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第五話 かっぱ寿司再び
ある日、再びお寿司が食べたくなったので、彼女を誘っていつもの「かっぱ寿司」に行って来ました。
みなさん知ってます? かっぱ寿司は、ランチタイムに行くと一皿九十円で食べれるんです。十円お徳なんです。これは食べるしか無いでしょう。
早速僕は大好物のマグロとタコを注文しました。
暫く待つと新幹線の上に乗った寿司が店の奥から走ってきました。
僕は目を輝かせ、手を揉みながら寿司皿を取ります。すると、突然目の前に座っていた彼女が寿司ネタだけを手に取り、ペロリと食べてしまいました。後に残されたのはシャリだけです。
あまりの事に茫然自失している僕を見て、彼女は残ったシャリの上にシャリを乗せ言いました。
「へい! シャリ寿司お待ち!」
僕の彼女はドSです。