キャラクター紹介
名前:ヒノト・グレイマン
職業:ソードマン(前衛)
属性:不明(陽飛剣)
所属:キルロンド学寮(一年Cクラス)
パーティ:DIVERSITY
戦闘スタイル:父に教え込まれた剣術と、幼い頃から村の付近のモンスター討伐を行っていた経験より、猪突猛進に打破を狙う。キルロンド学寮で初めて学校というものに通い始めた為、魔法や属性の知識が乏しく、頭を使うことは苦手だが、このままでは勝てないと悟った時、勝つ為にはどうすべきか模索する。
『陽飛剣』とは、自分の技に名前がないことは格好悪いとし、レオやリゲルを真似て名前を付けただけであり、剣から魔力を暴発させているだけ。
詳細:主人公。オレンジ髪の為、炎属性、もしくは岩属性辺りを考えられているが、魔法が扱えない為、属性は不明。幼い頃より、絵本の中の「勇者」に憧れており、魔法が使えない自分でも父のお陰で戦えるようになった為、世界を平和に導く存在、強大な敵を前に立ち向かえる存在になる為に鍛錬を積む。
郊外で生きてきた為、王族・貴族などの階級や差別に何も感じることはなく、統一国家となった現在、全員が平等で対等であると考え、他者と接する(父親が国王と同じパーティだったことも大きい)。
母親が明るい性格で、周囲から「母親似のよく笑う子」と認知されているが、戦闘中であっても、父から「勇者に憧れてるなら、辛くても笑え」と指導されてきたことも大きい。その為、窮地であればあるほど自分の成長の糧になることを体感して知っており、強大な敵を前にすると恐怖心よりも先行して笑みが零れる。
名前:リゲル・スコーン
職業:ソードマン(前衛)
属性:炎(炎魔剣)
所属:キルロンド学寮(一年Cクラス)
パーティ:キルロンド学寮風紀委員
戦闘スタイル:義賊スコーンから引き継がれた魔族の力『炎魔剣』を駆使して戦う(厳密には、スコーンの編み出した剣術と魔族の力を掛け合わせたもの)。相手を圧倒的な火力で殲滅するといった力はなく、翻弄することに長け、魔法での戦いに慣れた者ほど苦戦する。しかし、炎魔剣には強力な魔族の力が宿されており、契約をしたスコーン本人ではない息子であるリゲル本人が理性を持って使用できる剣術魔法は限られる。それ故、自身から好んで戦闘することは好きではなかったが、上を目指すヒノトやレオに感化され、自分も強くなりたいと一歩を踏み出した。
第一章内の、カナリアから洗脳魔法を受けている間は、自身の理性はカナリアにより操られている為、炎魔剣の全ての力を使用することができた。しかし、逆に言えば、カナリアから洗脳を受けていない状況であると、上記のように、自身で使用できる炎魔剣は限られる。
詳細:優しく、気さくな性格。だが、その背景には、自分が穏やかな学園生活を過ごす為という部分もあった為、グラムやリリムに対しても差別的な目を向けることはなかった。最初は、郊外から来たヒノト(貴族院でも街に住む平民でもない)と友達になれば、穏やかな学園生活を過ごせると考えていたが、何に対しても顔を突っ込むヒノトに心を動かされる毎日を過ごす。それでも友達をやめなかったのは、自身の中でも変わりたいと思っていたことに所以する。
名前:レオ・キルロンド
職業:ソードマン(前衛)
属性:雷(雷鳴剣)
所属:キルロンド学寮(一年Aクラス)
パーティ:KINGS
戦闘スタイル:王族の膨大な魔力量、幼少期より鍛え上げてきた剣術を前に、相手を圧倒する戦闘スタイル。だが、パーティを組むとなると思慮深く、雑なメンバーを揃えるではなく、自身の属性や戦闘スタイル、自然界からの恩恵を鑑みて、一年生にして国内学生の中の優勝候補と名高いパーティを編成した。傲慢な性格だが、弱者として切り捨てることはせず、誰が相手でも相手の全てを計算して立ち回る。
『雷鳴剣』とは、誰かから引き継がれた剣術ではなく、幼少期から様々な剣を学び、自身で開発したレオ独自の剣術魔法。自身の高火力な雷魔法と、雷鳴の轟く剣撃からその名を命名。
