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24年前の暗号
天村日和こと雨はそれを確認し手唇を開いた。
『雨:今大丈夫だった?』
晟はそれに
『コンティニュー・ロール:テリは今作業中なので落ち着くまで俺がやり取りします(/・ω・)/聞こえてはいるので大丈夫です』
と答えた。
日和は薄暗い資料室の片隅でファイルを開きながら
「大変だなぁ」
と呟きつつ
『雨:じゃあゆっくり話していくので伝達宜しくノシ』
と告げた。
晟は「了解、了解」と答えながら
『コンティニュー・ロール:はーい(/・ω・)/』
と打ち込んだ。
必死で打っている允華の隣で天村日和こと雨の声が響いた。
『雨:平成10年3月24日の正午に福岡市役所に一本の電話が入った。爆破予告の電話で場所と時間は市役所の総合案内のテーブルの下に貼っているという内容であった』
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




