超不定期特別で奇跡な座談会?(ウソです)
何時もご愛読して下さる皆様に、クリスマス企画でお送りする特別編です。 内容は、半分造りで半分本当です。 箸休めの様な気楽な気持ちで御覧下さい^^:
≪伝説の座談会≫
本編は、第20話の直後。 第9話辺りまでを振り返る筆者とキャラクターの皆様が妄想の世界でお話した事の記録として、議事録の様なものだとご理解下さい。 事実と異なる発言等々有りますが、何分皆様も疲れています上に。 色々と言いたい事も有るかと思います。 文体等などは、筆者もハイテンションとローテンションの狭間の中で作成したので、いい加減でありますが長い目で、見て下さい。 また、聞いてやって下さい。
場所、渋谷の奥座敷(妄想です)
登場人物、K意外の総勢+筆者。 (完全版ですので、K氏の登場も有ります)
(この本編中には、まだ全員の登場は見込まれておりません)
K様は、ご都合上。 別場で、筆者のみとのお話し合いを希望致しましたので。 その様に計らいました。 悪しからずに。
登場人物称
ポ=ポリア マルタ=マルヴェリータ シス=システィアナ イル=イルガ
ガ=ガロン ラキ=ラキーム アデ=アデオロシュ
店の女性店員=レイチェル ジョ=ジョイス 筆者=ボンクラ筆遣い K=K
他、適当に。
≪座談会? 与太話?≫
とある有名店の名前をパクった店名の居酒屋の中。 足を下ろせる奥座敷の宴会場に着いたポリア達チームの一行。 デブでチビでアレの小さい筆者が、腰低くして座敷に案内した。
【皆様、鎧や武器を脱いでおります。】
(銃刀法に引っかかりたく無いから外させました・・・by筆者)
イル:「あ~、終わった~終わった~。 姉ちゃん、ビール。 プリン体抜きで」
ポ:「あらイルガさん、健康的な趣向に変わったの?」
イル:「あ~。 実は、最近痛風が酷くてな~。 飲み過ぎらしい。 でも、一番〇りと焼き鳥の食い合わせが好きなんだよな~」
ポ:「歳取ると大変ね~。 でも、焼き鳥にはのノ〇越しかク〇アア〇ヒじゃない?」
右奥には、店の裏カウンターに直結する窓口が有り。 厨房で働く三〇亭楽〇郎師匠の様な板長が。
板長:「お~い、ビールを奥座敷に~。 プリン体抜いた奴無いから、プリンをメニューから抜いとけ~」
やる気の無い店員の声がして。
店員:「ふぇ~い」
板長;「あの声は川田か?」
川田:「座布団燃やしてます」
板長:「辞めろっ!!! 今直ぐクビだっ!!」
イルガは、そのやり取りを聞いて。
イル:「なんだ・・。 プリン体抜き無いのか・・・」
ポ:「ちょっとっ!!!! プリンは好きだから抜かないでよっ!!!」
板長:「チィ、聞いてやがッたか・・・」
ポ:「ここまで聴こえてンだよ」
筆者と共にメニューを見るマルヴェリータは、胸元スンゴイ露出の布みたいな服で、筆者がうろたえている。
マルタ:「ポリア、口の聞き方考えなさいよ。 一応は、貴女も社会人なのよ。 ねぇ~、筆者さん」
ポリアは、シレ~っと他所を向く。
其処に、お手洗いから帰って来たシスティアナがドタドタと廊下を走って戻って来て、障子を開けて中に入って来た。
シス:「アブネ~。 間違って男子トイレ入っちゃった」
ポ:「システィ、立ちション出来るの?」
筆者:「チョット・・・そんな発言は止めて・・・」
イル:(内容が違うべさ)
システィアナの後ろから若い女性店員も入って来て。
女員「お待たせ致しました。 プリン体抜きのビール、お持ち致しました」
イル:「アラ、有ったの? 板さんが“無い”って言ってたけど・・・」