詳細:王家キルロンドの三男として生を受けるが、長男リオンは戦闘を好まず、次男ルークはエルフ族とのハーフなこと、そして、自身が雷属性で戦闘を好む性格であったことから、「神童」と呼ばれ、軟弱だった長男に辟易し、自身がいずれは国を支える国王であることを見据え、自分を律する生活を過ごし、傲慢でプライドの高い性格となった。だが、国や民を想う気持ちは本物な為、厳しい言葉を吐くときもあるが、それはレオにとって、その人を守りたいから、という場面が多い。それを理解しているのは、恐らく兄たち二人だけであったが、薄々ヒノトたちも勘付いている。
名前:リリム・サトゥヌシア
職業:闇魔法は特殊な為、未定(中衛)
属性:闇
所属:キルロンド学寮(一年Cクラス)
パーティ:DIVERSITY
戦闘スタイル:パーティを組んだことがなく、自身の魔法もあまり使ってきた場面がない為、ヒノトたちになるべく負荷が掛からない魔法を中衛から全員を守れるように使用する。ヒノトたちとの鍛錬で分かったことは、闇魔法という魔族のみが扱える特異な魔法だからと言って、世界の理から外れたようなことはできないことを知り、元々の学力や知見の高さを活かし、相手を翻弄する魔法を多用する。
詳細:魔族の長、魔王の実の娘。魔族戦争の折、勇者が連れ帰ったとされており、心内の悪を隅々まで調べられ、三王国から人権を得てキルロンドでの生活が許されている。しかし、自分が人類の大敵、魔王の娘である事実は、周囲だけでなく自分すらをも悩ませるもので、なるべく人と関わらないように生きてきた。
名前:グラム・ディオール
職業:シールダー(後衛)
属性:岩
所属:キルロンド学寮(二年Dクラス)
パーティ:DIVERSITY
戦闘スタイル:平民街の出自の為、魔力量は比較的乏しいが、ブレイバーゲームに憧れていた面もあり、攻撃・防御共に魔法を覚えている。その中でも岩属性が活きる防御魔法を得意とし、後衛から全体を見渡しながら、特に前衛で一番攻撃を受けるヒノトを守る。
詳細:無骨で寡黙。それ故に、大きな身長と、魔族と変わらないような黒髪を持つため、リリム動揺に魔族と勘違いされ倦厭されたり、避けられてきた。厳密には、岩属性の為、茶髪だったが、年齢と共に焦げ茶に変色し、暗い茶髪である。
名前:リオン・キルロンド
職業:ガンナー(中衛)
属性:水
所属:キルロンド学寮(三年Aクラス)
パーティ:DIVERSITY
戦闘スタイル:温厚な性格の為、近距離戦闘を好まず、それでも王族として形だけでも魔法を学び、どこにいても過不足ないようガンナーとなった。魔法特化のメイジ職を選ばなかったのは、一応王族の魔力を持つ為、その力で人を傷付けたくないことから、自ら難易度を上げた。それでも、リオンに適していたのか、命中率はガンナーの中でも上位を誇る。その為、ダメダメな王子とまで呼ばれることはなく、自前の性格のみで判断されてきた。
詳細:温厚な父、ほとんど王様など必要のなくなった時代、戦争が終わった豊かな時代ということもあり、優しい世界で甘やかされた生活の中で、戦闘をする意味が分からなくなっていた。後から生まれて来たルーク、レオの二人の才覚により、その生活は更に尾ひれを増して弱腰になり、この二人が王族として頑張ってくれると、人任せになっていた。本編ではチャラいと語られるが、実際にはチャランポランでポジティヴ・ナルシスト(気負いたくない為、現実逃避)な為、周囲から更に弟二人と比べられ、そのように語られるが、根は真面目で優しい。
ヒノトと出会うことで、レオは完璧ではないこと、王族の魔力を持つ者として先陣を切って戦うべきだということ等、猛省し、レオに頼り切らないよう成長を志す。
名前:カナリア・アストレア
職業:ウィザード(中衛)
属性:雷(洗脳魔法)
所属:キルロンド学寮(三年Bクラス)
パーティ:キルロンド学寮風紀委員
