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VS教師!

作者: ミスター
掲載日:2011/06/18

実話を脚色しました。


個性豊な先生方が沢山出てきますよ!

高校というのは、入学説明会だけでは分からないことが沢山ある。


ここは日本国内のとある公立高校。


偏差値は普通より少し高いくらいだろう。進学校であり、実績も悪くない。


しかし…


先生がおかしい人が多いのである。


入学してから思い知らされる事実である。


今回は、そんな高校に入学してしまった普通の高校生の1日を見てみようではないか。






俺の名前は谷原たにはら 遼也りょうや

この高校に入って1ヶ月である。


中学の時に仲良かったやつもいるので、友達関係は苦労しなかった。


今、俺はその友達、白河しらかわ 健太けんたと電車に乗って登校中。



「なあ、入学して思ったんだけどさぁ」


俺が話を繰り出す。

「何?」


健太が答える。


「この学校、変な教師多くね?」


「お?うすうす気付いてたことをさらっと言ってくれるね~」


「やっぱり思ってたか…」


「うん。ろくなのいない…」


「今日なんか全部ヤバい授業だよな…」


「ああ…」


俺と健太は同じクラスである。なので、時間割も一緒。


「まぁ、頑張ろ…」


「だな…」


そんな会話をしてるうちに電車は駅についた。




二人は授業開始15分前に教室についた。


ホームルームが終わり一時間目が始まる。


授業は現代社会。


現社……


ガラガラガラッ!

と教室の扉を開けて、ドンッと閉めた。

今、教室に入って来た女教師が水無みずなし 美穂子みほこ。若くない女教師である。


「それでは、授業を始めます」


の一言で、学級委員が号令をかける。


授業が始まった。

これより50分間の耐久授業が始まる。


「あのぉ、皆さん。教科書27ページを開いてく…。それより皆さん、TKGって知ってますかね?」


突然の質問に教師は静まる。


「知りませんかね?卵かけご飯の略らしいんですけどぉ、聞いたことないですかねぇ?女の子とか、言いませんかねぇ?」


この人にとっては、教科書を開くよりTKGが何だかを聞く方が大事だったのか?


すると、クラスの女子を指名した。


「あのぉ、中谷なかたにさんは言ったりしないんですか?」


突然指され中谷さんビックリ。


「え?TKGですか?」


「そうです。言いませんか?」


「言いませんよ…」


「そうですか~。誰か普段からTKG使ってる人いませんかねぇ?」



「なんでこんなに必死なんだ…?」と俺は思った。



「あ、もう時間ありませんね。前回の復習でもしますかね。では、聞いてきますよ」


結局、TKGの話題で40分潰れた。


しかも、この先生。この後恐ろしいことを言い出した。


「あのぉ、わかんなかったらぁ、一発芸してください」


はい?


「じゃあ、遼也君。答えてください」


NO!!


当たってしまった…。


やべぇ…わからん…。


すると先生が…


「あのぉ、教科書は見ないでください。まぁ見てもいいんですけど」


「えっと…じゃあ…見ます」


「何て書いてありました?」


「基本的人権の尊重…ですか?」


「そうです。凄いですね。なんでわかったんですかぁ?」


「え?見たんで…」


俺困惑。


「えっとぉ、ここは解説したっけ?あれ?してないかな?でもぉ、テストに出るかもしれないんでぇ、マークしといてください」


じゃあ解説しろよ!っと突っ込みたくなった俺である。


ともあれ、一発芸は回避。


というか、わかんなくっても一発芸なんかしてる人いないし…


「そういえばぁ、国歌のぉ、あれ?国歌じゃなかったでしたっけ?『き~み~が~あ~よ~お~は~』って曲。曲名なんて言うんでしたっけ?」


突然美穂子がそう言った。


「え!?」


クラスにざわめきが起きた。

今自分で歌ったじゃん…。「君が代」って…。


そしたらチャイムが鳴った。

「あ、終わりですね。次回はもっと進めたいですね」


進めたいですねって…。あんたねぇ…!