女員:「いえ、御座いますよ。 もう今日は閉店した裏の酒屋さんを、脅しの電話入れてからシャッター叩いて起こして有りますから。 どんどん注文して下さいね」
蒼褪める一同。
筆者、なんとか普通に行こうとメニューを開いて。
筆者:「あ~っと、一番〇り20本。 それから、オレンジジュースに・・・ウーロン茶を3人分づつ。 料理からキンキの煮付けと・・鳥とカエルの唐揚げ10人前。 野菜サラダ各種類5人前づつ。 それから、・・・・この“人体盛り”って・・・何ですか?」
聞かれた女性店員は、ニコニコの営業スマイルで。
女員:「ハイ。 当店の、板長が考案致しました特別料理で御座います。 白いお餅でお作り致しました原寸1/2サイズの精巧なボンテージ姿などなど数体の女性の姿に、お刺身を盛り付け致しました男性必見の一品で御座います」
筆者:(いいのか・・・そんなの・・・。 公序陵辱罪だろうが・・・)
筆者:「あの・・・お値段が10万とかしてますが・・・」
女員;「見れるだけでも有りがたいと思えっ!!!! ・・・と云う安心価格設定ですが。 何か?」
筆者;(ナイと思います)
筆者:「あ~・・・では別の刺身の盛り合わせを10人前」
女員:(チィ・・・頼まねぇ~)
女員;「畏まりました」
去ってゆく店員を見た後、背筋に汗を流した筆者。
筆者;(一瞬睨まれたのは何でだ?)
飲み食いしながら、他の皆を待つ事に。
≪悪者達の素顔≫
その頃。 店の近くの裏路地。
ビール箱やゴミ箱が散かる飲み屋街の裏道で、各店の飲み残しを集めた瓶を持ち寄ったボロ服を纏ったラキーム・ガロン・アデオロシュの3人。
ビール箱を椅子代わりにし。 ダンボールの大きい物を台代わりにする。
アデ:「かなしいですね・・・私も此処ですか?」
凄い貧弱そうな弱弱しく見えるラキームは、ゴミ捨て場から持って来た様な罅入りのコップを台替わりのダンボール箱の上に置いて。
ラキ;「悪役だから・・・じゃないでしょうか?」
と、控え目に言いながら3人のコップに集めたビールの飲み残しを注ぐ。
首をグラグラさせた死相の漂うガロンは、
ガ;「ラキームはん、御宅ってそんなに弱弱しい人でしたん? 良くもま~あないな役柄遣りましたな~。 メッチャ悪役ってカンジでしたどす。 最優秀ダメ人間賞にノミネートされまっしゃろ? コレはどうも~。 では、おビールを頂きますわ」
と、ラキームに顔を傾けてお辞儀をした瞬間に、首がポロっと落ちてコロコロと。
ラキ:「うわあああ~っ!!!!」
アデ:「ああら~ま、取れましたな」
其処に、店の中側から戸を叩く音がして。 店の店主らしき男性の声が。
主:「おいっ、開店中は黙れ。 警察呼ばれたいか」
アデ:「・・・・」
ラキ:「すっ・スミマセンっ」
一方、繁華街の通りの方に首を転がしたガロンは、コップをダンボール上に置いて。
ガ:「コラコラ、首。 何処行きはった~?」
アデ:「左の方です」
ラキ:「凄い・・・ノベルの成せる業だ・・・。 首取れても生きてるし・・」
呆れ顔のアデオロシュは、ラキームを見て。
アデ:「ラキームさん、あれでも生きてるって言えますの?」
ラキ:「ノベルの神秘ですよおお~」
アデ:「マンガやライトノベルの見すぎクンですね」
転がった首を追って、店とブロック塀の間の細いゴミゴミした道を行くガロンは、あっちぶつかりこっちヨロけてダンボールの元に転がった首に辿り着く。
ガ:「おお~、足元が見えハル~」
首を拾い上げたガロン。
だが・・・突如としてガロンの立っていた横の店の勝手口が開いた。
ガ:「あ・・・」
現れたのは、長身でチョット強面の黒尽くめな中年紳士である。
ガ:「お騒がせしてすんませんな~」
