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残照 ~俳句と人生、老いの旅~  作者: 松涛/編集:山鳥はむ
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畑打つ鋤引く驢馬の眼は優し

平成十六年九月



 中国、遼寧省の春は遅い。

 岩と砂の荒野が何処までも続く。農民は痩せた土地を懸命に耕して細々と穀物や野菜を育てている。



 大連から四百五十キロ離れた街に私の会社の外注先がある。



 この距離は東京を基点にすると大阪に相当する。中国の人は此処を大連圏だと軽く言う。もし日本だったら、東京と大阪では大いに違う。今更ながらその広大さに恐れ入る。



 ちなみに大連、北京間に新幹線を走らせようという企画があり、その路線にトンネルを穿つ必要はないらしい。ただひたすら平地を走るとのこと。



 この地域は降雨量が極端に低く、いまや急速に砂漠化しつつある。この傾向は世界的なことであり、環境問題のなかでも温暖化と並んで大きなウエートを占めている。

 野菜一トンを育てるのには水が七トン必要と言われている。今や中国政府は緑化運動に懸命だ。

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