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おい異世界!商売舐めるなよ!  作者: クロアリ
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第69話 ノーマルダンジョン


「それ、死ぬかもしれませんよレオさん」


「それでもだ!頼む!」



今レオさんから何をお願いされてるかてと言うと、兵士達の訓練施設を作って欲しいとの事だ。


ダンジョンは成長・進化を促す場所であり、ダンジョンでの特訓は有益だとレオさんは判断したのだ。


簡単に言うと、普通のダンジョンを作ってくれって事だ。


ただ、これには問題がある。先にも言ったが普通のダンジョンでは死ぬ可能性もあるのだ。魔物を使役してギリギリで止めればいいじゃないかと思うかも知れないが、従魔にしてしまうと養わなくてはいけない。しかも、ちょー増える。ウチのコカトリスやワイルドボアがいい例だ。


そんな余裕はウチにはない。普通のダンジョンはどうしてるかと言うと、ウチみたいに主要の魔物、つまりボスモンスターだけを眷属にして、階層の魔物を管理してるそうだ。(イヴ談)


そんな訳で困ってる最中だ。



「レオさんがそこまで言うなら作るのは構いませんが………」


「おぉー本当か!」


「えぇ平和を望むなら戦争に備えよって言葉もありますしね。ただ、先程も言いましたが、訓練で死亡する可能性も出てくるのですよ」


「それは……わかってるつもりだ。兵士達にも無理をさせるつもりはない。危険を伝え、希望者を募るつもりだ」


「それじゃ人数が少なくなってしまいますよね?」


「……………」


「ですので、一般冒険者にも解放してはいかがでしょうか?」


「なに?」


「中にいる魔物素材は倒した人の物になり、更には宝箱を設置してウチの商品もいれましょう」


「おい?いいのか?」


「えぇ、ただし、入場は有料にします。そして各魔物のランク別に階層を作ります。これで無茶な階層には挑まないでしょう。また低価格でウチの一階に戻ってこれる魔道具を販売します。これは一回使ったら使えなくなる仕様にします。ウチが出来る安全対策はこの程度ですかね?あー後、ダンジョンに入ってられる時間はウチの閉店10分前までです。その時間になったら生きていれば強制転移します」


「生きていなければ……」


「閉店時に残された魔物の死骸と共にダンジョンに吸収します」


「出来れば遺族に返してやりたいのだが……」


「ウチにメリットがなさ過ぎますよ」



返してやりたい気持ちは分かるが死体処理など従業員にやらせたくもない。覚悟を持って挑んで欲しい。



「入場料は1パーティ銀貨1枚、1人でも6人でも銀貨1枚です。転移魔道具は一つ銅貨1枚でいかがですか?」


「入場料は分かったが、転移魔道具はその価格でいいのか?」


「死なれたら困りますから。なるべく買って欲しいんですよ。回収して再利用すればいいですし。販売ってより貸し出しですね。ウチのダンジョンでしか使えなくしますからいいでしょう」



入場料が割高なのも、覚悟なしに入るのを躊躇させる為だ。1人じゃなく1パーティなのも、なるべく安全に入って欲しいからだな。


いや、メリットなら死んでもらった方がウチは徳だが、なんか後味悪いし、なるべくなら戻って欲しい。



「あと、念のため、各階にウチの従魔を巡回させますから、それには攻撃しないようお願いします」


「分かった。恩にきる」


「では、私はこれからダンジョン作成に入りますね。早ければ一週間、遅くても今月中にはオープンにもっていきます」


「いつもすまないトール」


「お互い様ですよレオさん」



そこで、レオさんと別れた。


さてさて、どうするかな……まずは、受け入れるダンジョンを作成してから魔物を探しに行くかな?でも、魔物の生態に合わせてフィールドを作りたいし……っても受け入れる場所作らないと連れてきても置いておけない………



「ヒビキにでも相談するか……」



魔物の分布も聞かなきゃいけないし、ヒビキに相談しよう。


そう思って俺は本日ヒビキが勤務している地下一階監視室に向かう。


向かった先ではミッシェルが首だけでモニターを見て仕事しながら、ヒビキとカナデちゃんがトランプをしてる。



「あっ!トールさん、こんにちは」


「カナデちゃんもいたのか?」


「はい、兄さんココに来る前に酷いことしたそうですね………まぁ妹として兄さんを監視しようと思いまして」



その割には仲良くトランプしてるな。ミッシェルが羨ましそうにしてるぞ?ミッシェルはモニター見てないと体が何かにぶつかってしまうかも知れないから離れられないのに……



「先輩、俺に用事っすか?」



ヒビキが話す。



「あぁ、訓練用に普通のダンジョンを作る事になってな、相談に来た」



レオさんとの会話をヒビキとカナデちゃんに話す。



「うーん、迷うっすね」


「だろ?」



二人で、うーん、とか言ってるとカナデちゃんが



「種族は色々集めて、魔物のランクで階層を分けるんですよね?」


「そうだな」


「だったら、色んな種族がいても良いようにオーソドックスな洞窟型ダンジョンでいいんじゃないですか?どうせ種族によって生態なんて変わるんでしょうし」


「「あっ!」」



それもそうだ。当たり前の事を忘れていた。一種族にくくる訳じゃないから生態環境とか気にしてもしょうがないじゃないか……



「カナデちゃん、ありがとう」


「いえいえ」


「じゃー早速作って魔物を集めにいきますか」


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