戦闘スタイル:セノに操られていた為、カナリア本人の戦闘スタイルは今後。本編では、炎魔剣を扱うリゲルを洗脳魔法に掛けることで、魔族の力を上手く利用していた。若くして上位職ウィザードとなっており、魔法特化な雷攻撃魔法を得意とする。支援というよりは、相手にダメージを与える方が得意。
詳細:リオンの幼馴染。キルロンドが統一国家となる前、王族として名を馳せていたが、魔族戦争の折、父は自身を守護する兵士を庇って死亡。その父を尊敬する反面、戦うことに対する恐怖心や、元王族と貴族院に低落してしまったことを根に持ち、気弱な性格として育つ。剣術魔法学寮(小・中学校のようなところ)時代にリオンと出会い、気さくな性格から、徐々に明るさを取り戻し、リオンとの約束「同じパーティを組む」ことを目標に努力した結果、元王族でも王家の魔力が念願叶い、ウィザードへと成長することができたが、リオンが戦意喪失してしまっていた為にその努力の方向性を見失う。それでもいずれはリオンを振り向かせようと、プライドを高く持ち続け、キルロンド学寮風紀委員長の座まで登り詰める。
名前:ルーク・キルロンド
職業:ウィザード(中衛)
属性:草
所属:キルロンド学寮(二年Aクラス)
パーティ:?
戦闘スタイル:一度しか魔法を放っていない為、不明だが、中距離から魔法を放射する。
詳細:リオンの弟、レオの兄。王族キルロンドの次男として生を受けるが、エルフ族との平和条約が成される際、エルフ族の一人を妃とした際に生まれた。その為、自分は正式な子供ではないと自覚しており、兄弟仲が不仲というわけではないが、大人びて一線を引くように生活していた。頭のキレはレオと同等かそれ以上。レオにも認められる数少ない一人で、緊急の際にはレオに手を貸す。
名前:ファイ・ソルファ
職業:ヒーラー(後衛)
属性:岩
所属:キルロンド学寮(一年Dクラス)
パーティ:KINGS
戦闘スタイル:戦闘を怖がる性格の、身長の小さな女の子。魔力も豊富ではなく、グラムと同じ平民街出身。岩属性だが、攻撃にも、防御にも自信を持てず、防御魔法も練習しつつ、治癒魔法を得意とし、シールダーであるシグマよりも後衛からシールドを張るか、回復にて補助をする。
詳細:レオは、二重シールドを完成させる為、岩シールダーを探していたが、それだけでは心許ないと、シールド&ヒーラー、まさしくファイのような存在を探していた。ヒノトたちが手続きの日に正門でレオに脅されていた女性もその特性だった。戦闘嫌いなファイだったが、レオの一途に勝利を狙う凛々しさ、自分もそうなりたいと憧れ、レオのパーティへと参加を決めた。同じパーティになってから、怖かったレオは本当は人のことをちゃんと考えている人だと気付き、怖がりながらも少しずつ本音を話すようになっている。
名前:シグマ・マスタング
職業:シールダー(後衛)
属性:岩
所属:キルロンド学寮(二年Aクラス)
パーティ:KINGS
戦闘スタイル:真面目な貴族院の出で、自身への強さを求めることよりも、パーティ単位での強さを求める。その為、先陣へ出ることも厭わないが、レオのシールドに徹する為、後衛からしっかりと戦況を把握し、レオの補佐に努める。
詳細:上記のことから、パーティを組むのであれば強者のパーティ。そうでなければ組まないと決めていた為、レオから勧誘を受けるではなく、レオに自分から話を持ち掛けた。レオとしても、岩シールダーが欲しかった為、「前衛であるレオの補佐に徹する」と口にしたことで、レオに気に入られ、信頼をされている。
名前:キャンディス・ウォーカー
職業:シールダー(後衛)
属性:雷
所属:キルロンド学寮(二年Aクラス)
パーティ:キルロンド学寮風紀委員
戦闘スタイル:カナリア(セノ)の言いなりになっていた為、不明だが、後衛から魔法攻撃やシールドを張る。魔法の掛け合わせとして、小刻みの追撃のような魔法が得意。
詳細:真面目メガネ。最初はブレイバーゲームに興味はなかったが、熱心に語るカナリアに賛同し、協力をしていた。しかし、本当にこれでいいのか?という疑問がある中で戦闘していた為、本領発揮はできていなかった。
