新たなる力
楽しみにして下さって居た方々、大変長らくお待たせしました、今一つひらめきがね、うーん、スランプですわ・・・
新たな力
参道沿いで食事をして帰ろうと言う事になったのだが、陛下も行くと言い出してしまった、あんたがそうやって好き勝手に手近な飯屋に入って飯食うと厄介な事になるから止めなさいっつーの、マッタク。
ところが、陛下がそう言い出すのを読んで居たかのように予約を入れて居るからそちらでとか言い出す太郎さんは一体どんだけ気が利くのでしょう・・・、まぁ前世の僕のあんなの後釜に座って様々な後処理に振り回されていた様な所も有るしその中で培われたのかも知れないけどさ。
その予約した店とやらに着いて驚いた、何と今〇では無いか。
浅草や人形町にしか店舗を作らない筈のあの100年牛丼やすき焼きのお店が、横浜に出店するなんて!
「ほう、〇半か、良いでは無いか、修一にはのっぴきならない恩が有るから参道に出店したいと言って居ったが、もう出店して居ったか、ここは旨いから儂もたまに忍びで行くのだよ、人形町にだがな。」
たまに忍びで行くって言い切っちゃったよこのジジイは・・・
こうして、美味い飯も食い終わり陛下と別れた我々は、宝船神宮を後にし、横浜の屋敷に寄って貰う事にした、僕は初めから寄って貰う積りで、横浜邸に残してある金庫の鍵を持って来ていた、ここにジェットエンジン、ターボプロップエンジン、艦船用大型ガスタービンエンジン、戦車用小型ガスタービンエンジン等の設計図面が眠って居るのだ。
他にも、超電導モーター理論や、リニアモーター原理の論文なども眠って居る。
富〇級スパコンに使用する為のオリジナルのCPUサーキットデザインも既に下書きだけは出来上がって居るのだが、これもそろそろ見直しをしたい所だ、恐らく今の僕がチェックすれば欠陥や間違いを見つける事は容易いだろう。
それにしても太郎は良い仕事をしてくれたようで、僕の居ない5年間の間に、ノートPCを製品化し、尋常小学校、尋常高等小学校などの授業で使い方を覚えさせると言う平成令和並みの教育を確立しかけていた。
問題はOSだったようで、僕らの開発に使っていたOSは如何せん簡易な物で、DOSに毛の生えた程度であった為に、一般人に使いこなせと言うのは少々無理がある、かつての某マイクロ〇フト創業者は、飛び級の末に10代でウィン〇ウズをプログラミングして売り出し、会社を立ち上げて居るらしいので、僕がこれから目指すのはまずここだろうと思う、とは言え、ベースとなるOSは前世でプログラム化して居るので、一般向けで無いと言うだけで一応既に在るのでずっと楽ではある。
つまり、これまでの従来品よりもっと一般向けな日本語ベースのOSを確立して太郎が起ち上げた益田電子で製品化したノートPCや、本格的なデスクトップにも搭載して売り出せるようにする、これで日本の技術開発力は大幅に向上する筈である。
この際なのでインターネットもアメリカでトーマス・エジソンjrが確立してくれたようなので、一気にクラウドまで発展させてしまおうかと考えて居る。
今、合衆国でも益田電子のPCは徐々に販売実績を増やし、近代化が進んで来て居るようだ、未だモデムを使ったINS式のようだが。
高速化を図る為に光ケーブルの開発を加速させればクラウド位ならば行けるだろう。
クラウドが確立出来れば蓄積型AIの開発にも一役買ってくれるだろう。
しかしそれ以前に体を鍛えねばなるまい、今の体力では刀も銃も振り回せない。
明日から早速体力作りを始めよう。
手始めに、力の無い子供にもお勧めの合気道辺りが良いと思うのだが、合気道と言うよりも今の時代では柔術になってしまう気がする・・・
だがそこまで考えた所で、サタンと同一化を果たして居る浩江ちゃんが精神回線で声を掛けて来た。
〈あら、私を忘れちゃ困るわ、現存する忍術の継承者よ、合気術なら格闘術の基本だから何時でも教えてあげるわよ。〉
何とも心強い事では有るが、あんた中身オッサン、いやむしろもうじいさんだし、性同一性障害のお陰で子供居ねぇから後継者が欲しいだけなんじゃネェ?
忍術って一子相伝な部分が強かったみたいだしなぁ。
って言うか、ウル〇ラマン形式でサタンを受肉させた憑代でも有るんだから不老不死な気がしないでも無いけどね・・・そこは余り深く突っ込んで考えちゃダメって事で・・・
等と考えたら色んなツッコミを一度に頂いた。
〈もう、一太郎ちゃんったら、先ずあなたは既に合気に関しては師範級、何故なら居合を使えるでしょう?
あれは合気と通じる所が強いから既に出来る筈よ?それにお爺ちゃんなんかじゃ無いしサタンと同一化したって事は私は既にほぼ不老なのよ?
この若い姿のままでおばあちゃんには成らないんだからね。〉
ああ、はいはい・・・オカマは悪魔でもお爺ちゃんでは無くおばあちゃんになると言いたいのね、そして悪魔だけに年も取らないからおばあちゃんでは無くおねぇさんだと言う遠回しのツッコミも兼ねてた訳ね・・・
〈流石、皆まで言わなくても通じるって事はやっぱり運命の相手って事で間違って無いわよね。〉
なんか怖い事言い出したよこの人、僕も女性に転生してしまった以上性同一性障害のようなジレンマを既に抱えてるけどもやはりオカマに魅入られるのは怖い、特に浩江ちゃんは、朝は一見美人のお姐さんなのに夕方になると髭生えてて、ゲッ!てなるんだもんな・・・
〈ウ、煩いわね、それは言わないで!〉
ってか、悪魔と同一化した浩江ちゃんならさぁ、完全に女性の肉体に変化できたりするんじゃ無いかと言う気がするんだけどそれは無理なのか?