ガロンは、首を脇に抱えて身体だけで、愛想のお辞儀を・・・。
アデ:「スミマセン」
ラキ:「お騒がせしました」
すると・・・、中年紳士は内ポケットに手を入れて。
紳士:「あの、私こうゆうモノですが」
と、名刺を差し出してくる。
ガ:「はあ・・・」
ガロンは、受け取って左脇に抱えた顔に、名刺を見せた。
―【全国デュラハーン協会副理事。 九尾 獲侘―
ガロンは、思わずその場に固まった。
ガ:「えへぇ?」
紳士は、ガロンの顔に中腰で近寄り。
紳士:「我々は、最近倒されて数の減ったデュラハーンを保護している者でございます。 是非、私と一緒に来て頂けませんか?」
ガロンは、ポッカ~ンと口を開けて名刺と男を交互に見た。
ガ:「はあ・・・デュラハーンじゃあ・・ナイんですけども」
紳士は、身体を戻し。 胸を張って、咳払いを一つしてから半身でガロンを見据え。
紳士:「いえ、これから成る方も含まれます。 もし来て頂けるなら、月極めで30万。 それから、美人デュラハーンとのお見合いも行います」
ガロンは、首を即座に紳士に差し出して。
ガ:「行きます」
アデ&ラキ「うごーーーーーっ!!」
こうして、ガロンは連れ攫われました。
残された二人。 チビチビと気の抜けたビールを飲みつつ。
アデ:「しかしながら、この小説では悪役は後まで惨めですね」
ラキ:「ですね・・。 でも、いい配役頂いたので、ま~食い扶持には成りますよ」
アデ:「でも、毎回お話を通じて美女が多いのはイイですな~」
ラキ:「クォシカさんってメチャメチャ美人で、ヌードも惜しげもなく出してましたね~。 イイ女優さんになりそうな」
アデ:「メアド交換出来なかったデス」
ラキ:「僕は交換しましたよ」
アデ:「本当ですかっ?!」
ラキ;「ハイ、ええ~っと・・・・・・」
古い携帯を取り出し、メアドを見せるラキーム。
それを見たアデオロシュは、何も言えずに黙った。
アデ:(sitagokoromiemie@・・・・。“下心見え見え”・・・。 ラキームさん・・・偽のメアドを渡されたのね)
寂しい木枯しが裏道に吹いた。
≪グダグダな飲み会≫
所を戻して、居酒屋。
さて、ポリア達と筆者の下にジョイスが来て。
ジョ:「いや~待たせて悪いね」
黒いスーツに黒眼鏡のジョイスは、どこから見ても旧世代のヤー〇ンであった。
詰まらない目のマルヴェリータは、筆者に擦り寄り。
「ね~、なんで私の相手ってアイツなの~? 私、ブス専だって知ってるでしょ~? 」
筆者:「はあ・・・。 スミマセン」
マルタ:「可哀想だから筆者さんでもイイわよ」
筆者:(天使か・・・この人?)
其処に、グランディスレイブンのご一行様他、登場人物の皆様が到着。 宴会の中で、筆者の周りにポリア・イルガ・システィアナ・マリヴェリータが向かい合って座談会が始まる。
ポ:「は~、疲れた。 でも、何でケイは来ないのか?」
マルタ:「ポリアが嫌われた所為じゃない?」
ポ:「アタシ、そんな悪い事してな~いモン」
筆者:(嘘だ・・・。 しつこくメアド聞いて、夜の食事に自分から誘ってたクセに・・)
イル:「ま~、次もグランディスの奴等を助けに行くので会えるだろう。 あんな凄い男とは、たま~に会うぐらいで十分だ」
ポ:「そう言えば、筆者さん」
筆者:「ハイ? 何ですか?」
筆者、マルヴェリータにウーロン茶を注いで頂いて恐縮する中で。
ポ:「アタシ達のチームの話って、シリーズなんでしょ?」
筆者:「あ~、“準シリーズ”・・ですかね。 Kさんと、ウィリアムさんと、セイル&ユリアさんの話は完全シリーズです」
マルタ:「あら・・・そうなの?」
