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着ぐるみ活動課 キグルミん  作者: リナッツ
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新人の初陣

こんな感じで基本的には一話完結にします


「今日も変わらずに暑いな」


今日の気温は45度、昔の気温はこれより10度低いと聞くと涼しそうだなぁと感じる。

事件はまってくれないからこんな暑い日だろうといかなければならない、10年前くらいのどたばたに辞めておけばよかったかも、思いながら職場の元へ


「着ぐるみ課長、今日新人がキグルミんを選んでいたんですが課長のキグルミんの影響がありましたよ」


「アットホームな雰囲気でていいけどさ、着ぐるみ課長は威厳消えないか?」


「顔が怖いのに着ぐるみ取ったらやばいひとですよ。それで新人のキグルミん、アニマルタイプでしたよ」


40代超えて着ぐるみ課長は困る、それに俺の影響じゃなくともアニマルタイプだろう奴はいるだろうに


「綾崎、今の時代に生きててよかったな昔ならそんなに気安く上司に悪口は言えなかったぞ」


「昔なら、です。時代に合わせて生きやすくするのが綾崎流の生き方です。」


「はいはい、それで新人はどんな感じだ?」


「一番右側のやつです、オペレーターは笹原さんですね。」


笹原、植物好きのやつか。

綾崎と分かれてオペレーターの方へ足を運ぶ

新人に何かあればまず間違いなく怒られる、警察の人員不足で辞めろと言われることはないが

「貴方に一体何が…」「辞めないでください、責任を感じても辞めることは~」

泣きながら迫るの心に来るから辞めて欲しい


「笹原、新人はどうだ」


「課長、おはようございます。それで新人は、見ての通り無事ですね今のところ」


大画面の新人のところを見るが、どうやらまだ何も起こらずいたようだ。

今の日本で何も起こらないは有り得ない、不良の喧嘩 ひったくり 通り魔などが起こらない日はない。


「キグルミんの中は涼しくても、周りは暑いしタンクの残量を気にしながらオペレーションしろ、それはあいつが倒れないようにする飲み物であり、熱中症の方を助けるためのものだ。20%切ったら補給は絶対忘れるなよ。」


「もちろんです、とはいえ連続して来ると10%ぐらいすぐに切ってしまうんですけどね」


「それは仕方ないこ


その時赤くなるランプと小さくても聴こえる音

赤く光るランプは、凶器持ちの犯人。

場所は笹原のところ、つまり新人


《凶器持ちの犯人が人質をとって金銭を要求。犯人の服装は~》


「佐々木さん、周囲の人達の避難をお願いします。犯人が凶器を振り回してくるかもしれないですから」


《了解》

「まずいな、子供の人質か。」


「ええ、新人には厳しいかもしれません。」


「だが今の警察に変わりはない、人質を優先し犯人を取り押さえろ。人質に命がある限り私が責任を取る」


「課長毎回言ってません?、信用してくださいよ、私達を。そして新人を。」




犯罪が起きた時、皆とりあえず離れてからスマホを向ける。

避難などを呼びかけなくても、ほぼ全ての人々は慣れているので避難している。

しかし避難しない人もいる。人質と関係者、そして…



「待つクマ、そんなことクマッポーが許さないクマー‼」


キグルミん達である。



「動くな‼こいつがどうなってもいいのか‼」


「クマクマ、しかし動かないわけにはいかないクマ」


瞬間、クマッポーの腕から飛び出す煙幕

キグルミんに備わっている特殊なガスであり

安価で人が吸っても安心安全大丈夫

キグルミんの目から通して見るとしっかり見える煙幕である


クマッポーの腕から出た煙幕は、犯人を人質ごと吹き飛ばして煙幕内で倒れさせる。

クマッポーは、犯人と人質を離して犯人に馬乗りになる


「押さえておクマ、落ち着いて煙幕の外にいクマ。」


「ありがと~クマッポー!」


「離せ‼」


犯人の振り回している凶器があってしまう。

だが、キグルミんの体は抱きついたら柔らかく、しかし奥のほうは硬いジェル性の体

凶器はキグルミんの体に刺さったまま離れない


「はい逮捕クマ、手錠と袋クマ。」


「やめろ~!はなs」


手に手錠、姿を白い顔が描いてある布で隠し、刺さった凶器は予備の布に入れる。

煙幕が消える前に周囲の人に見られてもいいようにしておく。

五分間の内に救出、逮捕、擬装、これが出来ないようではキグルミんにはなれない。

煙幕が晴れる。


「ご協力ありがとうクマ、犯人は無事逮捕出来たクマ~」


クマッポーが声出す。

周囲の人は終わったことを確認し、すぐに元のように人波が戻る。

事件が起きるのが慣れている故に人々は興味を無くして各々の日常に戻らないとならない。

事件に巻き込まれていようが、会社に休みなどないからだ。


「クマッポー、さっきはありがと~次のキグルミん投票絶対いれるね。」


「クマクマ、感謝と応援ありがとうクマ、クマッポーはここにいないといけないクマ、学校行ってくるクマ。」


はーい!と返してくれる子供を見送りつつ

耳をすませる。


《人質を優先って私はいったんだが?》


「人質の心を優先しました。幼いので姿を出しておいてすぐに助けてあげないのは、見捨てられたと思ってしまう可能性があります。」


《確かにそうかもしれませんが、煙幕で吹き飛ばした時に人質も吹き飛ばしましたね。》


「うぐ…」


《身長が犯人と違うんだ、真ん中じゃなくて足を狙え、足。》


「当たらないと思ってしまって」


《当たらなくても、犯人は見えなくなるんだから近づいてキグルミんパンチすればいいだろう。》


「はい、すいません」


課長の言う通りだった、確かに当たらなくても見えなくなれば

スタンガンを当てれたかもしれない。


《だがよくやった、新人なら上出来だ。後に起こるこのことは私に任せて、引き続いてパトロールしろ。》


「はい!」


助けて感謝くれる、全てそんな人達じゃないけど子供に貰った感謝はこれからもやっていこうと思える言葉だった。


「よーしクマッポー頑張るクマ!」


捕まえた犯人を引き取ってもらった後には、

さっきの反省でも活かすかと気合を入れた。


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