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転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~  作者: ゆる弥


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16.見回りバイト2

 人だかりに駆けつける。

 自警団証を見せてその人ごみの中へ。


「すみませーん。どうしましたぁ?」


「ナンパしてた人と、そのナンパされた人のツレが殴り合いをしてるんです」


「あらら。ちょっとすみませーん」


 人混みに割って入る。

 一人は馬乗りになって殴りつけている。

 殴られている方は必死に避けながら反撃していた。


 中々やるね。じゃない。


「ストップ! 止めましょ? ねっ? NO暴力!」


 僕が来たことに驚いているのだろう。


「オメェなんだんだよ!?」


 自警団証を見せる。


「見回りのものです。落ち着いて」


「チッ! 自警団かよ! こいつを取り締まれよ! 俺の女をナンパしたんだ!」


「んー。なるほど。まず、落ち着いてどきましょうか」


 少し落ち着かせて馬乗りの体勢からどかす。

 ナンパした人が逃げた。


 僕は瞬時に服をつかみ捕まえて引きずってくる。


「なんだよ! ナンパしただけだろ!?」


「自分の彼女をナンパされたら「彼女じゃないです」どう思います?」


 あれ? なんかややこしくなってきた。


「まず、お連れさんなんですよね? それをナンパされたら気分が悪いじゃないですか」


「分かんなかったんだ! でも、その人俺についてくるっていったんだ!」


 うん? それは話がややこしいぞ?


「だってこの人いきってばっかりで楽しくないんだもん!」


 ん? ちょっと待ってややこしいって。

 やめて。なにそれ。


 男女の連れがいたけど。

 女はつまらなかった。

 ナンパされたから着いていこうと思った。

 男が怒った。


「とりあえず、落ち着いて話をしましょう。まず、今の話を整理すると三人ともどうかな?って」


「「「はぁ」」」


「だから、もう終わりにしましょう! みんなバラバラに帰ったらどうです? ねっ?」


 その人達はそれぞれで帰っていった。

 あまり納得していなかった。

 けど、収まったから良しとしよう?


 はぁ。この仕事疲れるね。

 凄いなデームくん。

 ホントに尊敬する。


 その通りをぬけて問題の繁華街。

 前にも揉めたからなぁ。


 ここねぇ、獣人族と魔人族のガタイがいい人多いんだよね。何でかわかんないんだけどさ。


 何しに来てんだろ?

 なんかあるのかな?

 ここの繁華街。


「あー! 食い逃げー!」


 視線の先には店から走り抜けているネズミの獣人が。あれは、捕まえるしかないか。


「よいっしょ!……はい捕まえたぁ」


 首根っこを掴んで持ち上げる。

 そのまま自警団の詰所へ。

 お店の人にはお金を立て替えておいた。


 その事を詰所で話すとお金を出してくれた。

 こういう時のお金は王国から出ているらしい。


 中にあった椅子に座らせる。

 見回り長が対応するようだ。


「なんで食い逃げなんてしたの?」


「金がないんだチュー」


 チューって言うんだ。


「だったら食べたらダメでしょ?」


「働くところがないんだチュー! でも、腹は減るっチュー」


 まぁね。そりゃそうだ。


「こんなナリだから力仕事はできないチュー」


 かなり小柄だもんな。

 子供くらいの背丈だしね。


「仕事の斡旋所はいったの?」


「……行ってないチュー」


「なんで?」


「笑われると思うチュー」


 まぁ、たしかにネズミは珍しい気はする。

 でも居ないわけじゃないんだよな?


「大丈夫。同じ種族の人達が働いているところがあるから」


「そうなんだチュー?」


「そうだよ。ちゃんと行って探してみて?」


「わかった。ありがとうチュー!」


 その種族の人たちはみんなチューって言うんだろうか。

 どうでもいい事が頭によぎった。


「リオンくんお手柄だったね。有難う」


「いえ。解決して良かったです」


「デームくんも優秀だし。長く続けてもらいたいねぇ」


 そういえばさっきの人は……寝てるな。

 奥の方で寝ていた。

 あれ? デームくんは?


「デームくんなら、繁華街をもう一度見に行ったよ。リオンくんは途中だったでしょ?」


「そうですね。僕も行ってきます!」


「はーい」


 もう一度繁華街に戻って見回りをと思っていたら探す必要がないくらい騒がしい人達がいた。


「よぉ、兄ちゃんよぉ。なんで女の子を誘っちゃダメなんだ?」

「そうだぞ! 邪魔すんなクソガキ!」

「どけ! ゴラァ!」


「だから、嫌がってるからって言ってるじゃないですか。あんまり絡んでくると、連行しますよ?」


 デームくんが二人の女性を背に三人の獣人族といい争っていた。

 これは困ったことになったねぇ。


 ん?

 あれは、狼、虎、ライオン。

 見たことある組み合わせだな?


 いつもこの繁華街にいるんだね。

 困った人達だ。

 そして懲りない。


「力ずくでもいいんだぜぇ?」


「あーそれは良くないと思います。穏便に済ませましょうよ。ねっ?」


 僕が入っていくと、獣人族達の顔はあっという間に曇った。


「な、なんでお前が……」


 自警団証を出す。

 すると、血相を変えた。


「おいおい。お前みたいなのが権力持っちゃいけねぇんだよ! 行くぞお前ら!」


 ライオンさんが二人を連れて去っていった。

 うん。一件落着。よかった。


「おい。リオン、お前何した?」


「何も?」


「ったく。お前謎すぎるわ」


 そのまま繁華街の見回りを続けた。

 デームくんはさっき助けた女の人から端末番号を聞かれていた。


 持ってないって言ったら残念がっていた。

 そうか。無駄なお金は使えないのか。

 デームくん、頑張ろう。

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