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狐の末社  作者: 坪原 衣音


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秋祭り

この神社では、毎年、秋にお祭りが、行われていた。

小学生の高学年の子たちが、巫女さんになり、舞を踊ったり、子供みんなで、神輿を担いで、町中を練り歩いたりしていた。

美優も、小学生の時は、毎年参加してた。

神輿担ぎや巫女さんの後は、友達と出店で食べ物を食べたり、色々なゲームで遊んで、楽しんだ。


今は中学生なので、来ていなかったけれど、今年は、末社の中が、気になって、来てみた。

このお祭りの時は、本殿や神楽殿、だけでなく、この神社にある2つの末社も、扉を開けて、中が見られるように、なっている。

普段、あまり人が集まる神社ではないけれど、今日は、町の人や子供たちで、賑わっていた。

出店も出ていたり、幼稚園のママさんによるバザーもあった。


まずは本殿、末社とお詣りをした。

秘密基地のある末社の中は、当たり前だけれど、階段なんてものは、ない。

鍵もない。

祭壇が置かれ、ちゃんとした神社だ。

小さいしめ縄には紙垂が着いていて、今日はお祭りだからか、榊が飾らせている。

両脇の狐の像も、赤い前掛けを、付けてもらっている。

まじまじと中を見ても、特に変わった様子はなかった。

(不思議だなぁー、何でいつもは階段なんだろう)

そんなことを、思いながら、お詣りを終えて、境内を歩いて、出店やバザーを、見て回った。

美優はバザーで、かわいい髪留めを買った。

うろうろしていると、同じ年位の女の子を、見つけた。

晴風ちゃんだ。

晴風ちゃんも、境内を歩いていた。

中学生の子は、ほとんどいない。

話しかけたい気持ちも、あった。

けれど、いつも学校で、話しかけたりしないのに、ここで話しかけるのは、都合が良すぎるかな、と思った。

それに、誰かが、見ているかも知れない。

鮫川さんに、報告されたら、お終いだ。

そんなことを、考えていたら、気付かない振りをしていた。

晴風ちゃんも、声を掛けて来なかった。

自分が、気付かない振りをしたのに、胸がズキンっとした。

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