い詰められないと使いそうにないですね


》中世の軍だと戦死者4割で、全滅。戦死者3割もしくは、負傷者含めて6割に~

そういった話聞いたことありますね。退くと連絡しても、かけた費用と時間からとことんやれと命令が返ってきそうです


》人間社会にはもう戻れないだろうし

ヘプシミンに堂々と入ることはできそうにないですね。ほかの国ならまだなんとか?


》意識を取り戻すと、そこには金髪で髪が逆立ったマカベルさんが!

そのパターンは裕次郎死んでますから!


》セリエも普通に裕次郎を好きっと言える所に萌えてしまった

でも本人を前にすると言葉にできないという


》この後の展開で怖いのが軍側の奥の手がまだあるかどうかですよね

水竜の子は書く時に思いつかなかったので使いませんでした。似たようなもので巨体種の蛇に、竜殺しの毒を持たせて戦わせるというのは考えましたが没に。お金かけて防御という正攻法と、改造人間での攻撃という人でなし策になりました


》決着まで後2話か連日更新されると嬉しいな

明日で森の攻防編決着です


》軍はよくキノコの森を抜けれましたねー

あの茸を森を抜けないと深淵の森にいけないわけではないので、通ってないですね。進路上にはありますが、事前調査でわかっているので近寄りもしませんでした


》この戦い、18・19話で使った麻痺の霧を夜に風向きを考えて流し~

実は裕次郎忙しくて麻痺霧のこと忘れています


》空から毒撒いたりはしないんですか?

撒くことになりました。マカベルの異能の方が効果が高いので序盤では使いませんでした。あと風向きで森に流れてきても困るので使いづらかったという理由もありますね

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