第70話 ダンジョン作成
さぁダンジョンを作ろうか!
魔物のランクはS・A・B・C・D・E・Fの七種類、よって7階層作る。
なんか中途な気もするが気にしないとしよう。
Sランクの階層は大きな一部屋のみ。ランダムにヒトミ、シルヴァ、クーロンに戦ってもらおう。挑む奴はいないと思うけどな。
A〜Fランクの階層はランダムに大小の部屋を20作り、これまた大小の通路で繋ぐ。草食の魔物が食べる草を半分の10部屋に生やす。
後は連れて来たら勝手に生態系が出来るだろう。増えすぎたら間引けばいい。減りすぎたら追加で確保に行かなきゃ行けないけど。
「トラップって作った方いいかな?」
モンスターハウスみたいな致死性の高いトラップは作る気はないが(自然発生は仕方ない)罠解除や察知を鍛える意味でトラップはあった方がいいかな?
「冒険者にはあってもいいと思うっす」
「兵士や騎士には必要ないんじゃないですか?」
「分かった。元はレオさんの依頼だし、無しで行こうか。ただし宝箱に簡単なトラップを仕掛けよう」
宝箱を狙うのは冒険者だけだろうし、毒ガスと称して何かしらのガスや、先が吸盤になってる矢が飛んでくるくらいならいいだろう。
宝箱の中身はF〜Dは一つずつ。C〜Aは二つずつ設置、中身はランクが高いほど高価にしよう。基準としてCからは片方は魔道具だな。
入り口は一階、薬品売り場、バックヤードとは反対側にゲートを作り受付、転移魔道具販売コーナーを作る。
各階層に直接行ける転移陣作る。各階層からも一つ上の階に行ける転移陣と受付に戻って来れる転移陣を設置して、これで完成だ。
「さー出来たぞ!」
俺が宣言すると、ヒトミとクーロン、あと見知らぬ女性がやってきた。
「主人殿、何をなされておるのだ?」
見知らぬ女性が話しだす。
主人殿?身に覚えがない……
女性には美しい銀色の犬耳とフサフサの尻尾がついている。イリムの親戚か?んな訳ないか?
「どうした主人殿?」
「大変失礼と思いますが……どちら様でしょうか?」
すると女性はやや顔を赤め頬を膨らます。
「あんなに愛いでてくれたのに我が分からぬと申すか!」
いやいやいや、身に覚えがありません!俺は潔白を訴えるよ!
……まて…我?
銀色の犬耳に尻尾?
ふと考えて女性の尻尾に触ってみた。
「あっ…」
女性から声が漏れる………
「シルヴァ……なのか………」
「………やっと分かったか?」
「先輩……気付くポイント尻尾っすか?」
尻尾はダメなのかヒビキ?
「普通に考えて下さいよ。女性のお尻に付いてる物をいきなり触ったら失礼じゃないっすか?セクハラっすよ!」
「む、」
ヒビキに諭されてしまった。確かにそうかも知れない。幸い他の獣人従業員の尻尾をモフったりはしていないが、してたらセクハラで怒られたかな?
……………いや、責任取らされるか、触る前にイリムに止められそうだ。
んーしかし、なんて言うか…………
「ゴメンなシルヴァ…………ずっと雄だと思ってた」
本当に申し訳ない。名前も雄だと思ってつけてしまった。
シルヴァの影でクーロン・ライが腹と口を押さえ笑っている。
「ライ…笑いすぎだ」
「す、すみませんマスター。でも可笑しくて」
いや、分かるけどさ…
「ライだって、シルヴァの旦那とか言ってたじゃないか」
「だって確認もしてませんし、狼の声だけじゃ何言ってるかは分かっても性別なんて分かりませんって。シルヴァさんだって一人称が我だから勘違いしますよ」
だよなー。
「妾は気づいておったぞ?」
貴方は規格外なんだよヒトミ。
それよりも今は…
「シルヴァ、改めて人化おめでとう」