名前:シャマ・グレア
職業:メイジ(中衛)
属性:炎
所属:キルロンド学寮(二年Aクラス)
パーティ:キルロンド学寮風紀委員
戦闘スタイル:貴族院の出自で魔力量も多く、学寮内でも上位の成績を誇るが、三年の代や自分の代、更には下の代にレオやリリムもいる為、自身がなく、魔法攻撃を得意とするが、キャンディスと同じくカナリア(セノ)の言いなりになっていた。
詳細:赤髪ボーイッシュ。ひたすら強くなることを切に望み、カナリアの提案も、その先の未来というよりも、キルロンド学寮のトップに立てることを目標にしていた。しかし、キャンディス同様に、リゲルの魔族の力を利用し始めてからその行動に疑問を持ち始め、本領発揮はできていなかった。むしろ、同じ炎属性のリゲルに期待が集まることが、自分の中の目標と大きくかけ離れていた為、最後の方ではずっとモヤモヤとした心境になっていた。
名前:ソル・アトランジェ
職業:メイジ(前衛)
属性:風
所属:キルロンド学寮(三年Aクラス)
パーティ:SHOWTIME
戦闘スタイル:「風属性は支援魔法を得意とする中衛メイジ」という一般的な考えを払拭し、メイジにして前衛を努める。凝集効果を上手く利用したり、それだけに頼らず、自前の強大な風魔法により、正面切ってソードマンたちを伏す。四人のパーティ中三人を風属性で固めているのは、風魔力を循環させ、魔力切れを起こすことなくより多くの強力な魔法を撃つ為。
詳細:国王ラグナ率いる現役国内最強パーティの一人、ミネルヴァの実息。父を魔族に目の前で殺されており、その恨みは計り知れず、聖職者である母を継ぐことは考えておらず、この世から魔族を絶滅させることを望んでいる。その為、誰よりも強さを欲し、そのチャンスを我が物にする為、わざと見世物のように戦闘を行い、本当に隠したいものを隠してきた。
カナリアと同じく、その強さから上位職ウィザードへなれるが、自分の可能性をまだ信じており、メイジに留まっている。
名前:ロス・アドミネ
職業:ヒーラー(中衛)
属性:風
所属:キルロンド学寮(三年Bクラス)
パーティ:SHOWTIME
戦闘スタイル:ヒーラーながら前衛に出ることも多い戦闘狂。ヒーラーになった理由は、「自身で回復し続ければ永遠に戦える」というところからであり、風を纏った拳での戦闘を好む。が、パーティ単位で敗けてしまえば元も子もない為、強者との戦闘においては、自分よりも風魔法に長けたソルの補佐に回る。
詳細:貴族院の出自だが、両親を魔族に殺され、執事に育てられた。その為、口調が荒く、喧嘩っ早い性格に育つ。ソルと出会うまで、風属性使いの前衛最強は自分だと自負しており、ソルに勧誘を受け、ソルとのタイマンで敗北した際、逆に、自分より上の者と常にいることで、当時受けた敗北感を常に胸に抱き、強くなることを望む。
名前:ルルリア・ミスティア
職業:メイジ(中衛)
属性:風
所属:キルロンド学寮(三年Aクラス)
パーティ:SHOWTIME
戦闘スタイル:ソルやロスらに比べ戦闘が好きという程の性格でもないが、自分の鍛えた魔法を大勢に見てもらうことを好み、ソルに認められた。支援魔法を得意とし、相手に一切関与させない魔法を巧みに扱うことができる。
詳細:お転婆で、ソルやロスの恨み、とは正反対に位置している能天気な女性だが、逆にそれも相まって馬が合い、SHOWTIMEとして過大な成績を収める。貴族院の出自で、両親共に健在。
名前:グロス・ラドリエ
職業:シールダー(後衛)
属性:岩
所属:キルロンド学寮(三年Bクラス)
パーティ:SHOWTIME
戦闘スタイル:自由奔放な三人を見守る一番大変な役回り。ソルとロスが言い合いになった時も、グロスが仲裁に入る。しかし、グロスも目立ちたがりな性格で、シールダーとしての仕事もしつつ、体術を鍛えており、近距離戦闘になっても引けを取らない。
