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コンティニュー・ロール  作者: 如月いさみ


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83/126

共に歩む愛する人

允華は頷いて

「今、詳しくは話せない」

港川さんの恐らく人生が掛かった話だから

「でも、俺は港川さんの力を借りたいと思うし信頼できると思っている」

と告げた。


絢華は暫くジーと允華を見つめ

「私が私の人生を白露君の為に掛けるなら…君は代わりに何を掛けてくれるの?私に」

と聞いた。


允華は彼女を見て

「俺の人生を」

と告げた。

「港川さんを一生守っていく」


絢華は真剣な允華の表情に

「私のこと好き?」

と聞いた。


允華は驚いて真っ赤になると

「あ、え…あの…凄く素敵な女性だと思っているし、好きか嫌いかの…二択なら好きですが」

それがその恋愛と言うか…その…

と慌てて忙しく言葉を紡いだ。


絢華はプッと噴き出すと笑って

「面白ーい」

と言い、真っ赤になりながら睨む允華に

「ごめん、でもね」

私のこと好きじゃなかったら唯のビジネスパートナーになるわ

「利益が関係すれば貴方が裏切ってしまうか私が裏切ってしまうかになると思うの」

でも白露君の話はそう言う次元じゃないでしょ?

「信頼の究極は相手を愛するかどうかだと思うの」

允華君は晟君のこと好きでしょ?

「親友として彼は自分を裏切らないと確信しているし貴方も彼を裏切らないと思ってる」

違う?

と告げた。


允華は頷いた。

「確かに俺は晟のこと好きだし裏切るなんて考えることすらない」


絢華は笑顔で

「それよ」

最期の一線はハート…心よ

「それが貴方の中に私に対してあるかどうか」

と告げた。


允華は暫く言葉を止め、彼女を見つめると

「例えば港川さんが俺を裏切ったとしても…俺は貴方を守る」

だけど港川さんは俺を裏切らないと思う

「だからこそ俺の心を測っているんだよね?」

貴方は深い人だ

「愛情も思慮も…俺は絶対に貴方を裏切らない」

と告げた。

「言葉だけじゃ足りないかもしれないけど…言葉でしか今は伝えられないから」


絢華は微笑むと允華の手を掴んだ。

「白露君こそ愛情も思慮も深いよ」

だから信じることにする

「私も貴方を裏切らない」

私は允華君のこと好きよ


允華は真っ赤になりながら

「俺も、港川さんのことが好きです」

多分春彦君のお見舞いのときに出会ってから

と微笑んだ。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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