ポ:「“準”って、安っぽくない? レギュラ~にしてよ」
筆者:「はあ~」
マルタ:「ねぇ~、筆者さん」
グッと寄られて、スンゴイ胸元に鼻血を出す手前の真っ赤な筆者。
筆者:「は・・・はう」
マルタ:「私達の出番増やしてほ・し・い」
頬をつつかれて、略撃沈の筆者は、胸元に釘付けで涎を・・・。
イル:「と云う事は、ワシ等のお話はあんまり無いって事か?」
シス:「つまんね~」
先付けの枝豆を食べ捲くるシスティアナ。
ポ:「システィアナ、アンタもガラ悪いよ」
シス:「だってさ~。 20にも成って“ポリア~”だの、“そ~でしゅ~”なんてネタ以外に有り得なくない?」
ポ:「た・・確かに・・」
筆者:「スミマセン」
平謝りする筆者。
マルタ:「仕方無いじゃない。 そうゆう設定なんだから・・・。 アタシだって、ジョイスとは正直イヤよ。 あんな女好きのド助平」
遠くのテーブルの端で、クォシカやシェラハなどにクールな印象で口説きに掛かっているジョイスを一同が見た。
ポ:「旧世代のモテ男ね」
シス:「ゲイラーより顔がイイ時点で上」
イル:「また、不祥事起こしそうな雰囲気がするな~。 過去に何回だっけか? 女性と修羅場やったの?」
ポ:「8回。 内、3回は、婚約破棄されてる」
ジョイスを見る気も無いマルヴェリータは、筆者に抱き付いて。
マルタ:「ねぇ~、筆者サン。 出番は増えない?」
意識が遠退きそうな筆者は、虚ろに。
筆者:「は・・う・・。 じ・実は・・ポリアさん達のチームの話は・・・Kさんの・・登場話としての一話限り・・だったんです・・・ハイ」
4人:「え゛っ?!」
筆者:「でも、ウケ良さそうだし、ポリアさんやマルヴェリータさんやシスティアナさんを一話限りにするには・・・勿体無いな~っと・・・」
シス:「当然じゃんっ!! “美少女冒険者”ってサークル作ったのに~」
ポ:「アタシも強引に加入させられた・・・」
マルタ:「アタシはナイ・・」
シス:「だって、マルタさんはもう美女じゃん。 “美少女”で通用する女が対象」
マルタ:(なんか・・・トゲ有るわ・・・・)
イル:「筆者さんよ。 では、我々の話は続くのか?」
筆者:「スンゴイ勢いで10話程作りました」
イル:「アンタはエライ。 これで、家に帰っても子供に自慢出来る」
マルタ:「イルガさんって、本編じゃ~独身よね」
イル:「うん」
ポ:「奥さんって、幾つ?」
イル:「21」
女性3人:「ありえな~いっ!!」
イル:「いいじゃないか・・・男が羨む“幼な妻”だぞ」
筆者:(俺は年上でも下でもイイ・・・)
シス:「あ~驚いた。 でも、ま~話が続くならいいや」
イル:「うむ。 食い扶持が繋げる」
ポ:「これからのKとの絡みは? もう、ナイの?」
筆者:「ネタバレに成るから避けます」
ポ:「ケチ」
マルタ:「いいじゃない。 先々の旅先で出会えたら、サプライズでしょ?」
ポ:「ま~ね~。 でも、バカにされてばっかりの内容には物申す。 ワタシをもっとステキに書け」
ポリアから凄まれた筆者は、静かに顔を背ける。
筆者:(イジメか・・・)
マルタ:「でも、ポリアのそのバカっぽい所を抜くと、もうお話としては詰まらないわよ。 バランス取れてるからイイんじゃない?」
ポ:「んじゃ~マルタは、あんな感じで良い訳?」
マルタ:「全然」
ポ:「嘘だ~」
マルタ:「ホント。 だって、現実で私は家派だし。 ネコ・イヌ好きだし~。 男は一生にず~っと居れる誰か一人でイイし。 顔は不細工でもイイし、あんまり体臭とか、キレイ好きとか好み無いし~」
ポ:「なにそれ」
