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異世界は突然に(仮)  作者: ルミナス
第1章 大和とギルドと異世界
2/25

第1話説明と始まり

「君のことは調べてある。望月大和16歳男、身長は高いとは言えず、体型はやせ型。生まれた時から病弱で、人生の大半を病室で過ごす。趣味は弟の持ち込んだ小説や漫画を読むこと。それから…」

じいさんが俺のことをつらつらと話していく。俺はとりあえずじいさんに質問をすることにした。

「話を遮って悪いが質問させてくれ、俺は病室で死んだんじゃなかったのか?転生ってなんだ?なんで俺のことをそんなに知っているんだ?」

「質問に順番に答えてあげよう1、君は死んでしまった。だから、今は魂だけをここに連れてきた。2、転生とはそのままの意味、君には異世界に転生してもらう。これは音で詳しく話そう。3、なぜ知っているか、それは私が神であるからだ」

(神…目の前のじいさんが……?漫画とかだと神々しかったぞ?)

「きみきみ、何失礼なことを考えておるんじゃ?まあ、神なんてそんなもんじゃよ今は本当の力を出しておらんからな。カッカッカ!」

(心を読まれた……)

「当たり前じゃわしは神じゃからな!魂に関連することならわしはどの神よりも力があるぞ。」

神は他にもいるらしい。というかよく見ると、このじいさんのヒゲが不自然だった。

「あ、気付いちゃった?いや〜神の威厳を出すのも辛いんじゃよ〜」

じいさんがヒゲを外した。なんかじいさんというより、老けたおっさんだった。ヒゲ一つでここまで威厳が変わるのかと俺は思った。

「……コホン。まあ、本題を話そう。さっきも言ったとおり、君には異世界に転生してもらいたい。第2の人生の名のとおり記憶も姿もそのままだ。まあ、なんの力もないまま向こうの世界にいっても死んでしまうから、若干の力は与えよう」

口調が変わった。とても真面目な話だというこ事が伝わってくる。

「転生うんぬんはいいんだが、なんで俺なんだ?」

正直、第2の人生が歩めるならありがたい。どうせ死んだ身だ。最悪、転生しても病院暮らしだったとしても構わない。

「……いろいろ理由があるが、短い人生を送らせてしまったお詫びということにしておこう」

含みある言い方だ。ほかにも早く死んでしまった人たちにはどうなんだ?送らせてしまったが引っかかるが、まあいい

「じゃあ異世界に転生させる理由は?元の世界に転生させないからにはそれなりなんだろ?」

「……理由、それはじゃな……いや。君にそんなことは押し付けない。好きなように生きてくれ」

「は?」

思わず声が出てしまった。

「君を送る世界の名は「イシュタル」君の読んでいた小説や漫画の世界みたいに魔法がある世界じゃ。君に力を渡したあと、適当な場所に肉体を落とす。そこから街に向かってギルドに登録するといい。そうすれば生活はできるじゃろう。」

俺が固まっていると、おっさんは俺に向かって手を伸ばした。体が半透明になる。もしかしてもう転生させるのか……ていうか魔法って!?

「それではな望月大和。第2の人生に祝福があらんことを。」

俺が何か言おうとしたら、俺の体は消えてしまった。

これが俺の異世界生活の始まりである。


5月18日 大和が神のことを"じいさん"から"おっさん"に呼称変更した理由を追加しました。というか今更気付くなんて不覚です…申し訳ありません。

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