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狐の末社  作者: 坪原 衣音


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19/54

探検①

「次の日曜日、お昼ご飯を食べてから、秘密基地に集合!」

「持ち物は、お菓子、飲み物、等」


そんな約束をしてから、数日が経った。

修学旅行の前日みたいに、今回もワクワクし過ぎて、眠れなかった。

今日は、待ちに待った、探検の日だ。

美優は、早くに準備が出来てしまったので、秘密基地で待っていようと、早めに家を出た。

神社に着いて、いつものように、秘密基地に、入って行って、驚いた。

晴風がもう来ていたのだ。

入り口の近くで、本を読んでいた。

「はるちゃん、待たせてごめんね。」

少し驚いた顔の晴風は、本から目を離し、美優の方を見て言った。

「みーちゃん、早かったね。」

「楽しみ過ぎて、早く準備出来ちゃったから、はるちゃんより、早く来られると思ったんけど…

はるちゃん、めちゃくちゃ早いね‼︎」

そう言うと、晴風の横に座った。

「ふふふ。

私も楽しみ過ぎて、家に居ても、ソワソワして、落ち着かなかったから、早く来ちゃったの。

お昼も、おにぎり持って来て、ここで食べた。」

嬉しそうに笑いながら、晴風が言った。

学校では、見られない笑顔だ。

「なんだー。そんな早くから来てたんだ。

なら、私も、ここで、お昼食べれば、良かった。」

「連絡すれば、良かった。ごめんね。」

「いいよ、いいよ。全然、気にしないで。

って、そういえば、私たち、連絡先、交換してないね。」

「あ、そういえば…。」

2人で見合って、笑い合い、話を続けた。

「はるちゃん、ライン交換しよ。」

美優はスマホを手に、晴風の方を向いて言った。

「うん‼︎」

晴風も、同じように、スマホを美優に向けて言った。


ここに二人で居ると、何でも話せて、話が尽きることがない。

とても穏やかで、いつまでも、話していたくなる。

話が、いつまでも、終わらないので、時間がどんどん過ぎていた。

晴風が時計を見て、

「そろそろ、探検行こっか。

話し出すと、止まらないね。

夕方になりそう。」

そう言うと、カバンに本をしまった。

「本当だ!早く来たのに、意味無くなっちゃう。」

美優も、立ち上がり、出発の準備をした。


今日も基地は、快晴で、探検日和だ。

ぽかぽか暖かく、気持ちのいい風が吹いている。

草原の草は、優しく揺れて、小さな花がたくさん咲いている。

爽やかな香りが、鼻をくすぐる。

「さあ、行こ」

笑顔で二人、並んで、歩き出した。

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