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コンティニュー・ロール  作者: 如月いさみ


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72/126

共に歩む愛する人

7月初めのその日は青空が広がる快晴であった。

允華は元と月の見送りを受けて家を後にした。


兄の元は允華がデートをすると聞き

「そうか、頑張れ」

と送り出した。


昨年の12月に允華が女性に振られたことをしているだけに兄として応援したかったのだ。

月も「允華兄ちゃん、ファイト!」とエールを送った。

月の場合は分かっているのかいないのか…わからないが応援は嬉しかった。


允華は晟と成城学園前駅で落ち合い、JR上野駅へと向かった。

上野駅で茂由加奈子と港川絢華と待ち合わせをしていたのである。


晟は一緒に電車に乗りながら

「允華とゴッポさんが上手くいきかけたら加奈子さんとこっそり離れて応援すればいいか」

と計画を練り一人フムフムと頷いていた。


允華対しては去年の12月の事と3月の事件の時に茂由加奈子と自分が恋人になったことで胸が痛い部分があり、彼女と上手くいってくれると晟としても嬉しかったのである。

が、そうは伏兵の目が光るとは知らなかったのである。


二人はJR上野駅に着くと上野公園の入口となる改札を潜り絢華と加奈子の二人を探した。

允華も晟も顔は知っているのだ。


見つけるのは簡単であった。


允華は絢華を見つけると

「港川さん」

と声をかけた。

晟は加奈子を見つけると

「茂由さん」

と声をかけた。


絢華と加奈子は二人に駆け寄り、それぞれ顔を見合わせると同時に

「港川絢華です、宜しく」

「茂由加奈子です、宜しく」

と挨拶をした。


絢華は三人を見て

「それで?白露君がテリアーサー君で、君がプラ君?」

と晟に聞いた。

晟は頷くと

「はい、俺がプラアーサー」

と言い

「ここのところ、ロールちゃんでしか入れてないんだけど」

とははっとわらった。


絢華はうむうむと頷き

「4回生でしょ?しょうがないんじゃないのかな?」

と言い

「でも、ライキ君のギルド結構イケイケギルドって聞いたけどどうなの?」

と聞いた。


晟はふぅと息を吐き出すと

「あー、一応話をして抜けさせてもらいました」

と告げた。


絢華は驚くと

「そ、なの」

大丈夫?

ソロだーって泣いてない?

とくすくす笑った。


晟は困ったように

「もう泣いてませんって」

ゴッポさん突っ込みきつー

と告げた。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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