こうして一時間目終了。



次は英語。


英語……はぁ…。


二時間目。英語。


担当は沖田おきた 正信まさのぶ


休み時間も終わりチャイムが鳴った。


5分経過。


…10分経過。


……15分経過。


来ない…。


クラス委員長が呼びに行った。


そしたら来ました正信さん。


「悪ぃ悪ぃ!授業忘れて飯食ってた!あははは」


悪いと感じてないだろ…!


「え~っと…。じゃあやるか。単語からな。madの意味を言ってくれ。じゃあ麻井あさい!」


麻井…。きっと出席番号順にさしてるんだろう。

この分だと俺はすぐには回って来ないだろう。

そう思っていた。


「えっと…。『怒っている』です」


麻井が答えた。


すると正信…。


「ちげーよ!全然違う!はい、次の人!授業は戦争なんだよ!3秒以内に答えないと銃で打たれて死ぬ!あと0.5秒、はいバーン死んだ!」


小学生かっ!?


因みに、「怒っている」は辞書の最初にでている意味。普通はこれ言うよね?


「えっと…。『狂っている』」


死んだの気にせず発言。


「ちげーよ!答えは『気が狂った』だよ!そんなのもわかんねーのかよ!そんなんだからこの学校は進学率が低いんだよ!あ、気が狂ってるのは俺の方か」


何か怒りだした。しかも最後は自虐ネタ。というか、「狂っている」って合ってるんじゃ…?


「全く。みんなそんな『ジーニ○ス』なんて辞書止めて私のように『プロ○レッシブ』を使いなさい。またはそんな安い辞書使わないで私の電子辞書を使いなさい。これ5万円もするんだよ。ただプログ○ッシブが入ってなくてジー○アスが入ってるのが残念だな」


…?自分の辞書の自慢が始まった。


「ほら、この辞書を使えば万里の長城だって英語で調べられるんだ。凄いだろ?万里の長城って言うのはだな…」


万里の長城の話題に突入。


「いいか?万里の長城は宇宙人が作ったわけじゃないんだぞ?人間が作ったんだぞ?そうそう。私は宇宙人を見たことが…」


宇宙人の話題に突入。


そして…。


キーンコーンカーンコーン…


授業の終わりを告げるチャイムが響く。


今日進んだ内容。


「mad」の意味だけ。


他のクラスでは3時間で1行しか進まなかったクラスもあるという。


すさまじい先生である。


「じゃあ、授業を終わりにするけど…このクラスは寝てるやつが少ないな!」


そう言うから教室を見渡すと半分くらいの人が寝てた。


これで少ないの?他のクラスはもっと?ヤバいだろ…。というか授業じゃない。


俺はこの後すぐに健太と一緒に他の英語の先生の所に教科書の内容が綺麗にまとまっているプリントを貰いにいった。



プリントを貰い終わったらすぐに移動。

3時間目は化学。

化学実験室へ。


化学担当教師。

五十嵐いがらし 響子きょうこ


「今日はだな、実験をやるんだぜぇ」


語尾に「ぜぇ」を付けるのが癖。

なかなか個性的な先生である。因みに女性。


「まずはだな、この試験官に何を入れるんだ?ん、遼也ちゃん!」


ちゃん?と突っ込みたいところだが普通に答える。


「えっと…。石灰水…?」


「おう!当たりー!賢い!さっすが遼也ちゃん!」


この人は誰にでもこんな感じである。やたらテンションが高い。


「石灰水に二酸化炭素吹き込むと白くなるって小学校でやったろ?あれは必修課題なんだぜぇ。じゃあ、もっと二酸化炭素吹き込むとどうなるか、やってみ?」


響子さんが言った。


「いいか?こうやるんだぜ?ブクブクブクブク…はぁー!大変!でも、やるんだぜ?」


あの人はいつも楽しそうだなぁ。

俺はそう思った。


因みに、石灰水に大量の二酸化炭素を吹き込むと透明に戻ります。


「これが反応式だ!書いとけよ!」


そういって黒板に書きだした。


「ついでに書いとけ!」

そういって黒板に書いた文字。


「二酸化炭素・・・石灰水を白く濁らせる」


問題は「・・・」。


響子さんは「・・・」を「てんこてんこてんこ」と言う。


書きながら「二酸化炭素 てんこてんこてんこ 石灰水を濁らせるんだぜぇ」

って言ってた。


「てんこ」って何!?


