共に歩む愛する人
晟は肩越しに振り向くと
「ランチしようぜ」
と言い
「不忍池のところに美味しいパスタ屋があるからそこはどうだ?」
と告げた。
允華は絢華を見ると
「ゴッポさんはどう?」
と聞いた。
絢華は頷いて
「勿論OK」
と言い
「あー、先に言っとくけど私が持つから」
允華君の作家祝いってことで今日集まってもらったからね
と告げた。
加奈子は慌てて
「え!いえ、ここは私が…」
と告げた。
が、絢華は笑顔で
「お気になさらず」
と言い
「もし良ければここは私が払いますが次のデザートはお願いします」
と告げた。
加奈子はう~んと考えたものの
「わかったわ、ご馳走になるわ」
その代わりデザートは私が払うわ
と答えた。
絢華は「ありがとうございます」と答えた。
允華は二人に
「茂由さんもゴッポさんもありがとうございます」
ご馳走になります
と告げた。
晟もまた
「俺も漁夫の利にあずかります」
と告げた。
4人は晟の言ったパスタ屋に入り不忍池が見える窓際の席に座った。
晟はタブレットを出すと
「雨さん、入ってるかな」
と立ち上げた。
絢華はハッとすると
「あ、プラ君…」
と手を伸ばしたものの時が遅くゲームの画面では雨のチャットが一人流れていた。
『雨:コールコール…ロールちゃーん(。-`ω-)q』
…。
…。
晟は心の中で
「なんかすっげぇ不味い時に立ち上げた気がする」
と呟いた。
允華も覗き込んで
「雨さんが凄い顔で呼んでる」
と呟いた。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




