彼女 『詩』
死場所を探した
もうずいぶん昔のことだ
どこでもよかった
誰にも目をつけられず、一人で寂しく死ぬんだ
そう自分自身に言い聞かせていた
海に向かう途中彼女にあった
彼女は僕に愛を教えてくれた
それは海よりも深く、闇よりも暗い愛だった
彼女は、自分自身の愛が誰かを殺すと泣いてた
僕は彼女の愛を死に場所に選んだ
愛という温かい影に包まれるなら私は、寒くない、悲しくないと思った
数年経ち、私はまだここに居る
僕はまた一人だ
愛を知った僕は、僕の愛が彼女を殺した事をまだ知らない
いや、殺したのではなく、彼女が僕を死に場所に選んだんだろうか