そう言えば、以前もシャーペンの芯のことを「しんこ」と言っていた。


ここで健太が行動に出た。


「先生!何で『てんこ』とか『しんこ』って言うんですか?」


と質問したのである。


誰しもが知りたかったことであろう。


そしたら…。


「健太ちゃんはリンゴの芯のことなんて言う?」


と逆に質問してきた。


「えっと…。リンゴの芯ですけど…」


健太が答えた。


「リンゴのしんこだろっ!」


そう叫んだ。


もう訳が分からない。


ボケてもいないのにツッコミが帰ってきた…しかもツッコミが半ばボケだよ…。


健太はその場に立ちすくんでいた。



そして授業終了。


「おい健太!よく質問したな」


俺が健太に言った。


「いや、だって…ねぇ。気になるでしょ?」


「そりゃ気になるが…。なかなか聞けないって、普通」


「そう?まぁ、訳わかんない答えが返ってきたけど…」


「というか、何でちゃん付けで呼ぶの?」


「さぁ…。そういう人種なんだよ。きっと」


そう言いながら教室に戻った。


「次の授業何?」


俺が健太に聞いた。


「…数学」


はぁ…。




数学の授業開始。


数学担当教師。村瀬むらせ 俊之としゆき


「はい、じゃあねぇ授業始めますよぉ~」


いつも通りに授業が始まった。


「じゃあですね~。45ページからやっていきたいと思います。じゃあ、とりあえず、例題9をやっていきますねぇ~」


例題9の説明をした。この人の説明はなかなか分かりやすい。


「じゃあですねぇ、問15をですね、谷原くん(1)、中谷さん(2)、黒板にやってください」


幸いにも簡単な問題が当たった。


ノートに解いて、それを黒板に写す。


問題を解いている最中に村瀬さんが話し出した。「あの~私、昨日炊飯器買ったんですよ。壊れたから。一番安いやつ買ってたら女房に怒られました。『何で安いの買ってくるんだ』って。3000円くらいのやつ買ったんですよ。そしたら、10万くらいするやつが欲しかったらしくてですね。そんなの買える訳無いじゃないですか。でもね、やっぱり高いやつと安いやつは全然違いますね。昨日買ったやつは既に蓋が壊れかけてます。それでですね、女房と喧嘩してふて寝してですね、昨日は8時に寝たんですよ。はい。どうでもいいやねぇ、そんな話は。はい、問題やって下さい」


早口で村瀬さんが言ってました。


因みにこの話まともに聞いてると問題やる時間が無くなります。


そのため話聞いてる人はごく一部。


なんで話すんだろう…?


「はい、じゃあ

谷原くん中谷さん、やってください」


そう言われたので黒板に解答を書く。


「どの辺に書けばいいでしょうか?」


俺が質問した。


すると…

「えーとえーと…どこに書いて貰おうかしら」

と手をくるくる回しながら言った。


オカマかっ!とツッコミたいが我慢。


「じゃあ、左側に(1)、右側に(2)書いて下さい。消しちゃっていいので」



適当に消して解答を書く。


まだ答えが出る前の途中式の段階で「はい、合ってます」と言われても困る…。

「あ、そういえば、公式をまとめた紙配ったっけ?配ってない?配ってないか。じゃあ持ってくる。ちょっと待ってて。掃除と自習に関しては君たちは信用してないけどもしょうがない。取ってくるんで」


そういって紙を取りに行った村瀬さん。

誰に配ってないか確認してたんだろ…?独り言かな?



