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おい異世界!商売舐めるなよ!  作者: クロアリ
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第57話 仕事をしよう


「おはようございます!」


「「「おはようございます‼︎」」」



仕事前の朝礼だ。決して今起きたから挨拶している訳ではない。俺も何故か知らないが、仕事に入る時の挨拶は『おはようございます』と言う。昼でも夜でもおはようございます。お早ようございますだからいいのか?



「では、本日の朝礼を始ます。初めに薬品部、ここ数日は冒険者向けポーションよりも安価な傷薬や胃薬など用途に分けた薬の売れ行きがよくなっているから、出来るなら多種多様に取り組んで欲しい。研究に時間がかかるだろうから補充人員も検討する。どうだリリス?」


「現在は在庫が薄くなってきた薬の補充をしているから、直ぐには研究に入る事は出来ない。補充人員が来ても教える事から始まるだろうから時間がかかる。それでよければ承ろう」


「うん、今後需要が見込めるだろうから合間にでも少し考えて欲しい。もちろん今は既存の商品を優先してくれ、人員も直ぐには来ないので少し先になる」


「わかった」


「次は衣類部門。アテナの服も色がついたが、冒険者達には関係なかったようで貴族達にしか売れていないようだ。販売着数は以前よりも落ちている。だが、単価が上がったので売り上げは変わらないな。それよりも安価にしたジャイアントキャタピラーの服が平民階級に売れ始めた。こちらを優先で生産して欲しい」


「分かったよご主人様!でも2対3くらいでもいいかな?僕、作りたい新作があるんだよ!」


「それで、在庫が確保出来るなら構わない。新作もどんどん試してくれ。もう直ぐ暖かくなって来るだろうから濃い色より淡い色の薄手の服が良いかも知れないな」


「なるほど…ありがとう!参考にするよ!」


「次は武器防具部門!昨日は重さの変わる魔剣が売れて売り上げ貢献度一位だ。おめでとう」


「ありがとう店長」


「武器は特に剣や槍の売り上げは良いが弓や杖はあまり売れてないな」


「後衛は人気ないし、杖を使う魔導師も少ないからな」


「じゃー生産は売れ行きの良い方を優先して魔道具もそっちメインがいいな。防具はバランスよく売れてるな。ローブなんかは作ってないのか?」


「アテナの嬢ちゃんに勝てる物が作れねぇからな。それにローブ作ったら衣類部門と被るだろう?」


「そうだな。今後もそれで頼む。皮鎧なんかの加工で衣類部門と協力してみても面白いと思うぞ」


「ふむ。考えておく」


「次は家電、雑貨コーナーだ。福袋の効果か以前よりも雑貨の売り上げが上がっているな。家電は少し落ちて来たが何かアイディアはあるか?」


「はい、冷蔵庫なのですが、以前より食堂を経営する者から大型の物が出来ないかと打診がありました。また冒険者から持ち運び出来るサイズはないかと言われた事があります」


「サイズか。よし、ゲッコーやってくれ。流石に持ち運びサイズは無理だが時間停止のアイテムポーチじゃダメなのか?」


「なんでも氷を作りたいらしいのです」


「なるほどな、魔法が使えなきゃウチの冷蔵庫が簡単に作れる手段になるのか。分かった。氷作る為だけなら出来るだろう。試しに何個か作ってみてくれ」


「畏まりました」


「次はフードコート。何か問題あるか?」


「ないのー、あ!でも最近忙しくて料理の提供が遅れるのー!でも品数減らしたくはないのー!」


「うーん、品数は注文が余りない物は省いて欲しいのだが…今はオーダーって聞いて取ってるんだよな?」


「そうなのー」


「じゃー食券式にしよう。それならオーダーを取る時間と会計の時間を省ける。あとドリンクバーだな。飲み物はお客様に取ってきてもらおう」


「食券式なの?」


「注文したいメニューの券を先に買ってもらう方式だよ。専用の無人販売機を使うんだ」


「無人販売機なの?」


「硬貨を入れてボタンを押すと券が出て来る機械だよ。あとで作りにいくよ」


「わかったのー」


「ただし!メニューも無人販売のボタンの数が上限にしてもらう。多すぎても材料調達とかも大変になるだろ?」


「ゔっ……」


「人員が増えたら増やしていいから今は我慢してくれ。皆んなの食事もお願いしてオーバーワークさせてる自覚はあるんだ。無理はしないでくれ」


「わかったの〜」


「接客部、イリムはからは何かあるか?」


「私はありませんが、サリアからお願いがあります」


「サリアから?」


「店長あのね。遊具を増やして欲しいの」


「遊具を?」


「うん、子供達を屋上で遊ばせて買い物する人達が多いんだけどね、遊具が少なくて喧嘩になっちゃうの」


「なるほど…分かった。あとで増やしに行くよ」


「ありがとう!」


「それについて私からもあります」


「なんだミッシェル」


「初売りの時が一番多かったのですが、迷子が増えています。デパ地下の影響で主婦達が増えたのが原因かと思います。それで遊具のある屋上に以前おっしゃっていた預かりセンターのような物があればと思うのです」


「なるほど…、しかし、人員が足りないな。人員補充と並行して進めよう」


「ありがとうございます」


「リュアスはなにかあるか?」


「ん……………」


「……………すまん。アンガス、マリー、キュア、それぞれ状況を報告してくれ」


「生産量が販売に間に合わなくなってます。畑の拡大を希望します」


「許可する。それに伴って新しい野菜にも挑戦してくれ」


「畏まりました」


「家畜も同様に生産量が足りません。此方は人員もです」


「補充人員と追加家畜だな…仕入先が問題だな。少し待ってくれ」


「果実は問題ありません。少し多いくらいです」


「それでしたら私に考えがあります」


「ウォッカどうした?」


「店長、お酒を作る気はありませんか?」


「酒だと!」


「ゴードン、話を遮らない」


「す、すまん」


「はい、私どもは帝国に捕まる前は酒造を生業にしておりましたので、店長さえよろしければ製造部で酒造もしたいと思います」


「いいぞ。ゴードンも喜ぶだろう。旨い酒を頼む」


「期待していて下さい。それと時間が進む樽を作っては頂けないでしょうか?」


「発酵促進ようだな。分かった」


「ありがとうございます」


「さて、時間だな。今日も1日頑張りましょう!合言葉は」


「「「笑顔のために‼︎」」」


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