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6話-手続きはめんどくさいよ-

遅くなりすぎました!御免なさい!


「おいカリン。さっきの話だが。国王は他になんか言って無かったか?」

帰ってそうそう俺は、親父の考えが気になってしょうがなくなったので、カリンに聞いてみることにした。

「帰って早々これですか?」

「でなんか言われたか?」

「おじさん、人質だって言ってました。」

はいぃぃい!?なんで、そこまでする必要がある?

「へぇ~。んじゃ、俺ちっとでてくわ。」

「はぁ。」

俺は、親父のもとへ急いだ。


なんだったの?あれ?

よくわかんない人だなぁ。帰って来て今日の国王の事聞いて、すぐ何処か行って。

「なんだったの?」

にしても、国王の考えが分かんない。姫様のお付にするのに何故おじさんを巻き込む必要が?ましてや、学校をやめさせられる可能性がある。またゆっくり話してみたいが・・・。行ったら行ったで、交渉成立に無理やりされそう・・・。でも、頭が働いてるときに話し合った方がいいか・・・。という事で、明日、学校が終わった後、先生に来て貰って、王のところへ行くことにした。


・・・翌日

「あの~、先生?」

「んぁ?」

職員室入った私は、担任の先生に今日の王への謁見について、ついて来てくれるように頼んだ。ホントこの先生若いなぁ~。29歳らしい。流石はお金持ちの優秀学校の先生たち、この先生も服装だけはきっちりしている。

「今日の放課後、国王陛下に御逢いしたいのですが・・・。」

「ん~?昨日のあの件で?」

「はい。」

「なんで?2週間だったけ?時間貰ったってのにもう答えでもできたの?」

「違いますよ。昨日はいきなりだったんで、うまく対応が出来なかったんです。」

「また話し合うの?」

「面倒臭いんですけど。良いですか?」

それを聞いた先生、ウォール先生は「う~ん」とうなったがすぐに了承した。

それから先生は、城への入城許可申請の手続き用紙を取りに行った。

こうゆう時、この学校受けてよかったと思うのはなぜだろう?時々不思議に思う。

しばらくし、先生が紙を持ってもどっていた。

「これ、これが無いと城に入れないんだ。」

「書・・・類・・・。」

「そうそう、ここに名前とこのあたりに・・・謁見内容。これが通るのに確か・・・あれ?何時だっけ?」

「何時だったっけ・・・って、先生いい加減ですね・・・。」

「いい加減って言うなよ・・・、せめて天然と・・・」

「残念ですが、先生にそれは合いませんね。キュンとしませんし。ってか絶対ボケのうちにはいるんじゃないですか?おじさんだし。」

「何を言うか!?先生はまだおっさんじゃない!まだお兄さんだ!」

「四捨五入すれば30じゃないですか。なんですか?ぎりぎりまでお兄さんでいたいんですか?それならお兄さんにしときますけど、若年性・・・なんとか・・・ってのがあるんですよ?知ってますか?」

「あぁ、あれね・・・って先生はまだボケてません!ていうか、書かなくていいのか?」

そう言って、紙を改めて私に差し出した。

「あ・・・、書きますよ。貸してください。」

カリンは、その紙を先生からかすめ取り、そこに置いてあったペンを手に取り先生の机に置き書き出す。

「あぁ~!!それ俺のペン!」

なんか、絶叫してるが無視!

「よしっ!これでよし!先生!では、よろしく!」

紙とペンを置き先生に差し出す。

「ペンのお礼なし!?一応貸して(強制的だけど)あげたんだけど!?」

「あ、あれ先生のだったんだぁ~。ありがとうございます。では、謁見許可申請用紙?お願いしますね!」

そう言って、カリンはそのまま職員室を出る。

「よし、後は待つだけだ。」

その後カリンはそうつぶやくだけだったが。ウォールは、カリンにこんな短時間で振り回されたため沈没。

その日の授業は、代理がやったそうな。

「あれ、俺のコレクション・・・だったのに・・・。インクが・・・一回も使わずに・・・うあぁぁぁあぁぁ!!!」

そしてその日の職員室の一角から、そんな情けないような声が響きまくていましたとさ。

短いですよね・・・。なんかすみません;


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