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残照 ~俳句と人生、老いの旅~  作者: 松涛/編集:山鳥はむ
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汗散らす舞姫脇窩仄暗し

平成十四年八月



 その旅はスペインのバルセロナからの出港から始まった。

 九・一一テロのあった年だから、〇一年六月一日から十八日までの十八日間。クリスタルシンホニーの船旅だった。



 アンダルシア、ジブラルタル、カサブランカ、リスボン、ボルドー、ロンドンと経由して、ドリフテ教授の住む、イギリス・ニューキャスルに伺うコースだった。

 今、思い返しても楽しい、楽しい旅だった。



 途中、六月五日、初美の誕生日をジブラルタル海峡で迎えたのが感動的だった。



 同行の安倍洋子さんをはじめ全員で祝ってくれた。

 初美の楽しげな、嬉しそうな顔を思い出すと、思わずホロリと潤んでしまう。

 その幸せを守ることがわたしの務めだったのだが……。


 この句は、バルセロナのカフェで汗みどろで踊るフラメンコの舞姫を詠ったもので、意外や「沼杏」でも評判が良かった。

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