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序章・悪夢
初投稿作品です。
よろしくお願いします。
「ハァ…ハァ…ハァ…。」
少年は、走っていた。
それはまるで恐怖から逃げるように、暗闇を走っていた。
「ハァ…ハァ…ハァ…。」
少年はただ闇雲に走っていた。
どこに向かっているのか、そればかりかここがどこかさえわからない。
「ハァ…ハァ…っ」
少年の足がもつれ転倒した。
顔に土と草がついた。
ここは草原だということに、少年は気づいた。
少年の心には、恐怖という感情しか渦巻いていない。
「ハァ…ヴっ!」
少年に何かが噛み付いた。
その瞬間少年の意識はなくなった。
感想お待ちしてます。