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第二話 かっぱ寿司
ある日、突然お寿司が食べたくなったので、彼女を誘って近くにある「かっぱ寿司」に行って来ました。
みなさん知ってます? 今かっぱ寿司には、タッチパネル式の注文板があって、そこで注文をすると新幹線の模型に寿司が乗って運ばれてくるんです。
早速僕は大好物のトロとサーモンを注文しました。
暫く待つと新幹線の上に乗った寿司が店の奥から走ってきました。
僕は目を輝かせ、手を揉みながら寿司皿を取ります。すると、突然目の前に座っていた彼女が寿司ネタだけを手に取り、ペロリと食べてしまいました。後に残されたのはシャリだけです。
あまりの事に茫然自失している僕を見て、彼女は近くにあった箱から何かを取り出し、シャリの上に乗せました。
「ホラよ。お前の好きな、ガリ寿司だ」
僕の彼女はドSです。