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残照 ~俳句と人生、老いの旅~  作者: 松涛/編集:山鳥はむ
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松涛の陰深々と秋を知る

平成十二年九月



 沼津の医師、望月良夫先生が八月十九日を語呂合わせで「俳句の日」と定め? 黒田杏子師を主宰に仰ぎ「沼杏」が発足した。

 二〇〇〇年の酷暑の昼だった。


 事務局長の大岩旅人木さんから、

「貴方が参加してくれれば丁度三十人になる」

という才能とは全く関係ない勧誘をうけた。



 当時「沼津の文化を語る会」という会に属していた。なんの因縁もない沼津の文化を語る資格などわたしにある訳がない。

 それでも月に一度沼津に行き酒をカッ喰らっていたのだ。


 俳句など詠んだことも無いのに無責任に快諾した。

 沼津御用邸の畳に痺れ、発表される作品と誇らしげに名乗るやり取りを、一刻も早く終ることを念じつつ座っていた。



 最後に近く表記の俳句が披露され、

「誰ですか、誰? 松涛は、誰?」

 杏子先生のお叱りの声で、わたしの俳号が一発で決まったのである。


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