不倫夫と離婚する方法についての実験と結果、およびそれらについての考察
背景
・不倫する夫はクソ虫であることは自明だが、クソ虫はその名の通りクソほどいるので駆除を行う必要がある。
・この男尊女卑の世界において、婿入りでもないかぎり、女性側から離婚を成立させることは難しい。
・上記を考慮した上で、どのような立場の女性であっても手軽に離婚できる方法を模索すべく本研究を行うものとする。
目的
・実験者の夫(以下クソ虫Aとする)と痛快で爽快な離婚を成立させる。
・クソ虫Aの不倫相手(クソ虫に群がる虫のため、以下クソ虫虫Bとする)にも最大限のダメージを与えるものとする。
・他の被害者にも応用できるよう、一般的な手法を用いて離婚を決行する。
実験1:実家に頼る
・正直全く期待できないが、参考実験として行うものとする。
・①実験者の実家②クソ虫Aの実家③クソ虫虫Bの実家、それぞれに不倫の事実を伝え、どのように対処すれば良いか協力を仰ぐ。
・差異が出ないよう、協力を仰ぐ際はできるだけ無表情で淡々と説明を行うものとする。
結果/考察1
①実験者の実家の場合
・協力を得ることは出来なかった。
・「甘ったれたことを言うんじゃありません。家の為にそれぐらい我慢しなさい!」と怒鳴られた。
・彼らは、家の発展しか目が行かず個人の感情や意志は重要視しない、という生態的特徴を持っている事が明らかとなった。
・最近怒鳴られ足りないと感じている人以外にはおすすめ出来ない方法である。
②クソ虫Aの実家
・協力を得ることは出来なかった。
・「私の息子を満足させることが出来ないあなたに問題があるんじゃなくて!?」と喰い気味に返された。
・彼らは、自分の子供に問題があるのではなく常にその周りに問題がある、という僻んだ視点からでしか物事を判断できないことが明らかになった。
・クソ虫Aとの実家と関係が悪化したという意味では、離婚に一歩近づく事が出来たのかもしれない。
③クソ虫虫Bの実家
・協力を得ることは出来なかった。
・「奪われる方が悪いのではなくて?」と勝ち誇った笑みを浮かべられた。
・彼らは、食物連鎖という知性を持たない獣が形成する生態系ピラミッドを何故か人間の世界に反映させる、人と言うよりも獣に近い存在であることが明らかとなった。
・クソクソ虫Bの実家訪問以降、クソ虫Aとクソクソ虫Bが明らかに実験者を警戒するようになった。以上から迂闊な訪問は避けるべきであると考える。
実験2:クソ虫Aに嫌がらせを行う
・前述の通り、男尊女卑の世界において女性側から離婚を成立させるのは至難の業である。
・しかし不可解なことに、男性側から離婚を成立させるのはとても簡単である。
・本研究では痛快で爽快な離婚を目指しているため、実験者発の嫌がらせであると証拠を掴ませないよう決行するものとする。
・具体的には
①定期的にクソ虫Aの上から物を落とす(行動を事前に把握し、現れると予想される経路の上に、時間経過で偶然物が落ちる罠を設置する。基本的には花瓶やコンクリ片をメインアタッカーとする)
②定期的に寝所に虫を入れる(ムカデ、サソリなど実害がある物をメインアタッカーとする)
③人生のバイブルだと豪語している書斎の本を。日に一冊ずつ『馬鹿は俺だった』という名著にすり替える。
・それ以外にも細かい嫌がらせを行う。詳細は割愛する。
結果/考察2
・クソ虫Aから離婚を切り出されることがなかった。
行動案①について
・近くに花瓶が落下すると「オァェ」という奇妙な鳴き声を発生していた。
・発生後は何事もなかったかのように別のことをしていた。おそらく晴れ時々花瓶、という天気が実在すると勘違いしているのだろう。
・花瓶等が直撃すればラッキーだと考えていたが、本研究では一度も当たることがなかった。無駄に悪運の強いクソ虫Aである。
行動案②について
・定期的に寝所から悲鳴が聞こえてきたが、ある時から何も聞こえなくなった。
・定期的に顔が腫れていた。その顔で朝食をむさぼり食っている姿を目撃したとき、実験者は思わず吹き出してしまった。
・顔の腫れもある時からなくなった。寝所を確認するとムカデやサソリは床を元気に動き回っていた。
・クソ虫Aが同族であると理解されたらしい。虫相手に虫を使うべきではなかったと深く反省している。
行動案③について
・全く気が付かれなかった。
・壁一面の棚を全て『馬鹿は俺だった』に変えても気付くことはなかった。
・押収した自称人生のバイブル達も、全く読み込んだ後がなかった。
・見栄で飾っていたのだろう事が明らかになった。お金が無駄なので全て売り払った。
実験3:クソ虫Aを犯罪者にする
・以下実験者の親友(以下神Cとする)に協力を仰いだ。神Cには感謝してもしきれない。
・具体的な実行案は以下の通りである。
・クソ虫A/クソ虫虫Bが参加する仮面舞踏会に参加を行う。その夜会には病弱な姫(以下姫Dとする)が参加することが必須条件である。
・姫Dの体調を逐次観察し、少し疲れていそうだと感じたタイミングで近くの休息所を紹介する。その際重たいネックレスも外して室内に置くよう促す。
・姫Dの護衛には、体調不良の姫Dを起こさないよう扉から少し離れた位置にて護衛を行ってもらうものとする。
・その間に神Cには、大変申し訳ないがクソ虫Aを誘惑してもらう。
・脳みそが下半身に付いているクソ虫Aから夜の誘いを受けた神Cには、姫Dのいる休息所で待っていると伝えてもらう。
・馬鹿でマヌケなクソ虫Aはたき火に群がる虫のように休息所に突撃する。それを護衛に確保いただく。
・それと同時に、実験者はクソ虫虫Bに対して、休息所にネックレスを置いているから受け取って欲しいと伝える。
・クソ虫Aと護衛が扉から少し離れた位置で争っているうちに、クソ虫虫Bを休息所に侵入させ、中に置かれたティアラを盗んでもらう。
・それを護衛に伝え、クソ虫虫Bも確保いただく。
結果/考察3
・上手くいった。クソ虫A/クソ虫虫B共に、犯罪者として牢屋送り。もちろん結婚は解消された。
・正直こんなに上手くいくとは思わなかった。これも協力してくれた神Cの演技力と、クソ虫A/クソ虫虫Bの一周回って希有な程の脳みその無さのお陰であると考えられる。
・再現性が乏しいように感じられた。今回は相手が馬鹿だから上手くいっただけで、全てのクソ虫に対して有効とは言い難い。
・今後さらに有効な手段を鋭意模索していく。
本研究に対して、さらなる有効な手段等あればぜひご教授いただきたく思う。