結局、村瀬さんが戻ってきたのは休み時間に入ってからだった。


「これ配っといてください。お願いします。では、授業終了です。ありがとうございました」


そういって足早に教室から出て行った。

よくわからない人だ。




昼休み。健太と一緒に食堂へ。



そして5時間目。日本史。担当教師。龍川たつかわ 雅文さまふみ


常に白目の不気味な教師。

黒目が無い。怖い。


「よし、じゃあ授業やるぞ~」


そういって教室に入ってきた。


「今日はちょっと目が痛いんだ。うん。だから、目が変かもしれないけど、気にしないでくれな」


本人が目の話題を出すから笑いそうになってしまった。

しかも目がおかしいのはいつもである。


龍川さんが教科書にでてきた偉人の逸話を語り出した。


「この人はな、まぁ、俺にも通じるところがあるんだけど。彼女と付き合ってた時にな、彼女のお母さんにも手を出したんだよ。分かるか?みんなも分かるだろ?」


え?通じるところがあるの…?

何だこいつ。

全然わかんねーし…。


「それと、もう一つ通じるところがあるんだけど、目が死んでるよな」


お前だけだー!!って叫びたかった。

いや、常時白目野郎に目が死んでるとか言われたくないし!

しかも何?通じるところがあるって?自覚あるの?自虐ネタ!?


「俺が子供の頃はさ、後藤精肉店っていう店に寄ってよくコロッケ買って食ったんだよ」


全く関係無い話を始めた。


後藤っていう名前の太ってるやつが微妙な顔してて笑いそうになってしまった…。


「迷惑な店だ!」と授業終了後ひたすら語ってた。



そしていよいよ本日最後の授業。


音楽。最も憂鬱。


担当、原田はらだ 和史かずふみ


この人の特徴。

笑いながらキレる。キレるタイミングが一切分からない。

2秒前まで笑っていてもキレる。怖い。



「キーンコーンカーンコーン」

授業がチャイムと同時に始まった。


「まずは発声練習だ」


そう言うと顔の前に手を持って行って…


「あっ!おっ!えっ!」と叫んだ。


この手は何…?


それが終わると一曲練習として歌う。


「そうだ!腹から声だぜ!そうだ!」


そう言った1分後…。


「そうじゃねえ!腹から声出すんだよ!こんなんじゃやってる意味ねーんだよ!!」


キレた。

教科書を床に投げつけた。


教科書が健太の足元に飛んできた。

拾うべきか、それとも原田の方を見てるべきか…。悩む原田。


しかし、1分後…。


「じゃあやろうか」


完全に機嫌が直った原田がいた。


何だこいつ…。


「じゃあ歌うのはこれくらいにして今日はコードの勉強だ」


そう言って黒板に音符を書き出した原田。


一通り説明が終わった。



「じゃあ、黒板に書く問題をやってみろ。当ててくぞ~」


問題を書いてから1分後。


「じゃあ白河!書いて」


健太が当てられた。

黒板に答えを書く健太。


しかし…


「そうじゃねーよ。何でこんな問題も解けねーんだよ!あぁ?お前さっきの説明聞いてなかったのか?聞いてりゃできるんだからよ!」


キレた。いや、顔は笑って…?でもキレてる。


いや、あんたの説明分かりにくいから聞いてもできないんだよ!


そう言ってやりたい。


しかも問題間違えただけでキレるってどんな性格の持ち主なんだよ…。



結局、今日は原田がキレたため時間だけが過ぎていき…。


「あれ?今日はこれしかできなかったから次回は頑張ってな!みんな!」


という原田の言葉で授業が終わった。


クラスでは原田の多重人格者説が囁かれている。


理不尽に怒られた健太は「あいつ嫌だ。面倒くせぇ」と語った。


なにがともあれ、今日の授業は終了。


俺は健太と一緒にさっさと帰った。

音楽の授業が毎回嫌でした。


キレるタイミングがまるで読めないあの怖さ…。


初めて体験しました…。


はぁ…。

高校は大変なところです。

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― 新着の感想 ―
[一言] これ実話っすか?こんな先生いないでしょ! まあうちの学校の現社の先生もヤバイけど……
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