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残照 ~俳句と人生、老いの旅~  作者: 松涛/編集:山鳥はむ
31/91

逃げ水に浮ぶ蘇州の街を抜け

平成二十年四月



 蘇州夜曲でお馴染みの街スーチョウは上海から列車で約一時間。太湖の畔に位置している。



 あの雅な胡弓の調べから風光明媚な観光地と思い込んでいた。



 しかし実際は黒い水の運河に、薄汚れた船が溢れ、それが縦横無尽に往来する工業都市のひとつであった。



 それはともあれ、中国いたる所、霞が掛かったように潤んで見える。



 最初に訪れたときは、春霞と思ったが、季節が違っても同じだった。これは黄砂のせいだと合点した。



 中国人に聞くとそうだという。

 三度目辺りから、いや、スモッグ。煙害と判った。

 中国人は公害と認めたくないようだ。



 工場の排煙、家庭の竈、石炭の暖房等々。

 それに西風に煽られた正真正銘な黄砂が混じってくる。



 しかし、北京オリンピックを契機に、環境改善の取り組み方とか、公衆道徳等、随分変ってきた……と思っている。

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