〈あ・・・考えた事無かった・・・〉
おいおい・・・気付こうよ。
〈おぉぉぉぉ~~~!!!!〉
やって見たらしい、しかも出来たっぽい・・・ってかオッサン声になっとるよ、あんた。
戦闘中は男の体になって普段はそっちの方が色々動きやすいんじゃ無いのかと思うしな、既にやってるものと思ってたよ、諜報活動するのに性別が自在に変えられるのならこれ以上に有利な事は無いだろうね。
〈その案、採用よっ!〉
言われる前にやっときなさいよ、もう・・・
そんな事を精神通話してる間にも、横浜邸に到着したのだった。
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横浜邸に到着すると、何故だかやたらと神々しい3人の女性が出迎えてくれた。
いや、むしろ僕以外には見えて居ない様なので恐らくは神々しさから言って神、と思いたった所で、向こうから頭の中に話し掛けて来た。
【以下は思考加速によってほんの一瞬で済んだやり取り】
〈主が父神様の憑代か? どんな者かと思うたが、小娘では無いか。〉
あなたはどなたでしょうか?
父神様と言うのは素戔嗚尊の事ですか?だとすればあなた方三柱は奥津島比売命、多岐都比売命 (たぎつひめのみこと)、狭依毘売命の三女神と言う認識で間違い御座いませんか?
〈うむ、その名で呼ばれるのは久しぶりな気はするが、間違いでは無い、わらわが奥津島比売命、俗に言われる多紀理毘売である。〉
〈そして私が多岐都です。〉
〈ん、狭依。〉
なんと寡黙な・・・ってもう少し喋って下さい、狭依毘売命、通称 市寸島比売さん・・・
って何故僕が解説してるんだか。
〈ほほほ、なんじゃ、見た目でただの小娘かと思うてしまった、済まぬ、見た目通りの年齢では無いのだな?
我らの名をも知る知識量、そして父神に頼ろうとしない気概、父神様が気に入ったのも頷ける、流石と言うべきなのであろうな。〉
流石です、僕は未来から転生して来て2回目の転生をした者です、元は只の人間だとは思うのですがね。
〈ん、気に入った。〉
〈ほう?さよが気に入るとは、お主本当に元は只の人の子か?〉
そんな事言われても、そう言う記憶しか持ち合わせて居りませんからねぇ・・・
〈元・・・豊国大明神・・・かも、代替わりする筈だったのに戻って来ない・・・〉これは多岐都比売さんだな。
声みんな似てるから言葉数で判断するしか無いのがきついが・・・
って僕が豊国大明神様っすか?えぇぇ!?
豊臣秀吉ってンば馬鹿な話が、あははははは。
ンなワケある訳無いでしょ、まさかぁ~、クロノスや大和尊こと睦仁天皇もそんな事言って無かったし、誰もそんな事、もしそうだとしたら気が付かない筈無いっしょ?
マジ?・・・
〈兎に角そう言う事じゃ、我ら三神は父神様にまで気に入られて同一化を果たしたお主を観察させて貰う事とする、代わりと言っては何だが、力を貸す事も吝かでは無い。〉
〈そう言う事、これからあなたの周囲に付き纏わせて貰う、よろしく。〉
〈ん、見守る。〉
どう言う事かあまり理解には欠けるのだがこれで僕の使命を手助けしてくれる同士が増えた事は変わりが無いのだろう、しかし当初の予定では神の過ちを正さねば成らんと言う悪魔の口車に乗って始めた事だった筈なのにいつのまにやら神迄が僕の周りに居る、不思議な巡り合わせだし、心強いがなんだかどうも踊らされている感が強すぎる気がしないでもない。
で、三女神殿達はどんな能力で手助けして頂けるのかな?
〈我らは其々、十拳剱、九拳剱、八拳剱より生まれし神と言う事位は知って居ろう? で、有れば自ずと見えて来るのでは無いか?〉
〈これで判らぬと言うなら父神に気に入られたのは間違いとしか思えぬよ、姉上。〉
〈ん、それか、天然・・・〉
何だか小馬鹿にされて居る気がして来たが、気のせいと言う事にしておこう、つまりは戦闘を補助してくれるかも知れないって事で宜しいですかね?
所謂ところの勝利の女神と言うのはあなた方の事と言っても過言では無い筈です。
〈ん、その通り。〉
〈そうともよ、その位言われずとも理解して居って当然じゃ。〉
〈フフフ、我らを逆に試したのだな?父神様が気に入る訳じゃ、良かろう、これからはお主の家族諸共我らが庇護下に置いてやろう、これからはあの時のような事は起こらぬと心得て置け。〉
あの時と言うのは一知花が攫われた一連の事件、僕が命を賭してべリアと刺し違えたあの件であるのは言うまでも無いだろう。
何はともあれ心強い味方では有りそうで何よりだ。
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屋敷に到着するなり早々に僕のかつての書斎へ、そして金庫の鍵を開け、持って来た巾着袋にこれから必要となるであろう見取り図や設計図などの図面を一通り詰め込んで、帰り支度をしようと思ったが、もう夜も更けて来ていた、ここに下宿して居る学生たちの為に僕が勤務を続けさせていた執事達が夕食を食べて泊って行く事を勧めた為に、三人とも一晩厄介になる事になったのだった。
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