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残照 ~俳句と人生、老いの旅~  作者: 松涛/編集:山鳥はむ
19/91

秋や昔櫓下にて海苔を干す

平成十八年五月



 昭和三十年半ば、ここ佃や深川では、道っ端に収穫した海苔を簀の子で干していた。簣の子といっても若い人には馴染みが無いかも知れない。

 その説明はどうでも良いとして、食品種類の多さ、処理の仕方。兵器、航空機、ITにいたっては……総てが、日に夜を継いで変貌を重ねている。有史以来、こんなに変貌した世紀があっただろうか。



 門前仲町は江戸時代、永代寺の門前町として賑はっていたという。江戸湾を漕ぎ上がり、微かに燈る櫓の灯を目指し気合を入て漕ぐ。

 櫓とは今でいう灯台(常夜灯)のことで、門前仲町は櫓下とも言われていた。



 ちなみにこの一帯は、お台場の砲台建設と時を同じく構築され、以来埋め立て作業の嚆矢となった。

 特に最近はオリンピックや、魚河岸の誘致のため、更に広大な埋立地と化している。大東京を賄う術とも思える。

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