マルタ:「顔だの金だの、優れた男って面倒よ。 浮気するし、上から物見るし、飽きる。 それで金に執着する様に自分が成ったらお粗末だわ。 毎日、慎ましやかに普通に居れれば、それでいいわ。 別に、顔や金で恋や愛に優劣が出来るなんて妄想神話だし」
筆者:「この人ええ~人だ~」
涙ながらにマルヴェリータに土下座するアホうな男。
マルタ:「男の苦労は、ウンザリ。 一緒に居て、安心出来る人がイイ」
ポ:「その顔で有り得ないわ~・・・。 そのセリフ」
シス:「もう、内面が枯れてるとか」
イル:「真理かもな・・・。 帰って嫁に話そう・・・マジ、感動した」
イルガは、お手拭で目頭を拭った。
マルタ:「話逸れたわね。 で? 筆者サンの中では、Kの過去とか主人公としてのシリーズはどうするの? 冒険者としてのKには、興味深々」
ポ:「アタシも~」
シス:「同じく~」
筆者、刺身を食べてから。 山葵が効き過ぎて涙を流して悶絶・・。
数分後。
筆者:「そ~ですね~。 Kのシリーズは、全てのキャラクターのシリーズが終えた最後に成りますかね。 ただ・・・」
マルタ:「“タダ”? なぁに?」
筆者:「Kさんの過去は、半ば“ゴル〇13”みたいな話で。 チョット・・・今の小説設定では書けないかもしれませんね。 何せ、今ですら首切ったり、人間の汚い部分を出していて。 全年齢の適応がギリギリですんで・・・」
ポ:「それは詰まらないわね~。 って言うか。 昔の小説なんかは描写的にどうか別にして、可哀想な話とか、残酷な描写だってあるじゃない。 最近の規制って、物事を教えられない皺寄せみたいでイヤだわ~。 ま、中にはグロ過ぎる映画や小説あるけどね」
筆者:「ま~、時代の流れですかね。 とにかく、最後でK編のスタートです。 それは、決定事項ですよ」
イル:「で? 予定としては、何時頃? 内容は?」
筆者:「さ~。 皆さんを含めた主な主要キャラクターのお話が終わった後ですからね・・。 何年先になるやら・・・。 今の所、その目処が立っていません」
シス:「長っ!!! “美少女”じゃ居られなくなるじゃんっ!!」
ポ:「40過ぎて“美少女”云うならネタか、悲しい女ね」
一同:「・・・・」
自分の発言で、自分までダメージを負ってげんなりのポリア。
ポ:「ま・・・いいわ。 その話は・・・」
シス:「でも、そ~なるとポリアって最終的にど~なるの? 一生、冒険者? アタシ、あのデカ男とラブシーンとかやるの?」
筆者:「最終処か。 途中までしか考えていないですね。 ただ、結婚させてもいいかな~と」
シス:「お~」
ポ:「うは。 ウエディングドレス着るのかな?」
シス:「いいな~。 アタシも白いローブばっかじゃなくて、オシャレした~い」
イル:「普段しろよ。 話の中でするなや」
シス:「イルガって、辛いよね」
イル:「年上だ。 甘い話には辛く行く」
ポ:「じゃ~。 マルタは、ジョイスと結婚?」
マルタ:「ラブシーンとかは止めて」
筆者:「いえ。 ジョイスさんは、別の女性と結婚させるか・・・殺そうかな~」
ポ&マルタ:「うそ~ん」
システィアナは、口説いているジョイスに向かい。 両手を合わせて、瞑目し。
シス:「死んで頂きます」
もう、女性二人に飲ませてかなりイイカンジに成っているジョイスを睨むイルガは、声のト~ンを落として。
イル:「派手に殺っちまうか?」
ポ:「イルガさん、怖い」
マルタ:「別の女性とゴ~ルインさせたら?」
筆者:「では、皆さんでそれを助ける話でもやります?」
全員:「さんせ~」
ポ:「Kに逢いたい・・・」
シス:「逢えるの?」
筆者:「ネタバレしませ~ん」
イル:「今夜は飲もうか」
