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燃える絵
晟は笑顔で
「俺は大丈夫です」
と答えた。
加奈子も頷くと
「はい!」
大丈夫です先生
と答えた。
直彦は笑顔で頷くと
「わかった、じゃあ」
明日は昼からで
と言い、允華に
「明日の9時に白露家に行く」
と告げた。
允華は頷いて
「わかりました」
と答えた。
特別な家系の今後についての初めての重要な話し合いであった。
コンティニューロール
8月5日午前9時。
白露家およびその周辺は物々しい警戒状態であった。
その中を一台の車が白露家の邸宅の前に停まった。
夏月直彦と弟の夏月春彦…島津家の次男…と津村隆が降り立ち中へと入ったのである。
玄関には白露家の現在の当主である白露元とその息子である白露月、そして、允華と…。
直彦は目を見開くと
「太陽…」
と月の隣でニコニコと笑って立っている娘の津村太陽を見た。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




