2スキルチェックしました?
森の中で目を覚ました私。びっくりしかしないんですけどなお話です。
うっ、優しい。なんて紳士的。
って言うかこの状況。
夢?夢なら覚めないで。
出来たらチューくらいはしたい。
なんか肩に手を回して起こしてくれるんだけど、
近い、そして、ふわっといい匂いがする。
やだ、幸せ。幸せ過ぎる。
はあ、眼福だ。綺麗な顔がこんな近くに、そしていい香り。
うっとりしてしまう。
「悪いけど、少ししっかりしてください。今の状況分かってます?目が覚めたばかりで恐縮なんだけど一応現状を把握してもらわないとまずいかなあと。」
「現状?把」
把握とか難しい事言われても。
「夢」
としか言いようがなかった。
「夢でしょ?分かってます。こんなな夢に決まって。」
ぐふふ。いい夢だあ。白雪姫みたい。王子に抱き起こされてチューして貰うんだ。
やった。
「多分だけど夢ではないような気がする。」
「夢なわけない。俺ちょっと足痛いし。夢にしては足痛い。」
えっと、
身体をちょっと動かしてみる。手も足も動くし首も動く。痛いところ?ん、ちょっとだけ頭が痛いような気がするけど、骨折とか打撲とか捻挫みたいな痛さは何処にもない。
でも京也くん足痛いのか。可哀想。何とかなんないかな。
《 治癒魔法を使いますか? 》
今頭に知らない声が響いた。なんかPCとかみたいな機械的な声。
《 YES or NO 》
そりゃ
YES でしょ。
えー?いきなり手に温かいものを感じる。
えーい、なんだか分からないけど、
治癒魔法!
手を伸ばして京也の足めがけて
エイってやってみた。
白い光が私の手から出て、京也くんに。京也くんの足、多分痛いと言ってる負傷箇所らしきところに向かって照射
されていく。ふんわりと包み込んでふわふわとぼんやりと光って、消えた。
治癒魔法なの?発動したんだろうか。全く実感ないし、当たり前だが使ったことなんかない。ゲームやアニメで見たした感じで完全なる適当な雰囲気もので、やってみただけだ。
謎の声の指示にやったというのが正しいが、うまくいくかなんてわからなかったし、なんとなくやってみたほうがいいかくらいなのりでやってみただけである。勿論痛そうな様子の推しアイドル京也さまの痛いよとの訴えに何とかしてあげたいという意識はあった。にせよ、うまくいくかなんてわからなかったし、むしら現れた光に自分自身面喰ってしまったくらいなのだが。
「マジかよ。痛いの治った。ありがとう。」
そしてなんかまじまじと私の事を見た。
「その感じだとあなたはは魔道士になるのだろうか。
スキル確認できますか?」
スキル確認?
《 スキル確認しますか? 》
また例の機械的な声。
《 YES or NO 》
「YES」
私の目の前に透明な板か現れて
:属性 聖女
:攻撃魔法 ♾
:防御魔法 ♾
:治癒魔法 レベル99
:スキル獲得スペース
治癒魔法レベル99を獲得しました。
なんか知らないけど、これってゲームだとチートだよね。
いいんだろうか。
なんか治癒魔法レベル99って今一回使っただけなんだけどレベル99?マックスっていくつなんだろう。マックス99999くらいなのかな。
《 治癒魔法マックスは99です。
既にレベルマックスに達しております。》
有難い天の声が機械的なPC音で私の疑問に答えてくれた。心の中で思っただけなんだけど、凄い。