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妄執の果て
晟はハッとすると
「そんな簡単な場所なら薬を入れ替えられるんじゃないか?」
と指を差した。
隆も頷き
「そうだな」
と告げた。
直彦はふぅと息を吐き出すと
「無理だな」
直ぐにばれる
と告げた。
二人は直彦を見ると
「「何故!?」」
と叫んだ。
直彦は「シンクロ」と心で呟いた。
允華はそれに
「処方されたまま全部が切り離されていないから」
一つ外した時点でいじったことがわかるだろ?
と告げた。
二人はハッとすると「「なるほど」」と答えた。
允華は冷静に
「だけど、可能性が高いモノが分った」
と言い
「先生は胃の内容物を聞いた時に予想していたんですよね」
と告げた。
直彦は「そうだな、そう言う話は聞いたことがあるからな」と答えた。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