詳細:三人とは違い、モテたいからパーティに参加。元のセンスも相まって、ソルの理想とするパーティにも戦闘スタイルが近く、ソルに見初められて勧誘を受けた。貴族院の出自で、両親共に健在だが、魔族戦争の痛々しさは痛感している為、ソルやロスの気持ちは尊重するようにしている。
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名前:ラス・グレイマン
職業:ウォーリアー(前衛)
属性:氷
パーティ:現役国内最強パーティ
戦闘スタイル:ファイターである国王ラグナと共に前衛に出でて、様々な武器を両手で扱い、敵を翻弄する。剣に特化しているわけではない為、剣術魔法は会得してないが、鍛え上げた武器センスと氷属性の破壊力で、魔族・モンスター共に他の追随を許さない迫力のある戦いを見せる。
詳細:主人公、ヒノトの父。堅実な性格で、口数は少ない。ラグナの勧誘を断り、家族を連れて郊外の村で暮らす。ヒノトに剣の扱いを教え込み、魔法が使えなくても戦える前衛に育て上げた。
名前:ラグナ・キルロンド
職業:ファイター(前衛)
属性:氷
パーティ:現役国内最強パーティ
戦闘スタイル:氷を纏った拳で、破壊力抜群の格闘を見せる。その破壊力は武器をも超越し、心身を氷で固め、強固な肉体へと昇華させている。
詳細:キルロンド王国の国王。優しく温厚な性格だと言われるが、それは子供が生まれてからの話。魔族戦争時代では、親の言い付けを守らずに戦場に出て、武器も持たずその肉体一つで暴れ回っていた。その反動があってか、辛い現実も多く見ており、子供には戦いを押し付けない性格となった。
名前:ミネルヴァ・アトランジェ
職業:クレリック(中衛)
属性:風
パーティ:現役国内最強パーティ
戦闘スタイル:先陣には立たず、状況に応じて臨機応変に魔法を扱う。支援魔法に特化したクレリックで、仲間の攻撃力や速度を上げ、その風魔法で相手の足止めも可能。
詳細:聖職者とは思えない色気のある女性。キルロンドとは少し離れた、西にある魔力に恵まれた種族、エルフ王国付近に教会を立て、今後戦争が起こらないよう祈りを捧げつつ、キルロンドで悩む人々の懺悔の場ともしている。
名前:シルヴァ・ディスティア
職業:ヒーラー(後衛)
属性:水
パーティ:現役国内最強パーティ
戦闘スタイル:後衛のヒーラーだが、仲間の回復はもちろん、相手に水を常に付着させ、味方の攻撃(現役国内最強パーティであれば、ラスやラグナによる水氷凝固)のサポートができるようにしている。戦場では、周囲を囲まれることも多いが、自分で対処できるほどの戦闘能力も併せ持つ。
詳細:魔族戦争時代では、既に重い老体を動かし、ラグナに懇願され、パーティへと参加していた。今でも招集が掛かれば動くが、早く次代に任せたいと考え、北のモンスターがまだまだ多い村の近くに住み、平民の兵士育成に努めている。
◎『現役国内最強パーティ』とは、周囲から呼ばれる名前である。魔族戦争時代はちゃんとしたパーティ名を名乗っていたが、戦争が終わったと同時にその名前を廃し、(特に国王ラグナが)自身の仕事に集中できるよう、形だけの解散とした。しかし、国の一大事となれば駆け付ける為、魔族戦争時代から四人全員が生き残っているこの四人のパーティが、現在、キルロンド王国で現役の国内最強パーティと呼ばれる。国民たちも、「名を撤廃した」意を組んでいる為、そのままの呼び方ではあるが、何か四人の名前を付けることはなく、自然に全員がそう呼ぶようになった。
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名前:セノ=リューク
属性:雷
所属:魔族軍 四天王
異名:雷の使徒
詳細:再び魔族戦争を起こそうとしている魔族軍四天王の一人。ラスたちが戦った魔族戦争時代では、四天王の座にはおらず、見た目の年齢はヒノトたちよりも少し上くらい。カナリアを洗脳に掛け、魔族の特異な闇魔法により、身体を乗っ取り企てをしていた。