筆者:「板さ~ん、唐揚げ5人前と、タラコパスタ追加~」
板長:「腹黒唐揚げ5と、タラスパ追加~。 無限の間の団体さん~」
一同:(腹黒・・・食っちゃった・・・・)
≪やっぱり・・・この人は外せない≫
東京駅、京葉線乗り場の一角に在る飲食店。 その間近に伸びる太い石柱に寄り掛かる男が一人。
JK:「ねえ・・・、あの人顔に包帯巻いてる・・。 怖くない?」
JK「うわぁ、マジだ。 でも、なんかスラッとしててカッコ良くない?」
舞浜に在る某テーマパーク帰りの数人の女子高生が、包帯を顔に巻いた男を見てコソコソと話している。 いや、京葉線と東京駅の各方面を繋ぐ連絡通路だ。 引っ切り無しに往来する人々が、包帯を顔に巻いた男を見ては通り過ぎる。 中には、子供が指を指して、親が注意する場面も・・。
だが、そんな事も気にしていない素振りの包帯男は、黒いロングコートに襟を伸ばした黒いYシャツ姿で。 下は黒いジーンズの黒尽くめ。 腕に光るカル〇ィ〇のシルバー製腕時計を見て。
K:(おっせ~なあ~。 昨日はポリア達と飲んでたのは解るが・・。 もう昼過ぎだぞ)
包帯男の間近の頭上には、京葉線他の列車の時刻を告げる電光掲示板が点滅している。
K:(今日は何処まで行くかな~。 旅ガラスの人生も悪く無いな~。 大原・・・いや、鴨川まで一気に行くかなぁ~)
包帯男・・・いや、Kが電光掲示板を見てそう思った。
其処に。
筆:「お・・お待たせ・・い・致しました・・」
情け無い男の声がする。
K:「お、遅い・・・はぁ?」
Kが前を見ると、デブでチビで・・・イカ略の筆者が、頬だけゲッソリとさせた青い顔して、足元フラフラの状態で立っている。 Kは、引き攣った顔で。
K:「アンタ・・・どうした?」
筆:「はぁ・・・マルヴェリータさん達に捕まりまして・・・朝まで付き合わされました」
K:(あ~あ、生気を抜かれてらぁ・・・。 お気の毒に・・)
起こった事を把握したKは、特急のチケットを特急券付きで渡し。
K:「ん。 とにかく、下に降りて待とう。 話は、立ち話でいいだろうさ」
筆:「ハヒ・・・」
地下へ降りるエスカレーターに向うKは、筆者に。
K:「皆、元気そうだったかい?」
筆:「ハヒ・・、マルヴェリータさんは・・凄く。 あと、ポリアさんが・・・逢いたがって・・ますた~・・・」
Kは、難しい笑みを浮かべて。
K:「酒癖悪い女は苦手だ」
筆:「ハヒ・・・朝まで・・・思い知らされました・・・オプッ・・」
ゲップを出す筆者に、Kは冷や汗をを覚え。
K:「おいおい、此処ではレッドカードだぜっ。 下のトイレに行けよ」
筆:「・・・・」
口を膨らませて頷く筆者。
トイレに行って・・・、出て来た筆者にグリーンガ〇とビタミンレ〇ンのペットボトルを渡すK。
K:「頼むから、匂いは消せ。 でないと、お前を消すからな」
筆:「うい・・・、ありがとうございます・・・」
口を洗浄する筆者を仕方無さそうに見るKは。
K:「他の皆も元気だったか?」
筆:「ええ・・・まあ。 でも、ジョイスさんが・・・また・・」
Kは、皆まで聞かなくても解ると。
K:「女か?」
と、左手小指を立てて、クイックイッと動かす。
筆:「あい。 クォシカさんと、シェラハさんを同時に口説こうとして修羅場に・・・。 止めに入ったサーウェルスさんが、両頬をビンタで真っ赤に・・・」
Kは、プッと吹いて。
K:「災難だな」
筆:「後・・・」
K:「ん?」
筆者は、太った腹で短くなったトレーナーの下辺りで、腹をチラ見させる醜い様子で。
筆:「ガロンさんが、【全国デュラハーン保存協会】とかなんとか云う団体に連れて行かれたそうです。 ラキームさんからメール来ました」
