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コンティニュー・ロール  作者: 如月いさみ


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68/126

推理作家への挑戦状

歳三は「いやいや、楽しみにしてますよ、先生」と告げた。


直彦は内心

「次の締め切り桃源出版…だったか?」

と突っ込んだ。


允華は歳三を見ると

「すみません、辻村さん」

と言い

「この事は全てが終わるまで内密にお願いします」

俺が絶対に止めてみせますから

と告げた。


晟は頷き

「おっしゃ、その意気だ」

と告げた。


加奈子も頷いて

「そうね、それにネタのストックにしておくわ」

と編集者根性を見せた。


允華と直彦は同時に「「隆に似て来たな」」と心で突っ込んだ。


隆が情報を持って戻ってきたのは夜の8時であった。

「1年前の6月20日にその代議士の秘書をしていた男性が議員会館の屋上から身を投げて亡くなっている。名前は佐東達弘と言い真面目な男性だったらしい。彼には結婚の約束をした切島杏美という女性がいて、彼女は彼が殺されたと主張していた」


加奈子はそれに

「もしかして、彼女が?」

と告げた。


隆は首を振ると

「いや、彼女は明神男坂から転落して亡くなっているのが見つかった」

警察は事故で片付けている

と告げた。


「同じ頃に東都新聞で重要な秘密を掴んだと上司に言ってそのまま女坂から転落して亡くなった記者がいて、彼は切島杏美と佐東達弘の親友だったらしい」

もしかしたらそのUSBメモリは彼のものかもしれない


直彦は「なるほど全てそこに収束しているってことか」と言い

「その三人に関連した人物が今夜ことを起こすってことか」

と呟いた。


允華は頷いて

「ただ今回の挑戦状は他の人だと思いますけど」

と告げた。


それに隆も歳三も晟も加奈子も允華を見た。


允華は彼らを見ると

「もし復讐しようとしているならそれを態々俺達に教える必要ないし教えないよね」

と言い

「その事を知った誰かが止めて欲しいって俺に手紙を送ってきたんだと思う」

と告げた。


直彦は笑みを浮かべると

「そうだな」

もしかしたら何処かで允華君を知っている人物かも知れないな

と呟いた。


允華は驚いて

「え?」

と声を上げた。


直彦は允華を見て

「誰かは分からないが、俺の想像だ」

と笑みを浮かべた。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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