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残照 ~俳句と人生、老いの旅~  作者: 松涛/編集:山鳥はむ
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冠雪の岩場を噛みて淵暗し

平成十七年二月



 父は早稲田の山岳部だった。

 当時、「鉢の木山の遭難」と呼ばれる山岳事故が発生した。  



 酒が入るとその話が出てくる。父がリーダーだったチームだけが生き残ったという。

 まさか自慢話でもないだろうから、よほど懲りたのだと思う。私には山には登るな、と言っていた。



 一時期、渓流釣りに凝ったことがある。岩から岩に飛び移る。手には竿を持ち、魚篭を提げ、今では、とてもじゃないが出来はしない。そんな場面をテレビで見ているだけでも恐ろしい。



 山また山、そして渓流に囲まれた場所に大きな工場を持つ企業と付き合いがある。

 それにしても、其処に配属された独身社員は、どうやってお相手を見つけるのか? お節介ながら気に掛かる。



 東京のど真ん中、中央区の大川端で蛇を見たことがある。はたして連れ合いが見つかるのか? 余計なことだが心配だ。


「鉢の木山」はおそらく「針ノ木岳」のことだと思われるが、昔の呼び名や細かい位置によってはそうした地名もありうるかもしれないと思ったので、とりあえず原文ママ掲載しました。

 酒の入った席での昔話、記憶頼りなので矛盾もあるかもしれません。興味がある方は、当時の資料を探してみてください。


(山鳥はむ)


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