Kは、ポッカ~ンとした眼をして。
K:「なぁ~んだ・・そりゃ?」
筆:「理解不能です」
K:「政治も社会も傷んでるねぇ~」
筆:「チィ~ス」
Kは、筆者を隣にホームに向うべく階段を降りる。
K:「そう言えば、俺の話は休業かい? 別に、半年ぐらい無くてもいいけど」
筆:「ケイさんの話を半年も休業したら、私の首がチョップで落ちますよ」
K:「おいおい、そいつは某ゲームの忍者のみだろう」
筆:「いえ。 ケイさんのファンは多いッス。 何せ・・・ポリアさんやジュリアさんが黙っていなイッス」
K:「脅されてんの?」
筆:「ハヒ・・・、時々、脅迫電話がぁ・・・」
涙ながらに云う筆者。
Kは、流石に同情し。
K:「後で、俺がメール入れとくよ。 “生みの親を虐めるな”ってな」
筆:「たずかりまず・・・。 マジで、時々コワイッスよ・・」
南房総に向う特急【〇潮】に乗り込んだ二人は、年末の混雑の中で指定席に坐った。 帰省ラッシュの最中だ。 様々な客が乗り込んで満席の中で並ぶ二人。
ウーロン茶のペットボトルを片手に、Kが。
K:「そういえば、何だが映画幾つか観て思いついた大作が在るとか云ってなかったか?」
吐いた直後に駅弁2個を買い込んだアホ・・・いや、筆者は。
筆:「モグモグ・・・はい・・。 年末年始と、掲載1周年記念で2部構成でやろうかと・・。 予定では、あくまでも予定ですが。 企画しています」
K:「ほ~。 なんか、デッカイ事件に成りそうだな。 ま、今までも十分にデカイが・・・」
と、口で言いつつも。
K:(おいおい、今さっき吐いて、もう喰うのかい? どんな胃袋してんだよ・・・)
筆:「Kさんのお話は・・モグモグ・・、もう一杯出来てます・・モグモグ。 ただ、幾つか資料を作って、有る程度は話として完成度を上げてからの掲載に成るので。 間は、ポリアさんやウィリアムさん達のお話になるかと」
K:「あんまり忙しくしなくていいぞ。 アンタ、まだまだ売れない素浪人なんだ。 ゆっくりやってくれ」
筆:「あい」
さて、〇原駅までの1時間前後。 筆者とKは他愛ない話をする。 筆者が降りる〇原駅にて、何故かKも降りた。
筆:「アレ、ケイさんも降りるんですか?」
K:「おう。 少し本屋に行きたくて」
筆:「案内しますよ。 バスまで時間有るし」
K:「助かる。 じゃ~、その前に銀行行ってカネ降ろすか」
筆者は、ギョッとした眼でKを振り返って見て。
筆:「あ・・・、ぎ・銀行・・・行くんですか? コ・・ココ・・コンビニでも・・・」
Kは、何の気も無い素振りで発車する特急を見送りながら。
K:「いや。 昨日作ったカードの事で、少し話も有るんだ。 だから、銀行に行く」
筆者は、震える。 包帯を巻いたKが、銀行に入ったら・・・何と勘違いされるだろうか・・。
筆:「あああ・・・案内し・しします・・。 そっ、外で・・まっ待ってます・・」
Kは、筆者の単細胞な脳ミソを察すると。 ニヤリと笑って、筆者の肩に腕を回す。
K:「おいおい、連れないお話じゃ~ないか。 俺が強盗に見間違われるかどうか、オーディエンスが必要だろ?」
筆:「ヒィっ!!!! 今まで世間にご迷惑を掛けたのは、この存在だけですぅっ。 どうか・・どうか・・警察沙汰だけはご勘弁をぉぉ・・・」
Kにズルズルと引き摺られる筆者は、銀行の中で人生の終焉を垣間見た気がした・・・。
どうも、騎龍です^^
このお話に続きがあるかどうかは、筆者の気分とノリのみが左右していますので。 適当に書き進んだら、考えます^^;
ご愛読、ありがとうございます^人^