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おい異世界!商売舐めるなよ!  作者: クロアリ
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第13話 雑貨屋スクランブル、オープン!


「さぁいよいよ明日はオープンだ!皆んなで力を合わせて盛り上げていこう!サリアとイリムは、明日はコレを着てくれ。店のユニフォームだ」



仕立て屋で作ったユニフォームを渡す。アテナに作って貰えばいいじゃないかと思うが、染料がないので白しか作れないのだ。今は仕方ないので仕立て屋にお願いした。染料はリュアスと一緒に研究するそうだ。


ユニフォームを渡すのにも意味はある。こう言う見た目の統一感や清潔感は大事なのだ。汚いより綺麗がいいに決まってる。人の印象は視覚が70%を締めると言う。就活を経験したなら聞いたことがあるだろう。良い印象は見た目から入る。


衣服の乱れは心の乱れ。聞いたことないだろうか?見た目に気配りが出来ない状態は他にも気配りが出来ない状態なんだと推測出来る。綺麗に見せる努力が出来る人は他にも努力が出来る人と考えられる。


よく美人の性格ブスで、ブスだけど性格美人とか聞くけどあれ嘘だぞ。長く接客業やってると色々な人を見る。

見た目を気にする人と気にしない人とでは明らかに気にしない人の性格が悪い。横柄で我儘、唯我独尊な人が多い。


全ての人がそうかって言うと違うと思うが、多いって事実はあるのだ。だからこそ見た目に気配り努力が出来る人ってのは大事だと思っている。自論だけどな。


このユニフォームにはアテナの衣類にも入っている雷マークがついている。せっかくだから店のマークとして使う事にした。看板も作ってある。雷マークで名前がスクランブル。事故が起きそうだな。



「明日は忙しくなるだろうから今日は早めに休むように。次の休みは水曜だ」



この世界も一週間は七日。ただ曜日が雷、火、水、木、風、土、星になる。なんか語呂悪い。月は30日で、ウチは毎週水曜と第1、第3木曜日を定休日にする事にした。一般的な休日は星曜日だけらしい。週休二日制にはならないのか…



「店長!ウチは何屋さんになるんですか?」



サリアが質問してくる。


ん〜この世界にあるか分からないが雑貨屋になるんだろう。特に決めてなく需要がありそうな物を並べてるだけだ。

本来はターゲット層を決めて店のコンセプトから商品構成を考えるんだけど、ウチは作れるものから店を建てたからなぁ〜少しマーケティングが弱いな。


ショップかストアで言えばストアだな。自分達で作ってるからショップと言えなくはないけど。

簡単に説明するとショップは専門店の事だ。パン屋とか服屋とか楽器屋とか特化してるお店。特に自分達で作ってる所も多い。ストアは様々な物を様々所から卸している形態。コンビニエンスストアなんてその最たる例だ。

ん〜これなんて説明すればいいかな?



「ん〜何屋さんって訳じゃないんだけど…ストアって呼ばれる形態だと思っていて」


「ストア?」


「いろんなものがあるお店だよ。ただウチと違うのは色々な物を仕入れて売ってる所かな。ウチはアテナ達が作ってるからね」



仕入れでまかなってる店にも自社で作ってる商品はある。PBプライベートブランドと呼ばれる物だ。自社で作るから卸値がかからず、安く提供する事ができる。しかも利益率が高いらしい。まぁ専門の工場が必要になる為、大会社しか出来ないのと、専門で作ってる会社にはクオリティで勝てないのがデメリットだ。


ウチは専門のとこよりクオリティが上の異例のPBを扱う異例のストア。工場の代わりはダンジョンです。例え異世界であろうと業界から目をつけられるのは必至だと思う。提供価格も市場の同商品より安いのも理由の一つだ。



「ご主人様、他の商会に喧嘩売ってるよね?」


「出来るからやってるんだ。そんなんで潰れるんなら企業努力が足りないんじゃないか」



これでも価格は廃棄率とか考えて入り値を設定した。むしろこれ以上は商人(あきんど)として取れない。皆んな勘違いしてるかも知れないが商売は、決して商人だけが利を得てはいけない。お客様との信頼関係が絶対必要になるのだ。だから取りすぎちゃいけない。



「お客様の信頼を裏切るくらいなら他の商会に喧嘩売るよ。商売舐めんなよってんだ」


「なんとも無防な主人殿だ」


「相手が正攻法で来るとは限りませんよ?」


「対策はしっかりたててある。大丈夫。非合法には非合法でやりあうさ」



極道が怖くて商売できるか!いや、怖いけどね。ここ異世界だからやりようはあるんだは。



「それじゃ明日もよろしく!」


「「「「「はい!」」」」」



ーーーーーーーーーーーーーーーー



翌日、雑貨屋スクランブルはオープンを迎えた。



「「いらっしゃいませー」」



イリムとサリアが元気に挨拶している。



「姉ちゃん!ポーションがこの値段でいいのか⁉︎」


「アラクネの糸で出来た服だと⁉︎しかも銀貨一枚⁉︎」


「なんだこれ?見た事ない形だな…うぉ!光った⁉︎魔道具?いやでも魔力つかってないぞ⁉︎」



反応は上々、売り上げも上々。ポーションとアテナの衣類が中心だが、それでいい。雑貨類は流行ればいいなぁ程度だ。


そうそう、俺もこの世界の文字を覚えた。……と言うかインストールされた。


イヴに相談したらインストールしますか?って言うんでお願いしたら電撃をビリリっと喰らって、あら不思議。読めるようになっていた。


電撃喰らって気絶して、気付いたら半日過ぎてたけど。異世界常識もありますよって言われたけど遠慮していた。まだ困ってないし……


そんな訳で初日の売り上げは280万ほどだ。金貨2枚に銀貨80枚って事だね。ドロアあんなにデカくなくてもよかったかな?



「1日で金貨分稼ぐなんて……」



サリアが軽くショック受けてる。武器屋とか単価が高いからもっといきそうだけどなぁ?


なにはともあれ1日目は大成功だ。この調子で稼いで行こう!


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